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2015年3月31日 (火)

ホーチミン市の好ましい雰囲気

以下2枚の写真、ホーチミン市の開放的な雰囲気である。気温は30度。暑いが汗をかくほどでも」ない。「ハードボイルドなハノイ」と数回前の本ブログで書いたが、この「開放感のホーチミン市」がそれに対抗する。Cimg0091以前に東京駅地下の「ラーメン横丁」で典型的な某「東京ラーメン」を食べた。味は濃くて、こってりしており、微妙な薄味を好む私には我慢できなかった。、さらに正直に言えば、それを美味しそうに食べる周囲の人々を見て、同じ人間とは思えないほどであった。Cimg0093関東と関西で今でも味覚に大きな相違がある。ハノイとホーチミン市でも街の雰囲気や味覚が違って当然である。日本とベトナムが、共通して南北に長いことが、こういった相違の原因と言えるかもしれない。

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2015年3月30日 (月)

ホーチミン市のビンコムセンター

写真下は、ホーチミン市のビンコムセンター。いくつかの日系企業も入居しているショッピングセンターである。Cimg0095ベトナム最大の企業集団・財閥グループであるビングループの積極的な事業展開は驚くべきである。その資金調達の大部分が銀行融資と聞こえている。膨大な借入金によって、もはや「国家的に潰すことができない企業」にまで成長していると言われている。Cimg0106写真上は、ビンコム=センターを背景にして、左がコンチネンタルホテル、右がサイゴン=オペラハウスである。

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2015年3月29日 (日)

なかなか素敵な記念物

これは「落書き」ではありません!!!Cimg0071ハノイの遷都「1000年祭」の記念として、写真のようなタイル張りの記念物が2010年に作成された。ベトナム企業が協力したそうである。Cimg0067これが、世界一長く続くと聞かされたことがある。数キロメートルではないか。「ギネス記録」に登録できないのであろうか?Cimg0072_2これらの多様なデザインを写真集として記録しておくことは、時間があれば、十分に意義のあることだと思う。それは本来、ベトナム人自身がやるべき仕事と思われるのだが・・・。



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2015年3月28日 (土)

これはNG・違法だろう・・・

ベトナムで見せてもらったiPhoneのカバー。シャネルの香水の瓶である。なかなか素敵だ。Cimg0049
ただし、これを日本で販売また所有すれば、NGだろう。シャネルの商標の勝手な模造品である。ベトナムもWTO加盟国だから違法であろう。もっとも、商標を侵害されたシャネルが訴えないと捜査機関は動けないはずである。

製造・販売を無条件に取り締まる。こういった知的財産の保護のための専任の執行機関がベトナムに必要であろう。それはベトナムでは中国よりも簡単に実行できると思う。理由は簡単で、中国よりもベトナムの国土が小さく、統治が容易だからである。

しかし、ひょっとして上記のシャネル。本物なのかもしれない・・・。その所有者はお金持ちである。

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2015年3月27日 (金)

ニャッタン橋の建築美とマクドナルド

写真は、ハノイ市内からニャッタン橋に向かうインターチェンジである。Cimg0076写真下のニャッタン橋は何度見ても感動の建築美である。日本のODAがベトナム人の心に残ることを祈りたい。Cimg0035_2この吊り橋の橋桁はM字のように思われる。M字を意識した設計なのであろうか。もう少しM字を強調すれば、やはりM字のロゴマークのマクドナルドから広告宣伝料を頂戴できたのではないか? こんな妄想を惹起させられた。

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2015年3月26日 (木)

