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2015年2月14日 (土)

順調に製作進む映画「ベトナムの風に吹かれて」

なるほど映画はこうして作るのか・・・。

体験してみて初めて理解できた。先週、映画「ベトナムの風に吹かれて」の「オールラッシュ試写」が、東京の東映ラボテック社の試写室であった。

内容について詳細は避けるが、膨大な手間と時間と資金をかけた映画撮影が約2時間に集約される。

撮影前の脚本や打ち合わせ・・・シナハン(シナリオのための取材)やロケハン(撮影の事前準備)、さらにその前のベトナム側の製作会社との合作映画のための交渉・・・。

切り捨てるには惜しいシーンが多々ある。たとえばエキストラで出演していただいた人々が全員登場するわけにもいかない。また数時間をかけた撮影が、実際の映画では10分もかからないこともある。

こういった作業は、論文執筆と同じであると思った。研究テーマのために資料やデータを多数集めるのだが、全体の構成のバランスや主張を強調するためには、それらを捨てることもいとわない。それが論文の質を高めることになる。

この映画、原作者の小松さんが見ると、著書と映画は別物であるということを納得されると思う。映画には映画の脚本があり、その脚本の解釈とイメージ作りも監督によってまったく異なる。しかし原作から完全に分離しているのではない。不即不離。

私は映画を見て、原作の新たな解釈ができるという発見があった。原作者の意図とは違った原作の「一人歩き」である。この映画、けっして「認知症の母親をハノイで介護する」ということが主題ではない。映画は、だから面白い。ここでは、これ以上は言えません・・・。

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