« 書評:メコン地域開発とASEAN共同体(1) | トップページ | 書評:メコン地域開発とASEAN共同体(3) »

2014年10月12日 (日)

書評:メコン地域開発とASEAN共同体(2)

本書の執筆者は25名である。全体が18章で構成され、ここで18名。さらにGMS(大メコン圏)の6カ国(CLMV=カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナムの4カ国、さらにタイと中国=雲南省と広西省チワン族自治区)に関するコラム欄が6つある。これに外国人執筆者の論文の翻訳者が加わり、執筆者は合計25名となる。

以上の25名中の10名が外国人研究者による執筆である。このような国際的な執筆者による研究成果の「集大成」が本書の第一の特徴となっている。

このような国際的な著書出版が実現した理由は、本書が科学研究費補助金(国際学術研究)「ASEAN・Divideの克服とメコン川地域開発(GMS)に関する国際共同研究」(2009~2011年度:代表研究者・西口清勝)の交付を受けた包括的な研究が凝集されているためである。

個人的な感想と事情を率直に述べれば、以上の「国際学術研究」が実施されている期間中、私が申請した「科学研究費補助金」に基づく研究課題が却下され続けてきた。その理由は、おそらく僭越ながら、本書の研究が私の研究対象(CLMV)と重複していたためである。

なぜ私の研究申請が却下されるのかと疑問をもっていたが、本書の研究成果を見れば、その却下の理由を私は納得できた。私個人の「単独研究」よりも、本書の「国際学術研究」が、より効率的・有益な成果が期待されるためである。事実、その期待は具現化されている。

以上の私の事情と感情からも、本書の出版は高く評価されるし、執筆者の努力に対して敬意を払わなければならない。

|

« 書評:メコン地域開発とASEAN共同体(1) | トップページ | 書評:メコン地域開発とASEAN共同体(3) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/57668232

この記事へのトラックバック一覧です: 書評:メコン地域開発とASEAN共同体(2):

« 書評:メコン地域開発とASEAN共同体(1) | トップページ | 書評:メコン地域開発とASEAN共同体(3) »