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2014年11月30日 (日)

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」(2):松坂さんVサイン

岡田裕プロデューサーによれば、俳優さんは写真を撮られることに非常に気を遣うそうである。写真を勝手に撮ると、「今のはだれだ~!!」となるらしい。Cimg8668_2しかし今回の松坂さんは「OKですよ」と言って頂いた。写真左は、ベトナム側のダン=タット=ビン監督。ベトナム人の中では有名な監督である。私的ではあるが、松坂さんの素敵な写真が撮れた。Cimg8684この懇親会にはベトナム人の俳優も出演。写真上は女優陣。写真下は、バンハウさん。私と席が隣であったが、有名な人らしい。確かに味わい深い人間性を感じる。Cimg8612そのほかチャン=ニュンさんと松坂さん。こういったベトナム人俳優が松坂慶子さんとベトナム語で共演する。これは本映画の見所でもある。Cimg8630こういった映画を通して、日本とベトナムの俳優やスタッフの交流と相互理解が促進される。まさに合作映画の意義である。

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2014年11月29日 (土)

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」(1):撮影前夜祭

11月30日から、いよいよ映画撮影が始まる。日本人とベトナム人の映画関係者が初めての合作映画を製作する。

日本とベトナムの文化交流史、そして両国の映画史の歴史に残る事業が、いよいよ実現に近づいている。私にとっては、映画を作るという夢の具現化である。

11月29日は撮影開始の前夜祭。両国からの製作関係者が50名ほど集まった。Cimg8591主催者を代表してベトナムのドンドショー社のオアイン社長が挨拶。左側の女性は大阪大学大学院の通山さん。ハノイ在住で通訳をお願いした。その隣に松坂慶子さん、草村礼子さんが続く。右端は、映画の舞台にもなるハノイの「青年劇場」の実在の社長。映画製作にも協力している。Cimg8575右が原作者の小松みゆきさん。草村礼子さんは小松さんの実母の役をされる。草村さんは小松さんに「どこまで実際のお母さんに近づけるかわからないが、全力を尽くします」というメッセージを送られている。Cimg8616松坂慶子さんのアオザイ姿も魅力だった。この前夜祭のために特別注文された。パーティードレスとして、どこに出ても通用すると思われた。この意味で、もっともっとアオザイが日本そして世界に普及しても不思議ではない。

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2014年11月28日 (金)

ダイエー消滅:少し考えたこと(2・完)

人間は死んでも会社(=法人)は不老不死になりうる。会社が存続するために、そこで働く人間が頑張る。さらに犠牲にもなる。会社の存続を人間よりも最優先にする。昨日、こういった理屈を考えた。

寿命に限りある人間よりも、不老不死にもなりうる会社により高い価値を見いだす。「永遠」とか「不朽」という観念に価値があると判断する。こういった論理の延長には、会社を国家に置き換えて、人間よりも国家を優先するという主張が見えてくる。

法人は人間が作ったものであるが、その法人に人間が支配される。国家は人間が作ったものであるが、その国家に人間が支配される。これは本末転倒である。

ダイエー消滅という現実に接して、かつて「天下のダイエー」と自負してダイエーで働いた人々は、ようやくダイエーの呪縛から解き放されたのではないか。

組織に属し、組織に依存する人間から、個人として本来の人間に戻る。こういったことは、会社の退職後にも見られる。また終戦直後の日本でも、天皇を中心とした「神の国」という国家観が敗戦によって崩壊したのだから、国民の多数は同様の心理状況であったと想像される。

以上、法人と自然人。組織と人間。国家と国民。この両者の関係について思いついたことを書いた。

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2014年11月27日 (木)

ダイエー消滅:少し考えたこと(1)

11月26日にダイエーがイオンの完全子会社となり、上場廃止になるという報道があった。

私は、大学の担当講義「企業論」で「自然人は必ず死ぬが、法人は死なない」と教えている。もちろん法人であっても「解散登記」すれば会社は死ぬことになる。

ダイエーの場合、事業はイオンに引き継がれるのであるが、イオンとの株式交換でダイエーは消滅する。まさにダイエーの最期である。

現代の科学で人間の「不老不死」の実現は不可能であるが、その可能性が法人にある。いわゆる「老舗」である。しかし老舗になったからと言って、日々の革新や改善がなければ、やがて老舗は死を迎えるであろう。

