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2015年10月14日 (水)

ビジネスとして考える映画製作(1):問題の背景と意識

映画は「コンテンツ産業」に含まれ、経済産業省が主導する「クールジャパン戦略」の中でも不可欠な分野であると考えられる。

この「クールジャパン戦略」について、『日経ビジネス』(2015年10月12日)では、アニメ「機動戦士ガンダム」を特集し、次のように指摘している。

政府が推し進めるクールジャパン戦略が「日本のコンテンツのファンを増やし、ひいては日本のファンを増やす」目的を持つなら、それを最も実現しているものの一つが「ガンダム」だ。

いまやガンプラの最大の輸入国は韓国。竹島や慰安婦などを巡る問題を機に悪化した両国関係も、「ガンダム」を通じた民間交流には、負の影響をほとんど与えていない。

「機動戦士ガンダム」のほかに、日本のマンガやアニメさらにゲームを外国に輸出できないのか。マンガについて言えば、「ドラえもん」「名探偵コナン」「くれよんシンチャン」などはベトナム語で翻訳されて人気である。「ナルト」「ワンピース」は、日本語の「原書」をベトナム人が好んで読んでいる。「進撃の巨人」はベトナムでは、暴力的な描写が好まれないためか、他国ほど人気がないように思われる。

日本のテレビ番組のコンテンツとしては、「新婚さんいらっしゃい」と同様のテレビ番組がベトナムでも製作されている。

そして映画で言えば、かつての黒澤明のように日本が発信する世界的な映画が製作ができないのか・・・たとえば黒澤明より以降では「Shall We Dance?」、最近では「ゴジラ」が米国でリメイクされている。

世界を視野に入れた映画製作。これは、今後の日本の映画産業の一つの使命ではないか。少なくとも私が関係してきたベトナムについて言えば、両国の友好親善と相互理解を深化する本格的な映画作品が求めらていた。

2013年に国交樹立40周年記念で製作されたテレビドラマ「パートナー」は、私の知る限り、必ずしもベトナム人からの評価は高くなかった。その物語の時代背景がそうさせるのだが、ベトナム人同様に私も日本人の「上から目線」が気になった。またテレビドラマとしての表現や芸術性に限界があった。参照 http://www.tbs.co.jp/partner_tbs/

現在、全国公開10月17日を目前にした映画「ベトナムの風に吹かれては、このような背景または問題意識があって2012年末に企画・製作された。もちろん、その前に小松みゆき『越後のBaちゃんベトナムに行く』(現在、角川文庫から出版)という原作があってのことである。その後に映画製作の準備段階に入るのだが、その時々の問題と含意をビジネスの観点から振り返ってみたい。

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