情報を作り発信する:経営学者の場合

理工学系分野の研究者は、たとえば「新聞記者」よりも早い情報を入手することは容易である。さらに言えば、「入手」というよりは、自らが情報それ自体を「発信」できる。

社会科学系分野でも、たとえば経済学者は、経済の分析や予測について「新聞記者」よりも早い情報を入手したり、発信したりできる。

人文科学系分野でも、大学教授自身が文学作品や評論作品を書くことで、「新聞記者」よりも早く新しい情報を発信できるであろう。

これらに対して私が所属すると思われる・・・最近は自信がなくなってきた・・・「経営学」の分野ではどうか? 私よりもはるかに優秀な研究者が、次々に新しい理論や著書を発表し、それが「新聞記者」の目に止まる。

しかしながら、その理論や著書の基礎となる事実は、現実の企業活動、経営者の意思決定に依存している。それらを「新聞記者」は研究者よりも一般に早く取材するので、新聞を読むことが、研究者にとっての情報収集するための重要な手段にもなっている。

この情報に関する分析が、経営学者の「腕の見せ所」である。その分析結果を「新聞記者」が、自分の分析よりも斬新で鋭いと評価するなら、それが注目・報道される。このように考えれば、新しい事実や現象に対する的確で斬新な分析と解釈経営学者の優秀な仕事であるように思われる。

そういった分析と解釈が、多数の企業経営に影響を及ぼす。経営学者が現実の企業を動かす。これが「実学」の到達点と言えるのかもしれない。

これらの従来型の「実学」に対して、自分自身が情報それ自体を発信する経営学者が出現すればどうなるか? 企業経営に関与し、その新しい事業の情報を発信し、しかも自らが分析・解釈する。つまり、自らが新事業を企画・実験・開発・検証する。こういった経営学者がいれば、それはどういった人か? おそらく自らがベンチャービジネスの当事者になる。換言すれば、自らが起業家になる経営学者である。

このブログの表題、大学教授が「実学」を追究するとは、このようなことなのかもしれない。新しいタイプの経営学者の探求。私のブログは、こういったことを目標にしているのかもしれない。現時点では「かもしれない」としが言えないが・・・。

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2015年3月25日 (水)

ハノイの新名所はここ・・・

ベトナムと日本初めての合作映画が撮影された場所が、現在は写真下のようになっている。Cimg0048
「ニャーハット・トイチェ(=若者劇場)」。この情報は、すでにVOV4のテレビニュースで報道されているので秘密でも何でもない。劇場だから、次の興行の宣伝が行われている。

映画をご覧になった人は、ぜひ上記を訪問して欲しいということになるのだが、このメッセージは半年ばかり早い。

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2015年3月24日 (火)

ハノイ市内観光の新しい乗り物

ホアン木エム湖の回りを電気自動車が走っている。実はこれ、映画「ベトナムの風に吹かれて」にも出てくる。Cimg0036・・・大森一樹監督からは、映画の情報は小出しにすると注意されているのだが、情報は早いほうが良いという習慣があると、なかなか難しい。「ある事柄の魅力を高めるためには、その情報を出し惜しみする」。マーケティングの鉄則のように思うのだが、実行が難しい・・・。

ベトナムの観光客のための人力車「シクロ」は、人力のクリーンなエネルギーを使用するが、この電気自動車もそうである。世代交代がベトナムでも進んでいる。

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2015年3月23日 (月)

建築中のイオンモール

ベトナムのイオンモール3号店。ハノイ郊外で建設中である。おそらく数ヶ月後に開業となるであろう。Cimg0044

ベトナムの「商店立地論」はどうなっているか? これが私の最大の関心事である。日本で通用する立地の法則が、ベトナムでも通用するのか?Cimg0045日本人を筆頭にして外国人が同店を訪問することは間違いない。問題の核心は、ベトナム人の消費行動である。彼らの所得分布・地域意識・来店手段など、商店立地に関するすべての変数のベトナム的な特異性が考慮されなければならないであろう。

私が責任者なら、すでに進出しているロッテマート、BIG Cの先行事例を徹底して調査する。「仮説を立てて実証する」のは良いが、この「仮説を立てる」意味は「建物を建てる」ことだから、大きな投資が伴う。ハノイのイオンの成否はどうか? 今後の注目である。

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2015年3月22日 (日)

ハノイの国際線と国内線の接続

ハノイのノイバイ国際空港。写真の左端で少し見えているのが国内線のターミナル、右端が国際線のターミナル。なぜ一体化して建設されなかったのだろうか?Cimg0028現在、この右と左の間の移動のためにタクシー利用するか、または徒歩しかないように思われる。利用者の不便は考えないのだろうか?