法人であっても不老不死は難しい。しかし自然人と違って可能性はある。不老不死の夢を人間は実現できないが、法人は実現できる可能性がある。「会社のために頑張る」という愛社精神の中には、自己の利益のみならず、こういった潜在意識が秘められているのかもしれない。

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2014年11月26日 (水)

ベトナムの家庭料理

この10月にハノイの友人の家に招待されて、緑豆のケーキ(Banh dau xanh)をご馳走になった。奥様の手作りである。Cimg8499
緑豆、砂糖、オイル、ヤシの実などが原材料である。日本で言えば、材料は違うが「おはぎ」に相当する甘いお菓子である。

おそらく今後、健康志向がベトナムで強まると、甘さ控えめが当然になるだろうし、食事の西洋化が進めば、こういったお菓子自体を作るベトナム人が少なくなるのだろう。

それは日本の食生活、日本の料理の歴史でもある。

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2014年11月25日 (火)

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」:通訳の問題

かつてベトナム人の通訳を雇えば、1日100ドル。学生は1日20ドルくらいと言われた。10年以上も前だっただろうか。

それが現在、日本に留学経験もあり、国際会議で通訳の経験があるベトナム人となれば、250ドル~300ドル。学生通訳でも通訳会社に依頼すれば、80ドル。直接に依頼しても40ドル~50ドルである。

こういった通訳費用をいかに抑えるか? これはプロデューサーの重要な仕事である。もちろん監督やスタッフ(照明・カメラ・録音)などに気持ちよく仕事してもらうことが最優先である。

コストを抑えて最善の成果を達成する。この工夫は、すべてのビジネスに共通している。ベトナムの場合、通訳のような人材調達については、お金と人脈の最適な組み合わせを考える。また通訳が円滑でない場合、そのバックアップ体制も考える。

ベトナムを初めて訪問して仕事する。その仕事の中でも映画撮影は滞在期限が定まっており、失敗が許されない。撮影開始まで数日後となった今、私の手配と調整に間違いはなかったか。少しばかり緊張する。

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2014年11月24日 (月)

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」:資金調達の問題

この映画、文化庁から平成26年度「国際共同製作映画支援事業」に採択されている。

http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/03eiga_sien/shien04.html

http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/eiga_saitaku_140411.pdf

しかし実際に助成金を受給できる時期は、映画完成後である。それまでの資金は日本とベトナムで調達しなければならない。大手の映画配給会社や広告代理店が出資するならともかく、私たちのような映画製作委員会による資金調達は大きな困難を伴う。

幸いにも、資金のメドが立ったので撮影開始にまで至ったのであるが、それでも資金繰りは常に頭を悩ます。最終的にお金が集まっても、それは撮影途中の運転資金には利用できない。これが最大の問題である。

たとえば日本学術振興会の科学研究費補助金のように、助成金額が決まれば、その金額を年度内に自由に使用してもよいことにならないのか? 良質の映画を作ることが最優先の目的であるとすれば、資金的な困難を生まないことが必要条件である。

そのためには審査を厳格にするとか、映画製作の過程での中間報告また中間検査をすればよいと思う。

 

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2014年11月23日 (日)

資本主義が大好きなベトナム人

日本ベトナム友好協会が発行する『日本とベトナム』(2014年11月15日、第704号)によれば、ベトナム人は資本主義が大好きと指摘されている。

資本主義の信奉度に関する世界44カ国の国民調査(2014年10月CNN調査)ではなんとベトナムが95%と44カ国中1位だったという。ちなみに米国は70%日本が47%だ。ベトナムの国名はまさに『名は体を表さ』ず、名称と実態との隔たりを思わずにいられない」(新妻東一「ハノイ便り」(3))。

なお、上記の執筆者である新妻さんは、私にとってハノイで最も頼りになる日本人のひとりである。この調査結果について、いろいろコメントすることができる。ただ「名は体を表さず」という指摘は多くに妥当する。

たとえば「みんなの☓☓」が「自分の☓☓」であったり、「自由民主☓☓」が「非自由非民主☓☓」であったりする。本質を見抜くことが何よりである。

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2014年11月22日 (土)

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」:挿入歌

挿入歌は、もちろん「風に吹かれて」。

http://www.youtube.com/watch?v=7GDqvnGai50

ボブ=ディランの歌であるが、その後にPPM、日本語では吉田拓郎も歌った。私の小学生や中学生の時のラジオ番組での名曲である。

この歌詞の日本語訳は次の通り。現代でも世界で戦争が続いている。この歌が、映画公開を契機にして再びヒットするかもしれない。
引用 http://20th-century.hix05.com/Bob-Dylan/dylan01.blowin.html

