好調な売れ行き:小松みゆき『ベトナムの風に吹かれて』角川文庫
映画「ベトナムの風に吹かれて」(監督:大森一樹、主演:松坂慶子)の原作は、小松みゆき『越後Baちゃんベトナムへ行く』(2B企画、2006年)。その原作が改訂されて映画と同名の表題となり、角川文庫から本年9月に出版された。写真上は発売当初、紀伊國屋書店大阪店の店頭掲示である。現在は、平積みになっているが、品薄の状態で増刷が予定されていると聞いている。
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E3%81%AE%E9%A2%A8%E3%81%AB%E5%90%B9%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%81%A6-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B0%8F%E6%9D%BE%E3%81%BF%E3%82%86%E3%81%8D/dp/4041034566
原作者の小松さんとは20年近い交際であり、本映画化の企画を最初に伝えたのは私である。それが2013年4月であったから、小松さんからは「エープリル=フール」でしょう・・・と信じてもらえなかった。
同書は、2006年当時の初版の改訂版であり、小松さんの当初の原稿は映画製作やお母様の逝去まで書かれていたが、その部分は削除され、あくまでも映画に即した内容となっている。この意味では、この角川文庫版の続編が期待される。
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