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2015年2月28日 (土)

映画ビジネスの要点(5):投資回収率

「映画ビジネス」というからには、当然に営利事業である。興業収入と観客動員数が注目されるのであるが、投資回収率という観点から言えば、必ずしも「超大作」や「大作」である必要はない。中小規模の予算の映画であっても十分に投資回収は可能である。かえって中小の作品の方が投資回収しやすいかもしれない。

たとえば、映画公開前にTVスポットを流すことは映画動員に有効であると思われるが、その効果の度合いは、インターネット上のSMSやFACEBOOKが普及している今日、かつてほど大きくないのではないか。また映画館ではなく、その後のDVDレンタルで見ても良いという判断もありうる。この観点から、映画公開の広告宣伝に対する「コスト削減」が検討されてもよい。

また映画の投資=出資は著作権を伴うが、協賛や協力は広告宣伝またメセナ(芸術文化支援)のためであり、投資回収を期待するものではない。したがって映画総製作費がすべて出資で賄われるのではない。映画総製作費に占める出資の比率が小さいほど、出資の効率性は高い。小さい出資で、より大きな製作費の映画の著作権を保有できるからである。

以上を考慮して、投資回収率の高い映画を製作する。総製作費の高低よりも投資回収率の追求を優先することも映画ビジネスの要点であると思われる。

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