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2014年11月12日 (水)

日本人としての反省:ポルポト政権を支持していた

カンボジアの歴史を日本人が考える場合、その中にはカンボジアと日本の関係史も含まれる。

ここで日本人として反省すべきことは、ポルポト政権を日本政府が支持していたことがあったということである。

ベトナムがカンボジアに「侵略」してポルポト政権を倒したとして、ひとりベトナムが国際社会で「悪者」になった。その懲罰を名目にして中国は北部ベトナムに侵攻した。

ベトナムにしてみれば、ポルポト政権を崩壊させたのだから自分は良いことをしたと思ったに違いない。その反応が国際的な非難なのだから、割の合わない話である。

こういった誤解が発生する理由は、いわゆる事大主義・権威主義の存在がある。つまり、この時期は「冷戦」時代であり、さらに「中ソ対立」もあった。大国の言うことに従う方が賢明である。具体的には中国・米国の言うことは正しい。他方、ソ連の言うことは正しい。このような「思考停止」の雰囲気が、この時期にはあった。換言すれば、「長いものには巻かれろ」という態度が蔓延していた。

私は、カンボジアのキリングフィールドなどポルポト政権時代の悲劇を思う時、人間が思考停止になった怖さを感じる。それは、ポルポト政権それ自体もそうであったし、その周辺の国々や人々もそうであったと思われる。

自主独立。自分の頭で考える。さらに自分の経験したことしか信用しない。この重要性をポルポト政権の盛衰を考える時に想起させられる。、

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