  どれほどの道を歩かねばならぬのか
  男と呼ばれるために
  どれほど鳩は飛び続けねばならぬのか
  砂の上で安らげるために
  どれほどの弾がうたれねばならぬのか
  殺戮をやめさせるために
  その答えは 風に吹かれて
  誰にもつかめない

  どれほど悠久の世紀が流れるのか
  山が海となるには
  どれほど人は生きねばならぬのか
  ほんとに自由になれるために
  どれほど首をかしげねばならぬのか
  何もみてないというために
  その答えは 風に吹かれて
  誰にもつかめない

  どれほど人は見上げねばならぬのか
  ほんとの空をみるために
  どれほど多くの耳を持たねばならぬのか
  他人の叫びを聞けるために
  どれほど多くの人が死なねばならぬのか
  死が無益だと知るために
  その答えは 風に吹かれて
  誰にもつかめない

ボブ・ディランを象徴する曲で、プロテストソングの名作として今でも歌われている。1963年にリリースされ、アルバム "Free Wheelin' に収録された。

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2014年11月21日 (金)

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」:シナリオの変遷

奥田瑛二さんの魅力は何か。

この問題を考えることは、すべての男性にとって「有益」・・・と思う。ハノイの撮影現場を拝見して考えてみたい。人間としての「深い味わい」。どこかのコーヒーの宣伝ようだが、これではないか。

さて、この映画が企画されて2年になろうとしている。ようやくハノイでの撮影が始まる。「始まる」だけで感激するのだから、撮影が終了時、試写会の上映、そして一般公開(来年7月頃)となれば、いったい私はどうなるのか。

映画のシナリオも、製本されたものだけで3冊になる。これらは、いずれもベトナム語に翻訳されている。

1.「越後のBaちゃんベトナムに行く」
2.「ラストライフをベトナムで」
3.「ベトナムの風に吹かれて」

最初は2013年に完成、今年に入って2冊。このシナリオを読んで、松坂慶子さんを始め俳優さんは出演を決める。最後のシナリオについても、ギリギリまでセリフの手直しがある。

この気持ちは理解できる。大学教員や研究者が論文を書く場合と同じである。校正の最後まで論文を手直しする。しかし映画では、撮影の現場でもセリフは変更される。まさにギリギリまでの改善・修正を諦めない。最後まで諦めない。すべての仕事に共通した成功要因である。

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2014年11月20日 (木)

俳優さんの写真流出:善意でも注意する

映画製作の打ち合わせの時、松坂慶子さんと草村礼子さんのツーショットの写真を撮ったが、松坂さんの方は「公開はNGにして下さい」ということであった。

松坂さんは私的な立場であることを主張された。これに対して草村さんはお化粧もされていて「少しなら写真いいですよ」という返事であった。

俳優やタレントは、その写真も商品なのだから、それを勝手に使用することはできない。おそらく使用する人は善意で「宣伝してあげている」と考えるのだが、肖像権など法的な人権の観点から言えば、問題が生じる。

たとえば奥田瑛二さんの写真を撮ったが、本人には公開を確認していない。もちろん「いい顔」の写真なのだが、ちょっと公開は控えようと思う。

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2014年11月19日 (水)

日本ベトナム初の合作映画:奥田瑛二の魅力

東京の調布市にある角川大映スタジオ(http://kd-st.co.jp/)を訪問した。

日本ベトナム初の合作映画「ベトナムの風に吹かれて」に出演する奥田瑛二さんの「衣装合わせ」を見学するためである。Cimg8548左が奥田瑛二さん、隣が制作の岡田裕さん。そのほか映画スタッフ(撮影・記録・照明)そして右が大森一樹監督。

奥田さんは、男性から見ても魅力がある。尊敬できる大学教授を何人か知っているが、そういった人々とは違った魅力。それは何か? それに気づくまで、もう少し時間が必要だと思う。

この「衣装合わせ」という作業も興味深い。それぞれの場面に出てくる衣装の何着かを着替えて、監督に見てもらう。それを写真を撮って記録する。さらに時計が20個、メガネが10ほど、また旅行カバンも数点の中から場面のイメージに合うものを選ぶ。Cimg8546衣服のサイズが合わないと補整もしてもらえる。メガネも度数を指定すればレンズを入れてもらえる。映画を見る側は簡単なのだが、映画を制作する側は大変な労働集約的な作業がある。お金がかかるのは当然と納得した。

