« 箕面市立第一中学校第24期還暦同窓会:「大人の青春映画」 | トップページ | 徴兵制よりも自衛隊志願者を増やす経済政策を推進 »

2015年6月30日 (火)

日本とベトナム初めての合作映画は本当か?

2012年末から企画・製作の準備をしてきた映画『ベトナムの風に吹かれて』(主演:松坂慶子、共演:草村礼子、大森一樹監督)が、ようやく9月26日に新潟で先行上映後、10月17日から有楽町スバル座(東京)を始め全国ロードショーされる。

この映画は、「日本映画史上初めての日本ベトナム合作映画」と私は思っているのだが、これに対して本当に「初めて」なのか?という疑問を提起する人がいる。

2013年9月に公開されたテレビドラマ『パートナー』は、日越外交関係樹立40周年ドラマとして日本のTBSテレビとベトナムのVTV(国営ベトナムテレビジョン)が共同制作した。これはテレビドラマであって映画とは異なる。参照 http://www.tbs.co.jp/partner_tbs/

同様に本年2015年1月3日にフジテレビで放映された『大使閣下の料理人』は、ベトナムを舞台にしているものの、現地ロケのないテレビドラマである。
参照 http://www.fujitv.co.jp/taishikakka/

それ以前となると、2003年に朝日放送で放映された『恋するベトナム』がある。現地オールロケーションでホーチミン市からダナンを経由してハノイまで主人公が移動する物語。これもテレビドラマである。参照 ウィキペディアなど。

テレビドラマはテレビ局が制作し、民放の場合、スポンサーの広告収入が最終目的とされる。これに対して映画は、必ずしも収益目的ではなく、監督の「作品」としての芸術性が問われる。実際、映画の撮影現場に立ち会ってみて、その手間と暇をかけた映画作りは、テレビ番組とは異なっている。ドラマと映画は異なるし、さらに本映画はベトナム側も出資する合作映画であって、これは間違いなく「初めて」である。

それ以前、日本が関係するベトナム映画には次の作品がある。( )内は公開年。ここで唯一、『さらばサイゴン』という南ベトナムとの合作映画がある。参照 ウィキペディア ベトナム映画 

①『動乱のベトナム』(1965年)
②『これがベトナム戦争だ』(1968年)
③『ベトナム』(1969年)
④『ナンバーテンブルース さらばサイゴン』(1974年製作、2014年公開、南ベトナム合作)
⑤『ベトナム戦争残虐史』(1975年)
⑥『トンニャット・ベトナム』(1977年)
⑦『ベトナムのダーちゃん』(1994年)
⑧『SAWADA青森からベトナムへピュリツァー賞カメラマン沢田教一の生と死』(1996年)
⑨『地雷を践んだらサヨウナラ』(1999年)
⑩『花はどこへいった』(2007年)

『さらばサイゴン』は、最近になってCATVで見たような記憶があるが、南北統一直前に製作されおり、日本とベトナムの国交回復の以前の作品である。これらの情報が正確とすれば、またベトナム側の記録も調べてみる必要はあるが、とりあえず、現在のベトナム政府におけるベトナム民間企業との合作映画は、10月公開の本映画『ベトナムの風に吹かれて』が初めてと言ってよい。

|

« 箕面市立第一中学校第24期還暦同窓会:「大人の青春映画」 | トップページ | 徴兵制よりも自衛隊志願者を増やす経済政策を推進 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/60571742

この記事へのトラックバック一覧です: 日本とベトナム初めての合作映画は本当か?:

« 箕面市立第一中学校第24期還暦同窓会:「大人の青春映画」 | トップページ | 徴兵制よりも自衛隊志願者を増やす経済政策を推進 »