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2014年7月26日 (土)

スパルタカスⅢ:新たな発見

DVDで『スパルタカスⅢ』が発売されている。このシリーズ最終版である。

「スパルタカス」と言えば、私の学生時代に見た映画、スタンリー=キューブリック監督、カーク=ダグラス主演、相手役のジーン=シモンズ、アカデミー賞を受賞したピーター=ユスチノフといった俳優を想起する。さらにドイツ革命では、ローザ=ルクセンブルグなどの「スパルタクス団」と言う名前も「世界史」の中の記憶に残っている。

この作品が何度も支持される理由は、反抗・反逆・革命が主題だからであろう。圧倒的な権力をもったローマ帝国の圧政に反逆する奴隷スパルタカスという対立の構図である。

このDVDを見て新たに痛感したことは、スパルタカスが率いる反乱=革命集団が、単なる奴隷ではなく、剣闘士で構成された「強い奴隷」ということである。戦闘のプロで組織された反乱軍が、サラリーマン集団のローマ軍よいも強いのは当たり前である。

この観点から言えば、反抗・反乱・革命には「精強な部隊」が必要である。いわゆる革命理論の中では「前衛」ということになる。その精鋭部隊の増強が成功の決め手ではないか。スパルタカスが敗退した理由は、この「増強」ができなかった。けっして大衆(=普通の市民)の支持が不足していたわけではない。そもそも大衆は、こういった改革に無関心または恐怖を感じる。

組織(=国家・社会・会社)の変革を具体的に遂行するためには、「殉教者」ではなく「精鋭部隊」の増強が不可欠である。この場合、一般の人々の支持に必ずしも依拠する必要もない。この「増強」には、戦略が必要であり、そのための時間と計画が求められる。これが、組織改革の一般論として妥当するかどうか。

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