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2014年11月18日 (火)

日本ベトナム初の合作映画・BAちゃん役の草村礼子さんに会う

東京で松坂慶子さん、草村礼子さん、奥田瑛二さんにお目にかかった。いずれも初の日本ベトナム合作映画『ベトナムの風に吹かれて』の主要な出演者である。Cimg8532
写真は草村礼子さん。お元気の秘訣は体操することと笑顔で話されていたが、おそらく映画撮影になると、プロに変身されるの違いない。

松坂慶子さんとはNHK木曜時代劇「ぼんくら」で一緒に出演されていて、すでに面識がおありになる。実際にお目にかかったお2人は映画の中の母娘のような雰囲気であった。草村さんは新潟弁を駆使する認知症のお婆ちゃん。映画では主役の松坂さんに匹敵する重要な役割である。

映画のタイトルは、ようやく最終的に「ベトナムの風に吹かれて」に決まった。「越後のふたりベトナムを走る」は私の好きなタイトルだったが、映画内の挿入歌「風に吹かれて」が生かされて、最終的なタイトルとなった。

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2014年11月17日 (月)

『世界経済評論』に書評掲載

私の学生時代から発行されている専門雑誌『世界経済評論』に私の書評が掲載された。

(書評)西口清勝・西澤信善編著『メコン地域開発とASEAN共同体』『世界経済評論』2014年11・12月号、第58巻第6号、一般社団法人世界経済研究協会。
参照 http://www.sekaikeizai.or.jp/issue/

この著書については、すでに本ブログでやや詳しく紹介している。

「ASEAN・AEC・CLMV・GMSといったキーワードに関心をもつ研究者・実務家・製作担当者にとって必読・必携の書籍として本書を推薦したい。」

こらが私の書評の結語である。

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2014年11月16日 (日)

ゴルフに行ってきました

富士OGMゴルフクラブ小野コースに行ってきました。親しい会社の社長が誘ってくれたのですが、そのほか2名の参加者がそろわず、1人で参加された男女のメンバーと一緒にコースを回りました。 参照 https://www.orix-golf.jp/ono/access.html

初対面の方々でしたが、すぐに親しくなるところがゴルフの良いところでしょう。

私は、新しいゴルフクラブを試してみたのですが、スコアはまったくダメでした。しっかり覚えていないほど・・・。

「力んだらだめ」と頂戴した助言は、最も有効であった。いろいろ今後の課題がみつかった。頭で考えるのではなく、ビジネスもゴルフもやってみないと分からないことが多い。

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2014年11月15日 (土)

ブルーオーシャン戦略

大学のゼミで『ブルーオーシャン戦略』を読んでいる。すでにインターネット上で内容は多数紹介されているので、内容の紹介は省略する。

Photo_2
ここでの注目は、既存のビジネスモデル・商品・業態から、ブルーオーシャン状態(競争のない独自の市場)に乗り出すためには、次の4つのアクションを考えることと指摘されていることである(51頁)。

(1)業界常識として製品やサービスに備わっている要素のうち、取り除くべきものは何か。
(2)業界標準と比べて思いきり減らすべき要素は何か。
(3)業界標準と比べて大胆に増やすべき要素は何か。
(4)業界でこれまで提供されていない、今後付け加えるべき要素は何か。

新しいことを始める場合の共通点だと思うが、「思いきり」「大胆に」がキーワードであろう。中途半端な改革は効果も低く、時間と費用を無駄にする。

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2014年11月14日 (金)

「アラカン」とは何か

「アラカン」という言葉を昨日、初めて聞いた。

最初に私は嵐寛寿郎のことと思ったが、実は、60歳(=還暦)前後の人のことを言うらしい。

「アラサー」で30歳前後、「アラフォー」で40歳前後であるが、それ以外は聞いたことがない。

ちょうど私は「アラカン」なので、いろいろな場面で使ってみようと思う。

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2014年11月13日 (木)

TV番組「ドクターX」の悩み:「付け届け」は必要か?

