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2016年1月14日 (木)

ドンコイ通りの新しいお気に入り

私の定宿が「ミニストップ」に変身したから、ホテルから朝食は提供されなくなった。これは少し残念で、宿泊客の間の交流の接点がなくなったように思われる。

そこで朝食を外食することになる。もちろん1階のミニストップのおにぎりやサンドウィッチを買えば簡単。それでは面白くないという場合、ホテル周辺にはフォーの専門店 PHO 24があり、少し贅沢にシェラトンホテルの朝食ブッフェもある。

ここでは、ホテルからドンコイ通りまで徒歩3分ほど、喫茶店の Khanh Casa の朝食がお勧めである。ここは三幸学園の前田さんに教えてもらったが、その後は頻繁に足を運んでいる。20160102_085708a写真は、日本風に言えば、「海鮮うどん」(食べかけの写真で申し分けない)。ベトナム語のクワ(CUA)が朝食メニューの目印になる。カニ身と海老の濃厚なスープは日本にはない絶品。

この店は以前にも紹介しているが、この朝食メニュー、ぜひ試してみる価値はある。


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2016年1月13日 (水)

ベトナムで「青森産リンゴ」完売

昨日紹介したコンビニ店「ミニストップ」はイオングループである。ベトナム進出したイオンが青森産リンゴをベトナムに輸入したことは報道されていたが、それが「ミニストップ」でも販売されていた。20160102_180506a1個の価格は4万8,000ドン(ジョナゴールド)~5万5,000ドンであるから、日本の2倍ほどだと思われる。その希少性を考えれば、適当な価格設定であるように思われる。20160102_101857aこれが完売であった。おそらくベトナム人のほかに日本人も買うのだろうと想像される。ベトナムで現地調達できる日本からの「お土産」になるからである。

かつての日本でも輸入「バナナ」は高級品であったような記憶があるが、今や普通に食べる果物となっている。おそらく近い将来ベトナムのリンゴもそうなるのではないか。


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2016年1月12日 (火)

ホーチミン市の「サークルK」と「ミニストップ」

」ホーチミン市のお土産屋さん通り、ドンコイ通りの周辺はコンビニ「サークルK」が多数集中的に出店。まさに「ドミナント戦略」である。その合間に「ミニストップ」と「ファミリーマート」が点在しているという状況である。

日本で報道されているようにサークルKとファミリーマートが経営統合されるとすれば、結果として一気にファミリーマートは店舗数を増やすことができる。

後日、確認したが、ベトナムのサークルKは経営統合とは別会社である。上記の「一気にファミリーマートは店舗数を増やすことができる」は誤り。訂正・削除します。

私の定宿となっているホテルは名前が変遷した(①リンホテル⇒②ビジネスホテル⇒③???:覚えられないフランス語系)が、その1階が改装され「ミニストップ」となった。このホテルのオーナー(日本人)にとっては安定的な家賃収入を確保できる。20160101_165450aしかし宿泊客にとっては、ホテルのチェックインの受付が2階にあり、コンビニ店の中の階段を使う。エレベーターがあれば良いのだが、そうではない。確かにコンビニ店がホテル直結となり、文字通り便利なのだが、ホテルそれ自体としては果たして不便なのか便利なのか。20160102_210018a使い慣れた部屋の使用をホテル選択の最優先の条件にしているので、私はホテルを代える予定は当面ない。さらに定点観察によって経済や社会の変化を実感できる

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2016年1月11日 (月)

「企業論」講義記録(13):重要問題の復習

講義アンケートと企業論の重要課題の復習と解説。今回の講義は、これが主題である。今や受講生のアンケートを採れば、私の評価は想定の範囲内である。

1.板書の文字が汚い。
・・・そういう人も社会人には存在する。
2.板書が体系的でない。
・・・講義の話を補足するための板書だから当然。
3.早口である。
・・・留学生には申し分けないと思う。できるだけゆっくりと話します(反省)。

ただし対話式の講義には毎回、留意してきた。対話(=学生に質問を投げかける)時間を取れば、それだけ講義内容は少なくなる。それを補足するためには早口になる。

なかなか教員にとっても受講生にとっても満足のできる充実した講義は難しい。何回かの講義では、そういった手応えを感じるが、それが教員の最大の喜びと言えるのかもしれない。

なお、ここでの「重要問題の復習と解説」とは、前回の試験問題を解説・解答することである。前回と類似の問題が今回も出題されるという意味で講義内容を復習している。全問99問のマークシート方式。それに最後の1問はマークシートの解答用紙の裏側に記載する記述式問題。60分間の試験問題として最大限の出題であると自負はしている。

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2016年1月10日 (日)

古書との出会い:佐高信『佐高信の反対尋問』徳間文庫

流通科学大学の「長山文庫」で表題の書籍を見つけた。1996年9月刊行。もう20年近く前である。「長山文庫」については、次を参照。http://www.umds.ac.jp/admission/info/blog/2011_06/0624.html