30日以内の複数訪問の時にはビザ料金は取られるし、空港の乗り継ぎでは歩かなければならないし・・・。ベトナムから足が遠のく人が出てきても、私は知らんぞ!!!

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2015年3月21日 (土)

ハノイのビアガーデン

ベトナムのビール消費量はアジア諸国の中で屈指である。ベトナムで何種類のビールがあるのか正確な統計は不明である。Cimg0058ハノイ市内で目を引くビアガーデンがあった。こうなると「誘惑」である。理性がマヒする・・・。冷たい雨の降る夜に何台かのバイクの間を通り抜けて店に向かう。これが、ハードボイルドな雰囲気を感じさせるハノイの魅力である。陽気で常夏のホーチミン市では、けっして味わえない。Cimg0064もちろん店内に入れば、ビール好きの人々の明るい社交場。それは万国共通。何種類もの生ビールを飲むことができる。おつまみはベトナム料理。なお、この店には外国人もいたが、基本はベトナム人の店。メニューもベトナム語であった。Cimg0063写真上のでっかいピッチャーで飲むビールは、また格別の味がするだろう。この店、私は再訪したいと思う。







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2015年3月20日 (金)

かっこいい・大成建設

ハノイのノイバイ国際航空の拡張工事は,日本のODAによって建設された。そして工事を担当した会社が、大成建設である。Cimg0033同社の広告が、ノイバイ国際空港に写真上のように掲示されている。アニメまたはコミック調でカッコイイ。建設・建築・土木など自分の仕事が歴史に残ることは、気分がよい。それを映像化したように思われる。

ここで「原則論」を言えば、日本のODA事業を日本企業が受注することは、当然のように思われているが、かつては「紐付き:TIED」と呼ばれて、公平・公正な入札を妨げる懸念があると言われていた。

日本国内で現在でも「談合」は厳しく監視・禁止されているが、その摘発は後を絶たない。それがODAとなると、事業の舞台は外国だから国内よりも監視・告発されにくい環境が生まれる。

こういった「原則論」が、どうも日本では、あらゆる分野で軽視されてるようになった。憲法や人権や民主主義といった問題もそうである。原則論は「ウザイ」という言葉で退けられる。これは、思考停止(=非科学)の典型であろう。

大成建設のベトナム人にアピールするであろうポスターを見て、こんなことを考えた。

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2015年3月19日 (木)

着実にインフラ整備は進んでいる

私は航空機に乗るとき、通路側に決めている。通路側の空間があると、長時間の着席時に少しでも身体を動かすことができる。しかし真ん中の席や窓側の席が空いていると、窓から外を眺めることも好きだ。Cimg0026ハノイの国際空港の周辺を上空から見ると、立派な高速道路が走っている。ベトナムの経済成長の「見える化」である。Cimg0024ハノイ郊外は農村地帯であるが、その綠のキャンパスの中を定規で引いたように直線が鋭く描かれる。近代化・現代化は「直線」である。このようなイメージを想起させる。


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2015年3月18日 (水)

未確認の海洋生物の発見・・・

航空機から、白い波を引いて走る漁船を見ていると、その近くを大きな黒い巨大生物が泳ぐように移動している。写真が、その決定的な証拠写真である。Cimg0021クジラのようにも見えるが、そうだとすれば、かなりの大きさである・・・。関西空港から離陸したばかりの大阪湾で発見。・・・果たして、この黒い物体は何か?