米倉涼子の「ドクターX」は録画して何度も見ている。ここでの注目は、患者さんから医師に対する「付け届け」の場面である。

私を含む一般の人々が入院した場合、「いくら執刀医に『付け届け』すれば良いか?」などと考えてしまう。

一般の常識では、こういった必要はないと思われるのだが、米倉涼子の「ドクターX」を見れば、「やはりしなければならないのだ・・・」と思ってしまう。もちろん同じような場面は、TV番組「白い巨塔」(田宮版・唐沢版)にも見られたが、「ドクターX」はより頻繁である。

実際の病院・医院での対応として、たとえば「本院では患者様からの『お心付け』は固くお断りしております」と書いてあれば、「なるほど」と納得するのだが、そういった表示がない場合、「やはり、しなければならない」「受け取ってもらえる」と思ってしまう。

TVの影響力は大きいだけに、こういった患者の心配に対する配慮が病院にも必要であろう。

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2014年11月12日 (水)

日本人としての反省:ポルポト政権を支持していた

カンボジアの歴史を日本人が考える場合、その中にはカンボジアと日本の関係史も含まれる。

ここで日本人として反省すべきことは、ポルポト政権を日本政府が支持していたことがあったということである。

ベトナムがカンボジアに「侵略」してポルポト政権を倒したとして、ひとりベトナムが国際社会で「悪者」になった。その懲罰を名目にして中国は北部ベトナムに侵攻した。

ベトナムにしてみれば、ポルポト政権を崩壊させたのだから自分は良いことをしたと思ったに違いない。その反応が国際的な非難なのだから、割の合わない話である。

こういった誤解が発生する理由は、いわゆる事大主義・権威主義の存在がある。つまり、この時期は「冷戦」時代であり、さらに「中ソ対立」もあった。大国の言うことに従う方が賢明である。具体的には中国・米国の言うことは正しい。他方、ソ連の言うことは正しい。このような「思考停止」の雰囲気が、この時期にはあった。換言すれば、「長いものには巻かれろ」という態度が蔓延していた。

私は、カンボジアのキリングフィールドなどポルポト政権時代の悲劇を思う時、人間が思考停止になった怖さを感じる。それは、ポルポト政権それ自体もそうであったし、その周辺の国々や人々もそうであったと思われる。

自主独立。自分の頭で考える。さらに自分の経験したことしか信用しない。この重要性をポルポト政権の盛衰を考える時に想起させられる。、

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2014年11月11日 (火)

プノンペンの訪問地:写真で見るキリングフィールド(4・完)

今回の訪問で4回目か5回目になるが、詳しい音声ガイCimg8295ドが準備されていたために、最も印象深い訪問になった。ゆっくりと時間をとって、木陰の椅子に腰をかけながら、いろいろな思いを巡らす。そういった時間を過ごすことができる場所である。Cimg8310
市内から少し距離があるが、ぜひ訪問してほしい場所である。



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2014年11月10日 (月)

プノンペンの訪問地:写真で見るキリングフィールド(3)

音声ガイドであるが、以下の写真のように15カ国の言葉が用意されていた。日本人も訪問しやすくなっている。ぜひプノンペンに足を伸ばし、カンボジアの近代史の理解を深めてほしい。Cimg8322日本に来て、たとえば広島や長崎を訪問する外国人がいる。そういった外国人は、どのような気持ちで訪問しているのであろうか。Cimg8290さまざまな反応があると思うが、少なくとも原爆や戦争の悲惨や悲劇を実感し、それを二度と繰り返さないという気持ちになってもらえれば、日本人として歓迎すべきことではないかと思う。このキリングフィールドもそういった場所である。Cimg8314


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2014年11月 9日 (日)

プノンペンの訪問地:写真で見るキリングフィールド(2)

現在は緑の多い公園になっているのだが、死者の魂が渦巻いていると思えないこともないし、他方、安らかに眠っているとも感じられる。Cimg8288人間という動物の残虐性を想起し、自らの戒めにすることができる場所と言えるだろう。Cimg8286入り口で日本語の音声ガイドを渡してくれる。明瞭な日本語の解説によって、この場所の意義が十分に理解できるようになっている。数年前には、こういった設備はなかった。


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2014年11月 8日 (土)

プノンペンの訪問地:写真で見るキリングフィールド(1)

Cimg8278_2カンボジアと言えば、シェムリアップにあるアンコールワット遺跡。世界的な観光地として異論はないであろう。それに比べてカンボジアの首都プノンペンの日本人の訪問はかなり少数である。

