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2015年7月21日 (火)

「経営学」を使いこなす:応用学問として

「経済学」に対応して「経営学」と呼ばれる学問分野があり、その中に企業論・経営管理論・経営戦略論・経営財務論・人事管理論(=人的資源開発論)・マーケティング論といった細分化された専門分野がある。

大学における私を含めた「経営学者」は、上記のような専門分野のいずれか(私の場合は企業論)を担当して大学で講義している。この学問的な現状は、現実の企業経営にとって何を意味するか。

企業経営には、単なる経営学のみならず、経済・政治・文化・社会など総合的・包括的な知識や情報処理能力、それらに基づく判断力・決断力が求められる。さらにリーダーとなれば、リーダーシップを行使できる人間的な魅力も不可欠であろう。

こういった企業経営の現実の指摘が的確であるとすれば、それに対応し、それに貢献するための経営学も総合的・包括的な学問でなければならない。多様な専門分野のハイブリッド(複合的)な応用学問が経営学とみなされる。

それでは、そういった経営学を教育できる教員が存在しているのか。また、そういった教員を養成するための制度・体制は存在するのか。このような指向性をもった新たな経営学の教育が必要ではないか。

自分自身を振り返れば、本ブログの副題「大学教授「実学」を追究する」は、以上の試みの一つとして意義づけられるかもしれない。

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