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2014年8月 7日 (木)

ベトナムに関する質疑応答(4)

質問 南シナ海(ベトナムでは東海)での中国とベトナムとの領有権争いで、なぜ中国はあの時期に強硬な行動に出たのでしょうか。

回答 特に「あの時期」ではなく、南シナ海の管轄海域のベトナムと中国の紛争の歴史の一連の具体的行動の一環であると思われます。したがって現在、石油採掘施設は海南島方面に移動されて、両国の緊張は和らいで、問題が一時的に解決したように見えますが、今後も中国からの同様の挑発や紛争が継続すると考えられます。

ただし以下は私の想像ですが、5月10日~12日にミャンマーでアセアン外相会議・首脳会議が開催されており、その直前の挑発行動によって、その会議でアセアン諸国がどう対応するか中国が探りを入れたという見方ができるかもしれません。

そもそも2015年末の結成を目標にした「アセアン共同体」は、アジアにおける中国やインドの経済的な台頭に対するアセアン諸国の対抗策でした。この共同体に対して中国は必ずしも歓迎しているわけではないと思います。そこで共同体の成立前年、そのメンバーである「生意気」なベトナムを挑発したという解釈もできるでしょう。

さらに日本の尖閣諸島の国有化を意識して、中国の領土に関する「核心的利害」を保持する決意を内外に示す一貫した行動ともみなされます。もちろん中国の国内問題から目をそらせるための対外行動と一般に考えられるでしょう。

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