ポルポト政権時代の残虐な歴史を想起したくないという感情は理解できるが、それを直視してこそ、現在のカンボジアが理解できるように思う。Cimg8283
今回は、キリングフィールド(現地名:チュンエク)を訪問した。もう一つのプノンペン市内で訪問地となっている「ツールスレン収容所」の人々がここで虐殺された。

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2014年11月 7日 (金)

プノンペンのイオンモール:写真で紹介(8・完)

イオンモールは、おそらく酷暑のプノンペンでは、魅力的な集客場所になることは間違いない。好立地であるし、駐車場もある。そして何よりも涼しい。Cimg8405継続した集客のためには新しい魅力あるイベントを適時開催することが求められる。モールの1階では高級車が写真上下のように展示されていた。Cimg8408写真上はジャガーであるが、スタッフに聞いてみると日本円で1700万円ほど。日本のイオンモール内でこういった高級車の展示はないから、これがカンボジアのイオンモールの特徴とみなされる。つまりジャガーを買うようなカンボジア人が来る場所なのである。Cimg8349写真上は日本茶「おーいお茶」。1本の値段は1.6ドルだから200円弱。これをカンボジア人が買うというよりも、プノンペン在住の日本人向けではないか。店内には外国人向けのカンボジアのお土産の店もある。

このような品揃えを考えると、プノンペンのイオンモールのターゲット顧客は、中上流以上の富裕層カンボジア人、そして在カンボジア日本人、韓国人や外国人と考えられる。ベトナムではイオンモールに先行していた大型ショッピングセンターであるロッテマートやBIG Cがカンボジアには存在しないから、日本人以外の外国人も来店するであろう。

定点観察を続けていけば、カンボジア人の消費動向が理解できることになる。カンボジア初の大型店イオンモールの発展に期待したい。











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2014年11月 6日 (木)

プノンペンのイオンモール:写真で紹介(7)

プノンペンのイオンモールで注目される専門店は、ダイソーであった。通常のカンボジアでは買えない安い商品。これに人気が出ないはずはない。最も来客が多くて活気がある。Cimg8367また以下の店も注目である。イオンの小口金融・消費者金融(マイクロ=ファイナンス)の店。同様のイオン店はラオスにもある。カンボジアでは小売り業とファイナンスを同時に始める。ラオスでは小売り業の前にファンナンス業を始める。イオンのアジア展開の基本戦略を示唆しているように思われる。Cimg8369カンボジアの大手銀行で、ラオスにも支店を展開しているアクレダ(ACLEDA)銀行もマイクロ=ファイナンス業務から出発している。マイクロ=ファイナンス会社でお金を借りて、たとえば写真下のノジマ(参照 http://www.nojima.co.jp/)で買い物をする。これこそ、外資系小売店にとって「理想的なカンボジア人消費者」とみなされる。Cimg8371ノジマは関東地方が中心の家電販売店であり、関西ではコジマと間違われることもあるが、日本では最大級の家電量販店である。ベトナムではハノイの家電販売店と出資を伴う業務提携をしている。Cimg8372_2競争の激しいベトナムでは業務提携。本格的な家電量販店のないカンボジアでは直接進出。ノジマは的確な見識をもっている。ベトナムが大きな市場と言っても、所得向上で消費拡大が予想されると言っても、そこには競争が存在しており、ベトナム国内企業も有力な競争相手となる。












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2014年11月 5日 (水)

プノンペンのイオンモール:写真で紹介(6)

今回の写真は「吉野家」。今や世界的な店舗展開をしているが、ベトナムには未進出。写真のようにカンボジアが先行した。その理由は何か? いろいろ考えられるが、チェーン展開がベトナムでは規制されていることや、ベトナム人の食生活が保守的なことがあるように思う。Cimg8388セットメニューは盛りだくさんであるが、日本円で700円もする。写真下の単品でも400円ほど。日本と価格は大差ない。カンボジア人にとっては高いと思う。Cimg8384しかし味は合格。おなじみの肉とタマネギのほかに野菜も乗っていて新鮮な印象。私流の食べ方で七味唐辛子をかけた。これに生卵があればよかったが、残念なからそれはない。Cimg8385_2世界の牛丼、世界の吉野家であるが、カンボジア人に人気がでるのか?行列ができるか?もう少し時間がかかるように思われた。









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2014年11月 4日 (火)

プノンペンのイオンモール:写真で紹介(5)