同書の中には、佐高信VS.奥村宏、佐高信VS.伊集院静、そのほか江藤淳、本多勝一、久野收などの対談が収録されている。これらの主張される論点は今でも魅力的である。

1991年にソ連が崩壊し、2つの超大国の一方が敗北した。それは資本主義の「勝利」のように思われたが、今から思えば、資本主義の「勝利」というよりも対立するソ連主導の「社会主義」側の失政による自滅ではなかったかと思われる。

その後、勝利したはずの資本主義も行き詰まりを見せているのではないか。たとえばリーマンショックによる世界的な景気減退、日本では国家財政の経年的な悪化、頻発する企業不祥事・・・。これが「勝利」の成果と言えるのであろうか。

こういった問題の解決策は何か?何が原因なのか?こういった論点から同書を再読してみたいと思う。

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2016年1月 9日 (土)

「枠を超えて考える」

Thinking outside the ”box”.日本語で言えば、「枠を超えて考える」。

これは最近、講義や講演で私が何度も強調していることである。この「BOX=枠」とは、「既成の概念」、「先入観」、「思い込み」などと言い換えることができるであろう。

「営業は断られてから始まる」といった名言も、この発想が根底にある。普通なら諦めるが、そうしない。普通でない特別に最高の業績を達成しようと思えば、「普通なら」というような発想はありえない。それは、自分自身を既存の「枠の中に納める」内向きの発想だからである。

これは、ビジネス成功のための基本中の基本である。これを受講生に本当に理解させる、つまり体得させることができれば、それで「実学としての経営学」の教育目的はほぼ達成と考えてもよい。

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2016年1月 8日 (金)

ダナンの夜明け

ダナンの「初日の出」である。本当は海岸からの撮影が望ましいのだろうが、それは以前に紹介した。20160101_063934a
正面の高い建物はインドチャイナ。住居用アパートとショッピングセンターがある。強い日差しと青い空や海のほかに、こういった淡い色彩の風情のダナンの魅力も伝えたい。

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2016年1月 7日 (木)

黄昏のビギン・・・雨季のダナンで歌う

1998年当時、ホーチミン市のカラオケで覚えた曲は、今も機会があれば歌っているが、エルトン=ジョンの「Your Song」。当時、日本の唄は多くなく、これは英語であっても歌いやすく歌詞も気に入っている。

今年、ダナンで覚えた曲は、ちあきなおみの「黄昏のビギン」。親しくして頂いている五戸さんからのご紹介である。

感覚的に雨のダナンにピッタリの唄である。歌詞がよい。ちあきなおみの独特の雰囲気も魅力である。

長く愛唱できるスタンダード=ナンバーになる唄・・・最近の唄の中にそれはあるか?映画「ベトナムの風に吹かれて」の主題歌「たまには仲間で」がカラオケにあれば、それを歌うのだが、ベトナムのカラオケ曲では未収録。

こういった新たな歌との出会いも海外での楽しみである。

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2016年1月 6日 (水)

雨季のダナン・・・マーケティングを考える

大晦日を過ごしたダナンは雨季。雨の日が多い。通常は雨季で観光客が減少するとなるのだが、それでは観光業は仕事にならないだろう。

雨季でもお客が来るようにする。こういう発想が、マーケティングである。

霧のロンドン」や「夜霧のサンフランシスコ」、少しネットで調べると、米国ワシントン州の州都シアトルは「RAIN CITY」と呼ばれているらしい(本当はThe Emerald City と呼ぶが、その別称である)。

また雨は必ずしも否定的な言葉ではない。すぐ思いつくのは「晴耕雨読」。雨が降れば、ゆっくりと室内で読書・勉強する。

ダナンが世界のリゾート地の一画を占めようとするなら、観光客の通年の誘致は不可欠である。台風や雨季のダナンをどうするか。今後の検討課題と言えよう。

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2016年1月 5日 (火)

ダナン大学医学部の修了式

12月31日、ダナン大学本部の講堂では医学部の博士号授与式と修了式が開催されていた。これまでの医療短期大学から大学に改組されて初めての卒業生である。20151231_095411b舞台上の左が、ナム学長。今から修了証書を学生に授与するという場面。演台では医学部長(=医科大学学長)が名前を呼び上げている。

この会場前では、修了生の記念写真の配布(販売だと思うのだが確証がない・・・)が行われていた。これも面白い。20151231_095917a
ナム先生とは20年来のおつき合いを頂戴しているが、最近はナム先生がエラくなられ過ぎでゆっくり話す機会が少なくなった。今回も、手と目で挨拶を交わした程度である。しかし気持ちが相互に伝わったような気がした。



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「企業論」講義記録(12):日本の企業統治の体制

日本における会社法では、公開大会社の制度(機関設計)として、次の3つの形態の採用が規定されている。

1.監査役会設置会社

2.監査等委員会設置会社(2015年新設)

