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2015年8月20日 (木)

映画「ベトナムの風に吹かれて」ハノイ試写会(続)

試写会の反応は上々であった。ベトナム人も日本人と同じで「泣いてしまった」という感想があり、さらに第2部を見たいという意見もあった。

その後の記者会見と交流会では、原作者の小松さんが、実際のハノイや介護の生活は解説ではなく、現実であり、今や忘れてしまったことも多い。介護を辛(つら)いと考えるのではなく、前向きに楽しむような感覚が必要だと述べられた。Cimg1491   写真は、交流会で挨拶する岡田裕・プロデューサー

また、大森監督は、介護を実際にされている方々から、実際の介護はそんな簡単なものではないと批判されないように、最低限の緊張感がでるようにしたいと言われた。松坂慶子と草村礼子の介護現場の「格闘」は、本映画の見せ場の一つになっているが、けっしてそれが唯一の主題ではないから、このような監督の発言となっている。

この映画、私は母と娘、さらに母と子どものの絆、心の交流を描いており、その心の交流が広がって、ハノイに住む他の日本人そしてベトナム人にまで拡散する。それが現代軸としれば、この心の交流は過去にまで遡るように思われる。

私見では、大森作品は、時間と空間(=場面)に加えてベトナムと日本という3次元の枠組みが構想されている。その中に、それぞれの次元の歴史的・現代的な事実と人間の交流がバランス良く配置されている。これは、大作と同等の映画であり、もっと製作予算さえあれば、その内容はさらに豊富になったに違いない。この枠組み(=構想)は、大きなものであるから、前述のように「第2部」を見たいという希望が湧いてきても不思議ではない。

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