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2014年10月29日 (水)

シーレーンを「牛の舌」が舐め取るのか?(3・完)

ここで10月16日の本ブログ「ベトナム中国の衝撃関係」を見てほしい。中国からベトナムに対する電力輸出の経済関係が紹介された。中国とベトナムの貿易関係を簡単に断絶できない両国に事情がある。

そういった背景もあり、10月27日にハノイで、中国の楊潔ち(漢字なし)国務次官とベファム=ビン=ミン副首相兼外務大臣が会談し、南シナ海での領有権問題を平和的に解決することで一致した。

今年5月にベトナムと中国の間の領有権問題において、中国側からの暴力的な衝突があり、両国間の緊張は高まったが、その後の両国の外交努力が緊張を緩和した。

けっして両国は自国の主張を撤回しなかったが、双方の問題を事的な手段ではなく、外交的・平和的に解決することでは合意した。

これに対して日本の「集団的自衛権」の行使は、軍事的行動の拡大・強化に他ならない。中国やベトナムに共通して深く広い関係をもったアジアの「先進国」日本が、なぜ両国に外交的な働きかけをして、平和的な解決を促すことができないのか。

太平洋戦争時代から今日まで、日本の貧弱な外交力の原因は何か。その解決策は何か。

人材育成の課題として「グローバル人材」と言われるのだが、強調されることは「グローバルビジネスに対応できる人材」のように思われる。しかし「外交力の強化」に対応できる人材も不可欠であろう。

この場合、だれもが専門職としての外交官になるという意味ではなく、だれもが国民レベルでの外交できる人材育成という意味である。実際、外国人の留学生や観光客が増加してくると、まさに身近に外国人が存在するようになってくるのである。そこには国際的な知識や感覚が不可欠であると考えられる。

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