プノンペンのイオンモールの日本食はどうか? 日本人にとって二重の意味で関心がある。第一は、日本人の感覚で合格かどうか? 第二は、地元カンボジアの人々の反応はどうか?Cimg8378プノンペン市内には焼き肉を含めて多数の日本料理店があるが、初めてのカンボジア人には入りづらいと思う。ここはドアのないオープン型の店舗なので、カンボジアの人が日本食に初めて触れる機会が設定されていると考えてよいだろう。 Cimg8390このように考えると、立ち去ったお客のテーブルに料理の大部分が残されていると、日本食が口に合わなかったと想像される。こういうカンボジア人は「日本食はまずい」という先入観をもつことにならないか?Cimg8381もちろん日本人には美味しくても、カンボジア人にはまずいことはありうる。その逆もあるのだから、これはしかたがない。少なくとも日本人が美味しいと思う日本食をカンボジア人に食べてもらいたい。



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2014年11月 3日 (月)

祭日でも平常通り

11月3日(月)は祭日。一般の人々は3連休の最後の日だと思う。しかし大学では平常の通りに講義がある。

年間で月曜日の祭日が多く、月曜日の講義の回数が不足するための処置である。日本国における教育を強調するなら、祭日は祭日にするべきであると思う。特に留学生は、その祭日の意味を実感して日本を理解することになる。

たとえばベトナムには「教師の日」や「女性の日」があるが、そういった日の設定や休日によって、ベトナムが教師や女性を大切にしていることを外国人は理解する。

祭日が祭日でなくなった根本的な理由は、大学における2単位の科目は15回の講義を必ず実施するように文部科学省が指示しているためと聞かされている。

15回の講義を確保するなら、たとえば平日に夜間の補講をすればよい。教員にとっては「残業」であるが、祭日を祭日にするためには致し方ないと私は思う。

日本国の文部科学省は、祭日の意義を学生に広く実感させるためにも、祭日は祭日にするべきである。そういう確固たる指示を出さないから、15回の講義確保のために各大学は安易に祭日を祭日にしないのである。

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2014年11月 2日 (日)

プノンペンのイオンモール:写真で紹介(4)

写真下はゲームコーナー。なかなかの賑わいである。こういった射幸心は人間に共通しており、その延長に「カジノ」があるのかもしれない。しかし他方、人間には射幸心を自制する理性があることも間違いない。Cimg8374イオンモールのレストランは大別して2つに区分されている。「ワールド=ダイニング」と「ジャパン=ダイニング」である。前者は、中国・シンガポール・韓国・イタリア・オーストラリア・インド・ベトナムなどの料理のカウンターが並ぶ。Cimg8376世界の料理をコンセプトにした店舗設計は面白い。選ぶ楽しみがあるのだが、大学のレストランのような感じもした。各店舗が独立して出店しているためか、ある店には生ビールがあり、ある店には瓶ビールしかない。Cimg8383生ビール人間の私としては、たとえばシンガポール料理を選んだとしても、生ビールがなければ、オーストラリアに行かなければならなかったりする。ドリンクを集中して提供するコーナーを別途に設置してほしかった。




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2014年11月 1日 (土)

プノンペンのイオンモール:写真で紹介(3)

ショッピングモールにおいて専門店の役割は重要である。イオン独自の店舗と専門店が相乗効果で集客する。これが理想である。それに加えてレストランや映画劇場・ゲームセンターも集客の要点となる。プノンペンのイオンモールでは、さらにアイススケートリンクがある。Cimg8396私の感覚では、カンボジアの夏はチリチリと暑く、より湿度のあるベトナムよりも厳しい。この環境から言えば、このスケートリンクは大人気であろう。Cimg8401写真上のようにインストラクターが指導してくれる。もちろん貸しシューズも用意されている。9月末にハノイのビンコム=ロイヤル=シティで安藤美姫さんが少し滑る様子を見たが、そういったイベントがここで開催されても不思議でない。Cimg8398また、スケートリンクは子ども大多数。カンボジア人の富裕層が子どもを遊ばせている。同じ光景をゴルフ練習場でも以前に見た。「子ども市場」は、ベトナムと同様にカンボジアでも有望かもしれない。

私が10年以上つき合っているカンボジア人運転手のトーチさんは、イオンモールに行ったことがないと言っている。彼の息子は今月に結婚予定で税務署に勤務している。ごく一般の中流カンボジア人だと思われるが、彼にはイオンモールは「敷居が高い」と感じられるのであろう。こういった個々の顧客データの蓄積が、集客の工夫のアイデアを生む。








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