10月31日から新たな上映館:「ベトナムの風に吹かれて」
日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」が好評である。9月26日(土)から新潟で先行上映のイオンシネマ3館(新潟西・新潟南・県央)、J-MAX THEATER(上越)では11月6日(金)まで続映している。
10月17日(土)から全国公開が開始。有楽町スバル座(東京)、中洲大洋劇場(福岡)、プレビ劇場・伊勢崎シネマ(群馬)は11月6日(金)まで上映。大垣コロナシネマワールド(岐阜)、福井コロナシネマワールド(福井)は上映終了。なんばパークスシネマ(大阪)は11月13日(金)までの続映が決定。
10月24日(土)から名演小劇場(愛知)で上映開始。11月13日(金)まで公開予定である。
10月31日(土)からは以下の劇場で上映が開始された。神戸国際松竹(兵庫)、横浜ニューテアトル(神奈川)、イオンシネマむさし村山(東京)。これらの上映終了は11月13日(金)であるが、続映が期待される。
このように上映劇場が全国に次第に拡大していく。本映画の大森一樹監督は次のように述べている(『朝日新聞』西部夕刊、2015年10月24日)。
(大森監督は)、短期間で観客動員数を稼ぐ上映スタイルが多い現状を「見せ逃げ」「売り逃げ」とチクリ。「自分自身がシネコンに行くと、見たい映画がない。劇場から劇場へと受け継がれていくような、こういう映画があったらいいな、という思いを込めた」とも話す。
大森監督の指摘は、大手映画製作・配給会社に対して独立系の本映画は新たな映画の製作・配給スタイルを問題提起しているという意味である。本映画のヒットは、日本とベトナム両国にとって友好親善を促進するというだけでなく、日本映画産業にとっても新たな挑戦である。全国各地で「ベトナムの風」が吹き渡ることを期待したい。
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