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2015年10月11日 (日)

「企業論」講義記録(2)

企業活動の起点(=スタート)は「資本」である。換言すれば「資金調達」である。それでは、どのような資金調達の方法があるのか。

1.資金調達

(1)借入金・・・銀行、個人や家族、他企業、政府・地方自治体からの融資

(2)株式発行・・・株式会社において返済の必要のない資金調達方法=自己資本

(3)社債発行・・・会社が発行する債務(借金)証書(=債券)を公募また私募する

(4)自己資金・・・自分(=自社)の蓄積資金や自己資産の売却資金

2.株式発行による資金調達

(1)株式(=広義には証券)市場の2つの機能:発行市場と流通市場

 ①企業(=株式会社)が株式発行⇒資金余剰者が株式購入(=投資家・株主)⇒この価格決定の市場を発行市場という。最近の話題は、日本郵政3社の上場。

 ②投資家(=株主)の間で株式が売買される・・・この価格が決定される市場を流通市場という。これが日々報道されている株価である。

(2)バブル市場とは何か

 ①株式市場の本来の役割:発行市場で調達された資金が生産活動に利用される⇒採算活動が活発化する⇒具体的には新工場を建設する、研究開発する、雇用を増やす、新技術を導入する、新規市場を開拓する、M&A(合併・買収)⇒企業が成長する⇒経済成長に貢献する。

 ②流通市場の肥大化によってバブル発生:極端に言って発行市場で調達した資金で会社が他社の株式を購入する⇒株価は上昇するが、生産活動に変化はない⇒株価の値上がり利益(=キャピタルゲイン)が生産活動の利益よりも短期に大きくなる⇒企業としては魅力的⇒実態経済から遊離した株価上昇が発生する

 ③流通市場のカジノ化・マネーゲーム化:株価上昇となれば、あらゆる人々からの資金が株式市場に集中する⇒普段は株式投資とは無縁の主婦や学生までも投資家となる⇒これは「限界的な投資家」と呼んでも良い⇒バブル崩壊の時期が近い

3.バブルは必ず崩壊する

(1)バブルの本質・・・100円のボールペンが2,000円でも売れる理由は何か?

(2)投資資金が尽きれば上昇は止まる⇒その後は下落一途。

以上、株式会社とは株式発行による資金調達を可能にする制度である。⇒次回、第3回講義に続く

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