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2016年3月25日 (金)

ビンズン省イオンモールから問題提起(3):外資系小売業の撤退要因に配慮する

ベトナムのスーパーマーケット(=近代的な市場(いちば))の最初は、私の知る限り、フランスのCORAであったと思われる。ホーチミン市からドンナイ省・ビエンホアの工業団地に向かう途中に位置していた。

CORAは撤退し、現在BIG Cになっているが、そのBIG Cも撤退である。ハノイにドイツのMETROができた時、それまで西友(現在は台湾系UNI MART)を利用してきた在ハノイの日本人は大いに注目した。その後のMETROは全国展開を果たしたが、そのMETROもベトナム撤退。ベトナムで操業以来健在な外資系スーパーマーケットはLOTTE MARTだけと思われる。

このように考えれば、ベトナムの外資系小売業は「撤退の歴史」である。AEONは今後のベトナム市場の拡大に期待するが、この歴史から何を教訓にしたのだろうか。撤退の要因を簡単に言えば、私見では、進出の時期尚早、法的規制、本国本社の経営事情の変化などがあるが、ベトナム人消費者の趣向や動向を的確に把握することが最優先である。Cimg3499写真 ビンズン省のイオンモールの概観模型

もちろん、さすがにイオンであって、ベトナム地元の小売業であるフィビマートシティマートと合弁し、ベトナム人消費者により接近しようとしている。

他方、日本の外資系小売業を見れば、フランスのカルフールが撤退し、米国のウォルマート(西友)も不振である。日本における外資系小売業の撤退要因または問題点は、これまでに日本に研究蓄積がある。同様に中国に進出している小売業についても、多数の中国人留学生の研究成果が日本語で読めるようになってきた。それらがベトナム進出のイオンを始めとする小売業の教訓にならないか。

annoy【問題】⇒外資系小売業の撤退・不振の要因からベトナムは何を学ぶか。またベトナム固有の特殊要因は何か。AEONを始めとする日本小売業が成功するための重要な課題である。

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