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2014年4月16日 (水)

「優秀なベトナム人」は本当か?

優秀なベトナム人。今まで私もよく耳にする評価である。しかし同じ人間として民族的な優劣があるとは思われない。その背景と今後を考える。なお、ここで「優秀」の内容を厳密には定義しない。単純に「頭が良い」という程度の意味である。

結論を言えば、このような印象は、これまで日本人が接触するベトナム人が優秀であったから次第に定着した「一般論」であろう。また、ベトナム人に会ったことがないという日本人も、フランスや米国に対する「戦勝国」であることを指摘すれば、「優秀なベトナム人」と言っても違和感なく納得する場合が多い。

大学では、これまで国費留学生が多数であったベトナム人は確かに「優秀」であった。しかし所得水準の上昇に伴って、私費留学生が次第に増加している。そうなれば、日本の大学の中で自然に「優秀なベトナム人」が希薄化される。

企業現場の場合でも、1998年当時、ハノイの住友電装(スミハネル)には医師資格者が作業員として働いていた。日系企業の従業員の方が医者よりも給料がよいからであった、しかし今や、このようなことはありえない。

ベトナム人は、これまで日本人に「過大評価」されてきたように思われる。いよいよ今後、正味のベトナム人が評価される時代が到来したと考えられる。ベトナム人、そういう背景を自覚して頑張れ!!

日本語学校におけるベトナム人の留学生数は、2013年で7,509人。中国(15,991人)に次ぐ2位であるが、前年比で5,774人の増加。これは4.3倍に達する。また専門学校・大学・大学院のベトナム人留学生数は、6,290人、これは中国(81,884人)・韓国(15,304人)に次ぐ3位であるが、中国と韓国がその人数を減少させているが、ベトナム人は前年比1,919人の増加。これは1.4倍となる。日本語学校の学生が専門学校や大学に進学するとすれば、この増加は来年も加速すると予想される。
参照 http://www.jasso.go.jp/statistics/index.html

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