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2016年3月15日 (火)

タイ・ブラパー大学訪問の総括(9):大学生にとっての意義

ブラパー大学はタイの東部チャンブリ県に位置する。バンコック市内から高速道路で90分。国際空港からなら時間は短縮される。チャンブリ県周辺にも日系企業は進出し、さらにパタヤビーチを始めとする観光地も存在している。

さらに首都バンコック市内の商業施設の発展は、文字通りの「国際都市」を体感できる。さらにタイの伝統文化、タイ料理や一般に普及したタイ式マッサージなどの体験も貴重であろう。

以上、要約して大学生にとってのタイ訪問、されにプラバー大学訪問の意義は次のように指摘できる。

1.日本人学生とタイ人学生の意見交換、共同作業を通しての相互理解・・・私はラオス国立大学の学生らと日本人学生の間で、ラオス首都ビエンチャンの「清掃ボランティア活動」を何回か指導・引率したことがある。タイでも何か学生間の交流ができないか。

2.タイにおける流通調査・・・ベトナムのホーチミン市で数年前にファミリーマートの協力の下にベトナムの人文社会科学大学の学生と日本の学生で市場調査を実施したことがある。タイのコンビニ店は、セブンイレブンが最多の店舗をもっているが、それにローソンやファミリーマートが店舗展開を検討している。これらの市場調査・消費者調査をタイと日本の学生で共同してできないか。

3.バンコク市内の商業施設の特徴を調査・・・国際都市として世界的なレベルに達した商業施設が複数存在する。日本人学生から見て何が特徴であり、何が参考になるか。これらの調査は興味深い。

4.タイ進出日系企業の調査・・・人件費が高騰し人手不足と言われるタイであるが、その現状はたとえばベトナムと比較してどういう特徴があるか。ベトナム人女性が優秀と言われるが、同様にタイ人女性は優秀と言われている。この「優秀」とは何を意味するか。ベトナムとタイの双方に進出している日系企業の調査は、国際比較という観点からも興味深い。

5.タイの文化や料理に触れる・・・「日本人」しか経験したことがない日本人が外国人=留学生の心情を想像したり、理解したりすることは難しい。日本人も外国旅行を経験し、できるだけ早い時期に「外国人」を体験するべきであろう。親日国であるタイやベトナムの訪問は「初めての外国人」になるためには適当な国であろう。

6.タイの観光地としての魅力を発見・・・今回の私はパタヤビーチを訪問したが、日本人の目線からのタイ観光の提案ができないか。タイにおける体験型観光として何が考えられるか。ブラパー大学の学生との共同研究の可能性もある。

7.タイを中心にしてラオスやカンボジアの国境を超える物流網の実態調査・・・メコン川5カ国を巡る東西経済回廊、さらに南部経済回廊、また中国・雲南省(昆明)からの南北経済回廊。こういった陸路の物流インフラの実走行について最新情報が入手したい。そのことを通じた各国の産業連関的な分業体制が構想・提案できないか。このためには調査のための資金募集も必要となるであろう。

以上、いくつか思いついたことを列挙した。私の大学退職まで通常なら10年を切っている。それまでに私の今までの海外活動のノウハウを学生に可能な限り伝授しておきたい。そのようなことを念頭においた私の提案である。

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