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2015年2月26日 (木)

映画ビジネスの要点(3):企画と資金調達

映画制作会社は、映画を作ることから利益を得る。映画を作るためには資金調達が不可欠である。資金調達のためには映画が魅力的でなければならない。魅力的であるためには、映画で起用する脚本・監督・俳優・音楽などが魅力的でなければならない。

経験のある制作会社は、こういった脚本家・監督・俳優・音楽と豊富なネットワークをもっている。そこで制作会社は資金調達のために映画製作に協力することになる。

企画書が資金調達のために作成されるのだが、その企画書ができるだけ出資者や協賛企業にとって魅力的であるように制作会社の智恵を借りながら、企画書が順次改訂される。

企画書の中では、映画の内容、脚本家・監督の実績、出演の俳優、撮影・公開時期などが記載される。当然、この企画書を魅力的に記載・表現できるかが、資金調達の成否を分ける企画・製作担当者の勝負となる。

ここで注意するべきことは、監督や俳優のスケジュールとの関係である。有名な監督や俳優は多忙であり、そのスケジュールが確定されなければ、撮影予定が決まらず、出演予定と企画書に記載できない。

そこで、このスケジュールを確定するために「予約金」とでも言うべき資金が必要である。または、もし資金調達に失敗した場合、監督や俳優に対する「違約金」の支払いが必要となる。この意味で、すでに企画書の作成段階で、一定の資金が必要となる。または「違約金」を払うという「リスク負担」の覚悟が伴う。

資金調達と企画書は相互作用を果たす。これを「好循環」に回すためにはどうするか?

実際に資金調達の活動をしながら、断られた担当者からホンネを聞き出す。何がダメか?内容か?俳優か?監督か?この断られた理由を改善・修正することが、魅力ある企画書を作成するための基本であると思われる。こういった資金調達において発生する問題点に柔軟に対応しうる制作会社の存在が映画製作では重要な要点となる。

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