3.指名委員会等設置会社

ここでの公開会社とは、株式を会社の承諾なしに自由に売買できる会社のことである。これに対して非公開会社とは、株式の譲渡制限会社とか閉鎖会社などと呼ばれる。また大会社とは、①資本金が5億円以上であるか、②負債総額が200億円以上の株式会社である。

それぞれの会社の機関については、講義では概説したが、各自で各種資料の説明を参照すればよい。

(参考文献)
・浜辺陽一郎『新会社法のしくみ[第3版]』東洋経済新報社、2015年4月。

・中村直人・倉橋雄作『コーポレートガバナンス・コードの読み方・考え方』商事法務。2015年7月。

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2016年1月 4日 (月)

日本の新年

1月3日早朝に日本帰国。その後、年賀状の返信に追われた。

「今年で年賀状を止める」というような連絡が付記された年賀状もあるが、ご丁寧なご挨拶である。かなり以前から私は年賀状を自分から書くことを止めたが、頂戴した年賀状には返事を必ず書くようにしている。

日本から改めて新年のご挨拶を申し上げます。

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2016年1月 3日 (日)

映画「Brothers in Arms」は150万ドル

ベトナム滞在で嬉しいのは映画が多数見れること。HBOやCINEMAXの映画放映をバックにしてベッドの上でパソコンを操作。これが最も効率的に仕事ができるように最近は思えてきた。

連続ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、ベトナムで発見して、面白そうなのでシリーズの初回から日本で見た。また映画『ジャンゴ』もベトナムで見て印象的な映画であった。帰国後にDVDで見たし、衛星放送でも放映されていた。

今回、映画『Brothers in Arms』(2005年)を見た。特に面白いとは思わない作品だったが、ネットで調べると製作費150万ドル(推定)となっていた。主演はデビット・キャラダイン。日本では映画『キル・ビル』が最近の出演だった。

このような映画が150万ドル(2億円弱)で米国で製作できる。これが発見であった。現在も日本人の監督や製作者が東南アジア諸国で低予算で映画製作をしていると聞いているが、米国で製作しても2億円。

グローバル企業を標榜する日本企業は多いが、全世界に配給される映画を想定して、映画媒体を活用した自社の広告宣伝が検討されてもよい。もちろん実際には、芸術性を損なわない企業イメージを反映した映画になるだろう。

隣国ラオスでは、日本のODAによる「ナムグム・ダム」建設に関係した日本人を主人公にした映画製作が進行中というのだが、これなどODAで恩恵を受けてきた日本のゼネコン企業が全面協賛してもよい映画ではないか。

こういった映画について考える時間は、ほとんど日本で皆無である。それが良いのか悪いのか即座に判断できないが、映画「ベトナムの風に吹かれて」(主演:松坂慶子、監督:大森一樹)は、この時間の余裕があったからこそ発想できたのだと思う。

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2016年1月 2日 (土)

ハノイ日航ホテルでミーリンに会う

私がハノイ滞在中、1998年~99年に人気の歌手がミー・リンだった。私はCDを何枚か買ったし、「ハノイ・モイ」、「グエン・ゴック・ラン」などはカラオケで練習しようと思ったが、なかなかリストに含まれていなかった。これらは今でも「鼻歌」できる。20151229_090010a_2このミーリンのコンサートが日航ホテルで2016年1月9日に開催。懐かしく思っていると、本人が私の前を通った。たぶん当日の「打ち合わせ」であろう。その雰囲気(=オーラ)は間違いなく本人だったし、20㎝はあろうかというヒールだけが白っぽい靴が印象的だった。20151229_090058a「ベトナム人で誰が好き?」と聞かれた時、彼女の名前を言うと、「私はミーリンの友達だ」という人に何人か会って話題が盛り上がった。ぜひ唄を聴きたいと思うが、日本で仕事がある。しかし本人に直接会ったのだから満足。彼女は依然としてスターであることが嬉しい。

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2016年1月 1日 (金)

謹賀新年 2016年

謹賀新年

新年をダナンで迎えています。

昨年は映画「ベトナムの風に吹かれて」(主演:松坂慶子、監督:大森一樹)の製作完成と公開が始まり、関係者の皆さんからの多大のご尽力を賜りました。心から感謝を申し上げます。まだまだ同映画は全国で上映が続きます。本年もよろしくご支援・ご協力をお願いいたします。

本年の抱負。昨年同様に「実学の追究」ですが、今年は「成果」にこだわりたいと思います。「やれば良い」という段階から「成果を出す」という段階に進む。前者は「行動」それ自体に価値を認めているのですが、後者は「結果」に関心の重点を移すことになります。このビジネスの微妙なバランス感覚が体得できればよいな・・・と。

本年も、引き続きよろしくお願い申し上げます。

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