答えは簡単。飛行中の航空機の影である。自らの影におびえる。「幽霊の正体見たり枯れ尾花。」


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2015年3月17日 (火)

ハノイ点描(11):ドンラム村の建築

JICA(国際協力機構)がドンラム村を支援する理由は、その村がベトナム政府によって「国家文化財」の一つに指定されていることもある。「英雄を2人も輩出した村」として、ベトナム人に馴染みがある。Cimg9984鴨川さんの指導によって、写真のように朽ちかけた村のお寺や集会場が修復されている。ベトナムの文化財保存という観点から重要な役割を日本が果たしている。Cimg9926_2写真上のような「龍」の透かし彫りの技法も、おそらく高く評価されるべきなのであろう。日本が支援している文化財の村として、ハノイから少し足を伸ばして観光することも悪くない。普通は足を踏み入れにくいベトナムの村を散策できる。

観光のためには、日本語の観光地図がJICAの支援で発行され、「ドンラム村・観光情報センター」(電話 04-3383-1080、www.duonglamvillage.com)も設置されている。

さらにドンラム村の「お土産」として「お茶クッキー」や「豆菓子」は、ハノイ市内の佐藤さんの店、スターロータス(ベトナム産スタールビーで有名)で販売されている。

最後に、鴨川さんを始めとする日本の海外協力の最前線にいるJICA海外青年協力隊の皆さんの努力に敬意を表したいと思う。

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2015年3月16日 (月)

ハノイ点描(10):ドンラム村のお土産

日本の「一品一村」ではないが、ドンラム村にも「お土産」が不可欠である。単なる観光イベントだけでは観光客は満足しない。それが村の住民の収入になり、村全体の生活も向上する。Cimg9958_3写真は地中に埋められた瓶であり、お酒を醸造している。蒸留しておらず「どぶろく」のような甘い味がする。Cimg9954_2それが上記のように販売されている。前述の鴨川さん(JICA海外青年協力隊)の指導があって、最近になって「ラベル」を貼るようになったそうである。

お客に売るために何をするか? 換言すれば、どのようにすれば、顧客はお金を出してくれるか? こういった「難問」を考えなくてよい経済社会に住む人々は、幸福と言えるかもしれないが、そこには進歩や改善はないし、企業経営は成立しない。

このお酒も、本来は家族や村人が飲むために作られて、お金もなしに自由に振る舞われていたに違いない。そういった共同生活は平和であるが、現代では否定される。それはなぜか? ドンラム村の生活を見ていると、こういった人間生活や社会制度の本質的な部分を考えさせられる。





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2015年3月15日 (日)

ハノイ点描(9):ドンラム村の見所

写真は、「人間ベトナム将棋」である。それぞれの棒が、将棋の駒を示している。これは、日本でも行われることがあると思う。実際に人間が将棋の駒になるとすれば、駒を動かす人間もいるわけで、それはどういった人なのだろうか? 興味深いイベントである。Cimg9922写真下の人だかりも注目であった。「闘鶏」である。私は、かつてニントワン省で見たことがあるが、その時は5万ドン、10万ドンとお金を掛けていたが、ここでは、そういったお金のやり取りは見られなかった。ベトナムでは基本的に賭博・ギャンブルは禁止されている。Cimg9934_2懸命に戦っているニワトリを見ていると可哀想になるのだが、最後はスープにでもして食べられてしまうのだろうか。可哀想に思っても、それを食べる自分を考えれば、何とも複雑な気持ちになる。Cimg9930こういったベトナム庶民の生活を見せてくれるドンラム村は、そのままの状態で保存されているからこそ価値がある。しかし家の建て替えなどのために町並の保存は簡単ではないようだ。




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2015年3月14日 (土)

