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2015年2月25日 (水)

映画ビジネスの要点(2):制作と製作

映画製作に限らず、あらゆるビジネス活動には資金が必要である。しかし、その資金募集のためには、商品の実態・中身が不可欠である。

株式投資ファンドの場合、たとえば「アセアン株式に分散投資」というように曖昧ではあるが、ある程度の投資対象が明示にされる。さらにファンドの募集会社や管理会社、それに運用担当者が信用できたり、実績があったりすれば、さらに投資家は安心する。しかしリスクは完全には消滅しない。

映画ビジネスの場合、映画の内容が明示されなければ、出資者・協賛者は集まらない。この映画の内容を示すためには、まず脚本が必要である。いわゆる映画の台本=シナリオである。

自分で脚本を書いてもよいが、普通はプロの脚本家に依頼する。脚本を書いてから、その配役や撮影を担当する「映画制作会社」を探すのも時間と手間がかかる。そこで脚本の前の企画の段階から制作会社に相談するのがよい。映画を企画すれば、その企画を映画制作会社に持ち込む。適当な人からの紹介でもよいし、自分からの売り込みでもよい。

映画制作会社は、脚本・監督・配役・撮影・照明・録音・編集・音楽・広告宣伝など映画制作に関するノウハウと人脈をもっている。制作会社は映画を作る専門会社ではあるが、資金調達にまで関係する場合と関係しない場合がある。

資金調達にまで関係すれば、それは「製作」となるが、それはリスクを負担することになる。「制作」に徹すれば、そこにリスクは生まれない。このように「衣」が付く「製作」と、「衣」が付かない「制作」には決定的な相違がある。

映画「制作」会社が「企画」(=原作または脚本)に関心をもってくれれば、そこから映画「製作」はスタートする。

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