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2014年10月13日 (月)

書評:メコン地域開発とASEAN共同体(3)

本書の「第Ⅰ部:メコン地域開発の現状」では、第1章において2015年末に成立予定の「アセアン経済共同体:AEC」の概要が紹介される。さらにメコン川流域国6カ国(CLMV+タイ+中国)の経済統計が示される。

第2章においては、メコン川流域国の個々の都市(バンコク・ハノイ・ホーチミン市・プノンペン)や国境地域の周辺の状況が説明される。第1章ではメコン川流域国が「鳥瞰」されたのに対して、第2章はより地上に接近した視点が採用されている。

この2つの章を読めば、本書の対象となる地域・国・都市を読者は具体的にイメージできる。読者の関心を最初に「掴む」ことが意図され、そのことに見事に成功している。

本書は25名の執筆者から構成されるが、その全体の編者の見事な指揮・調整ぶりが冒頭の第Ⅰ部から示されている。

私は、本書で紹介されている都市や国境をほとんど訪問したことがある。ラオスと中国の国境であるボーテン、ベトナムとラオスの国境であるラオバオ、ベトナムとカンボジアの国境であるバベット。またラオスとタイを結ぶ第1友好橋(オーストラリアの援助)と第2友好橋(日本の援助)の両方をラオスからタイに向けて渡ったことがある。これらの様子は、すでに本ブログで紹介された。

私的には今後、カンボジアとラオスの国境を訪問したい。その目的は具体的に、ラオス側にある「メコン川の滝」や「ワットプー」をカンボジア側から訪問することである。これらラオス南部の貴重な観光資源は依然として未開拓であり、その発展が有望である。ラオス側と同時にカンボジア側からの接近を試してみたい。

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