ハノイ点描(8):ドンラム村を歩く

ドンラム村は、ハノイから日帰りの観光地。都会化されたハノイ市内から離れて、昔ながらの農村の雰囲気を楽しむ。これは外国人向けではなく、ベトナム人向けである。ベトナム経済社会の発展には、今更ながらに驚かされる。Cimg9918写真のような町並を歩いて、いくつかの住宅を訪問する。そこでは、まるで家族の一員になったかのように、お茶や果物を勧めてくれる。もちろん家族なのだから、お金は取らない。Cimg9941_5道を曲がると、突然に水牛が現れて驚かされる。この村に住む人々は、普通の生活を普通に送っているのである。

日本人観光客には、ベトナム中部のホイアンが有名であるが、ここは、それほど洗練されていないし、本当の田舎の村である。それを良いと思うか、または退屈と思うか。各人で評価が分かれるところであろう。

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2015年3月13日 (金)

ハノイ点描(7):ドンラム村の一級建築士

ドンラム村では、JICA海外青年協力隊の一員である鴨川さんにお世話になった。Cimg9980鴨川さんは、日本では一級建築士の資格をもっておられて、ドンラム村では古いお寺や民家の修復活動に従事されている。写真上は、その仕事場でのお写真である。Cimg9936それだけではなく、ドンラム村の観光開発の協力ということで、レストランや食品加工会社に対して助言されたりもしていて、村では有名人である。写真は、村の子どもとベトナム将棋を指している様子である。

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」では、このベトナム将棋を指すベトナム人男性2人が重要な役割なのだが、もう「将棋をさす人間はいなくなった」という意味の台詞が出てくる。確かにハノイやホーチミン市の都市部では、スマホやコンピューターのゲームが主流なのであろうが、こういった地方では子どもでも将棋を楽しんでいる。

この将棋、スピード感があって勝負が早いように感じた。時間に余裕があれば、ぜひ勉強して試してみたい気がした。

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2015年3月12日 (木)

ハノイ点描(6):ドンラム村観光

JICA(国際協力機構)の海外青年協力隊が観光開発や町並み・古民家の修復を支援しているハノイ郊外、自動車で1時間少しのドンラム(Duong Lam)村を訪問した。Cimg9990ハノイ市内からドンラム村、ソンタイ方面に向かう途中では写真上のような地下鉄工事が進行中である。ホーチミン市の地下鉄建設は日本のODA資金によってであるが、ハノイは「POSCO E&C」という看板があるように韓国の支援のようである。

ハノイ市内はモノレールが通り、市内から郊外には地下鉄がつながる。インフラ整備は着実にベトナムで前進している。Cimg9914写真上は村の入り口の門。ベトナム人観光客がほとんどであったが、かなりの数である。ドンラム村は古い町並みを保存し、それを観光地にしようとしている。世界遺産となっているベトナム中部のホイアンは歴史的に有名であるが、ドンラム村は普通の古い村。その自然な雰囲気が魅力なのかもしれない。

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2015年3月11日 (水)

ハノイ点描(5):イタリア料理店

新しく美味しい店。ホータイ(西湖)の面したイタリア料理店・ぺぺラプール。おしゃれな東京のお店がハノイに出現したという印象を受けた。Cimg9903昼間に来ると、日本人の女性が多い。おそらく次第にベトナム人のお客が増えてくるに違いない。下記の「前菜」にワインを注文すれば、優雅な午後の一時を過ごすことができる。Cimg9907昼食の値段は確かに割安であるが、夕食になれば値段が上がるのは当然だが、この雰囲気なら夕食も試してみたくなる。Cimg9906おしゃれな日本人が経営するイタリア料理店。日本に比べて同業他店との競争は激しくなく、価格も日本より少し低い程度。ベトナムの飲食店は、何らかの差別的な優位性さえあれば、必ず成功するであろう。

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2015年3月10日 (火)

