« 大学の先生は「プロフェッサー」 | トップページ | ベトナム航空のIPO(新規株式公開)は本年9月 »

2014年4月12日 (土)

ベトナム小売業の課題:常時改革・日々革新

すでに紹介したように昨年ハノイでは、ベトナム資本のビンコムグループが「メガモール」2カ所を開業した。ロイヤル=シティタイムズ=シティである。いずれも商業施設と住宅を併設している。

ロイヤル=シティには遊泳プールとアイススケートリンクがあり、タイムズ=シティには水族館がある。日本人でも驚嘆するこれらの施設によって多数の集客が見込まれると計画されていたに違いない。

しかし最近、その当初の集客に陰りが見られると言う。「新しいモノ好きのベトナム人」に限らず、日本人消費者も常に流行に左右され、移り気で飽きっぽい。そういった消費者心理は、ある程度の経済発展を達成した社会では普遍的であろう。

2つのメガモールは、ベトナムの中間層から富裕層を対象にした商業施設である。そういった消費者に対応するためには、日々の革新的な発想の追求やサービス・イベントの改革が常時検討されなければならない。

ちょうどイオンモールがホーチミン市に開業し、ハノイ近郊では着工したばかりである。同社の集客の技術やノウハウは、ビンコム=メガモールに様々な教訓を与えるはずである。いわゆる「箱モノ」だけのハードな集客には限界がある。集客のソフト面の持続的な改革・革新が求められる。この教訓を学習できなければ、ビンコム=メガモールに未来はないかも?

付言すれば、1990年代の韓国人の中には、ソウルで次々と建設される高層建築を見て「もはや日本に追いついた」という論調があった。しかし知日派の韓国人は、日本企業のソフト面での高い水準を認識していた。ベトナム人が当時の韓国人と同様の「錯覚」に陥り、ソフト面での改革・革新に慢心していないことを祈りたい。

|

« 大学の先生は「プロフェッサー」 | トップページ | ベトナム航空のIPO(新規株式公開)は本年9月 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/55763785

この記事へのトラックバック一覧です: ベトナム小売業の課題:常時改革・日々革新:

« 大学の先生は「プロフェッサー」 | トップページ | ベトナム航空のIPO(新規株式公開)は本年9月 »