« ビンズン省イオンモールから問題提起(5):ベトナム販路拡大のために | トップページ | ビンズン省イオンモールから問題提起(7):まとめ »

2016年3月28日 (月)

ビンズン省イオンモールから問題提起(6):市場調査の誤差は大きい?

ベトナム人のスタッフや従業員に自社の新商品について意見を聴取したり、アンケート調査を実施する。一般の消費者にも同様に意見を聴く。それが匿名であっても、果たして正確な回答が集まるかどうか。

日本の飲食店でもアンケート調査は一般的であるが、果たして正確に回答しているのだろうか。優待を受けたり、サービス券をもらったりするために顧客は住所・氏名・誕生日などの個人情報を提供する。これは店舗側には、CRM(=顧客関係管理またはマーケティング)の観点から大きなメリットがある。Cimg3483  写真:ビンズン省イオンモール内
この場合、顧客は正確な回答をしているのであろうか。本当に「美味しくない料理」や「サービスが悪い」と思う顧客は、そもそもアンケート調査に回答しない。また、店舗側から優待券やサービス券をもらうのだから、本音を言わずに甘く評価する。

自分が勤務する会社の商品について、上司に気を遣って悪く言うことはできない。会社にとって悪い評価や結果を上司に伝えるには「勇気」が必要である。このような感覚は日本人にもあるだろうが、ベトナム人も同様である。

ベトナム人にも十分に意見を聞いた・・・と日本人経営者が言う場合、その意見が本音かどうか。偏向や遠慮がないか。この吟味が必要である。そのためには日本人経営者自身が、会社の利害関係から離れた多様で多数のベトナム人と日常的に交際・交流しておくことが求められる。

責任の所在を曖昧にしたい点ではベトナム人も日本人も同様である。ベトナム企業において日本人の存在感を示す、さらに日本人経営者に対するベトナム人の敬意を集めるためには「責任を取る」ということを明言する。これは日本企業も同様であろう・・・。

annoy【問題】⇒ベトナム人に対する市場調査、聞き取り調査、試食会、意見聴取について、その的確性・妥当性に常に疑問をもつ。その回答に偏向や遠慮がないかを独自に再検証するルートを持つ。そして最後は自分で責任を取って決断する。こういったことが必要か、必要でないか。

|

« ビンズン省イオンモールから問題提起(5):ベトナム販路拡大のために | トップページ | ビンズン省イオンモールから問題提起(7):まとめ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/64673653

この記事へのトラックバック一覧です: ビンズン省イオンモールから問題提起(6):市場調査の誤差は大きい?:

« ビンズン省イオンモールから問題提起(5):ベトナム販路拡大のために | トップページ | ビンズン省イオンモールから問題提起(7):まとめ »