ハノイ点描(4):ハイフォンビールの店

ハノイにハイフォンビールが登場した。ベトナムで私が初めて見るビールである。Cimg9897
おそらく店主は、ベトナム北部ハイフォン市出身のベトナム人。麺類が中心の料理とビール、それに下記の生ビールが「売り」である。この麺類、私は美味しいとは思わなかったが、ビールは問題なしにOK。ベトナムでは各都市の「地ビール」が「お国自慢」になっているかのようである。20150228_183537この生ビール、このような金属製の「樽入り」しかなく、1人では飲み余すように思われる。しかし飲みたいのがビール好きの心情である。場所は、Trieu Viet Vuong 140の向い側。

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2015年3月 9日 (月)

ハノイ点描(3):ドンドショー社

ドンドショー芸術文化紹介会社・・・映画「ベトナムの風に吹かれて」のベトナム側の映画製作会社である。映画製作と言っても、これまでの本業はイベント企画・興行会社である。したがって情報文化スポーツ省傘下のフィルムナンバーワン株式会社が映画制作を担当した。

映画の「製作」と「制作」の相違は、すでに説明した通り、前者は資金調達から広告宣伝までに関与し、後者は映画それ自体の制作に関与する。Cimg9899オアイン社長の後ろの大きなポスターは、ドンドショー社が企画する新しい歌謡ショーである。映画製作しようというのだから、彼女は「お金持ち」のはずであるが、会社それ自体は狭い間口の古い建物である。

これが伝統的な「ハノイ流」である。お金持ちを見せびらかしても得することはない。これは日本についても言えることかもしれない。税務調査があったり、寄付金や出資を求める勧誘があったりするのは日本もベトナムも同様である。周囲のヒガミや嫉みもある。

今回の映画の仕事で彼女と親しくなったように思う。今後、何か新しい仕事が一緒にできることを期待したい。

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2015年3月 8日 (日)

ハノイ点描(2):ニャッタン橋の夜景

ニャッタン橋は夜がきれい。こんな噂を聞くと、カメラを用意して走ってみたくなる。雨のハノイで幻想的な景観を見ることができた。Cimg0002かつてのノイバイ国際空港と市内を結ぶ橋はどうなっているのだろうか。おそらくタンロン工業団地の関係者に利用されているのだろうが、空港に向かう大部分の自動車が、このニャッタン橋を利用すれば、大幅に自動車交流量は減少しているであろう。Cimg0006橋の上では自動車を停止して記念撮影している人々も少なくなかった。日本なら駐停車は厳禁となるだろうが、そこに柔軟性があるところがベトナムらしい。

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2015年3月 7日 (土)

ハノイ点描(1):ニャッタン橋が完成

大学で仕事をしていると、2月~3月は入学試験や期末試験といった年度末の行事で多忙ではあるが、自由な時間が取れる。ちょっと最近のハノイを見てみよう。Cimg9868ハノイの新しい国際空港から市内まで日本のODAで高速道路とニャッタン橋が完成した。これで渋滞なく市内に入ることができる。Cimg9873建築物は長く歴史に残るから、それに伴う持続的な芸術性も必要だ。そんなメッセージを上記のニャッタン橋から感じ取れる。ハノイも近代都市の仲間入り。それを訪問者に思わせる。


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2015年3月 6日 (金)

映画ビジネスの要点(11・完):「ベトナムの風に吹かれて」

これまで10回の連載は、私が見聞した映画ビジネスに関する「メモ書き」である。映画製作に関しては既存の専門書もあるが、それらを参考にしたわけではない。自分自身の経験を思いつくままに書いた。

「映画ビジネスの要点」などと素人がエラソウに書くことは恥じ入るのだが、それでも現在の気持ちを忘れないようにしたい。実際には、こういう経験を消化・吸収して、その意義を参考文献で検討して・・・ということになるのだが、その時間が十分にない。

「ベトナム映画界の現状分析と課題」・・・というような論文テーマが思いつく。日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」の完成に合わせて、以上のような私にとっての課題が生まれた。

