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2014年12月 7日 (日)

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」(9):現実と仮想世界の境界

この映画は、小松みゆき『越後のBaちゃんベトナムに行く』(2B企画)を原作にしている。しかし映画と小説は別個の媒体であり、映画製作と出版社の間に著作権の問題は発生しない。Cimg8917もちろん映画化に対する原作者の承諾は必要であり、原作者と出版社の間で著作権に関する契約があれば、それは考慮されなければならない。

また出版社に映画化を伝えることは社会的な礼儀であると思われるが、いずれにせよ出版社は、映画化によって著書の販売促進の宣伝をしてもらっているようなものである。

ここで何が言いたいかと言えば、出版物と映画とは別個の著作権をもった作品ということである。したがって映画が原作通りでなければならないというわけではないし、ましてや映画が現実の主人公から乖離していても問題ない。

撮影現場を見ていると、以上のことを実感する。映画は、現実と仮想世界の境界をさまようように描きながら、それが観客を独特の世界の中に引き入れる。この世界の居心地がよければ、再度見てみようと思う。

こういった映画制作は、大森一樹監督の手法なのかもしれないが、私は納得したし、この寓話的なベトナムの世界に身を置けば、私は心地よい感じがするであろうと思う。

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