「鯛のお頭(かしら)」でお祝い・・・
ハノイで1998年以来お世話になっている日本料理店の老舗「紀伊」に昼食で立ち寄った。そこで小林オーナー店長に偶然お目にかかることができた。
ベトナム在住日本人の中で私の評判は「突然に現れる」ということらしいが、事前に「行きますよ」と連絡することは、何か僭越な感じがするし、かえって先方にご迷惑な気がする。
また、私の基本姿勢は「ベトナム在住の感覚を忘れない」ことだから、大仰に訪問予告をする必要もないと考えている。だから定宿を利用しているのである。突然に先方に連絡して都合が悪ければ、それで良し。次の機会に会いましょう。長く続く関係だから・・・。私の正直な気持ちである。もっともこれは自己正当化のための勝手な自己弁護かもしれない。さて小林店長は、「先生、映画成功よかったですね。これサービスですから・・・」と言われて写真上の「鯛のお頭付き」を頂戴した。ここで「今ダイエット中ですから」と言えば、自分で自分を褒めてやりたいが、ついつい食欲が自己満足を凌駕する。有り難く頂戴した。
思えば、これは映画完成の「お祝い」だったのだ。また映画企画のために原作者の小松さんと何度も会ったのは「紀伊」であった。この「紀伊」は映画製作の原点である。日本ベトナム初の映画製作の「生地」が「聖地」になったりして・・・。
小林店長のご厚意とお気遣いに心から感謝を申し上げたい。
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