ベトナムの風に吹かれて、次から次に仕事と課題がやってくる。しかし、それがストレスにならない。ベトナムの風は私にとって心地よい。

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2015年3月 5日 (木)

映画ビジネスの要点(10・完):夢の実現「ベトナムの風に吹かれて」

私は映画を見る人であったが、まさか映画を作る人になるとは想像もできなかった。

ただし、こういった映画を作りたいという夢はあった。それを語っていると、絶好の人との出会いのタイミングで、その夢が実現の方向に進む機会に出会うことがある。

このタイミングがなければ、さらに、その機会を生かさなければ、夢はそのままで終わっていた。さらに言えば、そもそも夢がなければ、現状は何も変わらない。

これは「宝くじ」に似ているのかもしれない。たとえば1枚300円の「宝くじ」で1億円が当たることは微少な確率だが、「宝くじ」を買わなければ、おそらく永遠に1億円の現金を直接見ることはないであろう。「宝くじ」を買うことは、夢を買うことだと言われるが、まさにその通りである。

ただし「宝くじ」の当たりは他力本願。単なる確率の問題である。これに対して「夢」の実現は自己の努力の程度に依存する。映画製作には、こういった夢が伴うことが不可欠である。

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2015年3月 4日 (水)

映画ビジネスの要点(9):資金管理と海外合作映画

どのような映画製作でも、まず資金調達が大前提である。ある程度の資金調達のメドが立ってから、監督や俳優の出演交渉とスタッフのスケジュール拘束が始まる。その後は、撮影日程の計画や機材準備などが始まり、より正確な予算案が決まる。

これらは通常、映画製作の専門である制作会社が行う。もちろん資金管理を含む映画製作会社がすべて行うこともある。ここでの問題は、海外合作映画の場合である。

文化庁の助成金を「合作映画」として受給するためには、外国側の映画製作会社からの出資が前提となる。このために、海外会社との交渉が重要である。交渉前に、合作パートナーとなる会社の選択が難しい。この選択を誤ると、いわゆる一般の海外合弁事業と同様のトラブルに悩まされることになる。仕事の遅延、資金追加の要請、約束の不履行・・・。

最近では「円安」の影響を考慮しなければならない。為替の変動によって契約書の金額(円表示・ドル表示)に、契約者の一方に不満が出る場合がある。また消費税・付加価値税・海外送金税など税金の負担も予め配慮しておかなければならない。

また契約書を厳密に作成するためには、日本語と外国語の契約書双方について法律家のチェックが求められる。これらの費用と時間も少なくはない。

資金調達だけでも大変な仕事であるが、さらに海外会社の交渉などが加わる。普通に考えて大変な仕事である。それぞれの専門性の発揮と十分な協力で乗り切るほかない。

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2015年3月 3日 (火)

映画ビジネスの要点(8):映画製作のリスク

有名な俳優さんが撮影現場で怪我をした。こういったことが発生しないとは限らない。通常は制作会社が保険を掛けるのであるが、その保険料は製作委員会が調達する。

さらに撮影が中断されると、俳優に代役を立てるか?撮影を延期するか?という判断が必要である。当然、追加的な費用が必要である。次のスケジュールが決まっている場合、この費用の負担が要求されることもある。準備された製作資金が枯渇すれば、映画製作自体が中止となる。

怪我というような偶発的な事故ではなくても、たとえば今月末までにスタッフに報酬の3分の1を支払わなければならないとする。こういう報酬が支払えないとなると、スタッフの労働意欲は低下するし、場合によっては、契約または約束違反ということで仕事から降りることになる。撮影や照明といったスタッフはフリーランスのプロである。ここでも映画製作が中断または中止となる。

監督が撮影に熱心な(=こだわる)ことがある。撮影予定期間の20日間が、なかなか監督の納得できる撮影が進まないとなれば、カットは撮り直しになる。全体で30日の撮影になったとすれば、当然、キャスト・スタッフの宿泊費・食費・拘束日が増加し、必要資金が増加する。この追加資金が用意できなければ、撮影中断のリスクが高まる。

