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2014年8月 8日 (金)

学生のレポートが裁判の証拠になる

テレビドラマのDVD『白い巨塔』(韓国版)を見ていると、病院で実習する学生が書いたレポート「病院実習日記」が有力な物的証拠になって、主人公の「誤診」(=注意義務の怠慢)が有罪になった。

同じ『白い巨塔』でも、日本のドラマの田宮二郎主演では、外国研究論文を輪読・検討する「抄読会」の記録、唐沢寿明主演では看護師が記載する「看護記録」が証拠となっている。

日本の場合、学生のレポートが裁判の証拠になる可能性はあるのだろうか?

そういった疑問より以前に、レポートを長期に保存する教員がいるのかが疑問である。通常、その学期の成績評価が終わり、学生からの成績に関する問い合わせ期間が終わると、レポートや試験の解答用紙はシュレッダーにかける。またはレポートを学生に返却することが一般的である。

この点で韓国版『白い巨塔』は不自然に思われる。ただし学生の優秀なレポートを保存しておくことは皆無ではない。私にも、そういった経験はある。後輩学生の「見本」にするためである。

なお、最近の学生を見ていると、こういった裁判の証拠能力のあるレポートを書ける学生がいるのかどうか疑問に思うことがある。「コピペ」(注:もちろん引用の出所を明示しているのだが)に慣れた学生が、冒頭の「実習日記」のような現場での「生の情報」の要点をレポートするには訓練が必要であろう。

読書レポートが一般的な課題として多いが、現場報告レポートを書かせることも学生にとっては有益な訓練になる。

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