映画配給の会社が決まらない。せっかく映画は完成しているのに、それを公開できない。政治的な問題を含んでいたり、上映反対の運動があったりすると、劇場会社が公開を引き受けない。最悪の場合、自主上映ということもありうるが、それすらできない雰囲気が生まれる。せっかくの完成したフィルムは「お蔵入り」である。

映画製作のリスクは、冷静に考えれば、通常の製造業よりも大きいようにみなされる。そのリスクを克服する主要因は、その映画に対する情熱や思い入れのように思われる。

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2015年3月 2日 (月)

映画ビジネスの要点(7):製作委員会

映画製作委員会とは、映画に出資した法人・個人で構成される。しかし個人が出資しても、通常の映画の製作委員会の中に個人名が入ることはない。

「慣例」と言えないこともないが、個人は出資金額も大きくないので、その出資の回収を委員会に任せるということになり、あえて委員会の中に名前は入らない。

資金調達を開始する場合、最初から製作委員会が設立できればよいが、通常は「映画製作準備委員会」が設立される。この製作「準備」委員会が、協賛金や出資金を集めることになる。いわゆる「発起人」的な役割である。ほぼ映画製作のメドが立てば、準備が終了したということで、製作「準備」委員会は、出資者で構成される「製作委員会」に移行する。

この「製作準備委員会」での要点は、「だれが責任を取るか」ということである。もちろん契約書もしくは覚書を作成して資金を募集するのであるが、その責任の所在はどうなっているか? お金を出す側からすれば、当然の疑問である。

ここで大手の映画配給会社・・・東宝・松竹・東映など・・・が製作準備委員会に加わっていれば、その実績から安心して協賛・出資できる。しかし、そうでない場合、信用力や資金力、また映画完成途上の中断リスクが大きくなり、なかなか資金調達は容易でない。

この映画製作委員会は、従来は「任意団体」である。これに対して法務局に「有限責任事業組合」として登記することもできる。出資者は「有限責任」が保証され、また出資しなくても、情報や知財の提供者に対して利益配分することなどが組合の合意で認められる。

しかし組合員の登記簿謄本を集めたり、そのほか法的な規制がある。これまで「任意団体」で十分に機能してきたのだから、それで大きな問題は発生しないと考えられる。任意団体も有限責任事業組合も税金については、「パススルー課税」が適当される。構成員が各自で納税することになる。

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2015年3月 1日 (日)

映画ビジネスの要点(6):芸術性と商業性

映画が芸術文化の領域に属することは当然である。しかし芸術性の高低と娯楽(エンターテイメント)性の高低は必ずしも一致しないように思われる。

(注:この「娯楽性」については「商業主義」と言ったり、「大衆迎合」と呼ばれたりもするが、それらの概念や区別はより詳細に議論しなければならないであろう。)

たとえば国際映画祭の受賞作品が、興業的に必ず成功するとは限らない。高い芸術性と映画ビジネスの成功の両立が理想とすれば、現実は理想通りではなく、芸術性と商業性が多様に混在している。

監督・脚本・俳優・宣伝などの総合的な最良の組み合わせが、その両立を実現するのではないかと考えることはできる。しかし最も重要なことは、観客の反応である。映画は、作り手の自己満足のために製作されるのではなく、観客のために製作される。観客に対するメッセージの有無。その中身は何か。その対象となる観客はどういう人々か?

映画における芸術性と商業性の問題は、観客に依存する。この観点からの企画や脚本の検証が、映画ビジネスの成功にとって不可欠である。「顧客はだれか?」 これはビジネスの基本であるが、これは映画にも妥当する。この映画を見て欲しい観客はだれか?それを意識しない映画の成功はありえない。

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