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2014年4月10日 (木)

企業は「人間の組織」である

私が担当する「企業論」の講義が始まった。古い呼び方では「企業形態論」という科目である。経営学の一分野として必修目に含まれることも多い。

たとえば「株式会社の仕組み」について説明すると、なかなか難しい印象を受ける。それが制度的・法律的な問題という先入観があるからだと思われる。

そこで大学の初学者には、企業は「人間の組織」であると最初に指摘する。「皆さんと同じ喜怒哀楽をもつ人間が企業で働き、そして企業を経営している。そのような立場の自分を想定・仮定して講義に積極的に参加しましょう・・・」。こういう意味のことを講義で話した。

企業の活動・制度・経営を理解するために、その理論それ自体ではなく、それを自分の問題に引きつける。自分自身の問題として考えさせる。「あなたなら、どう考えますか?」と問いかける。

このような講義が実現できれば、複雑で難解に思われるかもしれない企業の制度や経営も必ず理解できるし、その知識は実践的であろう。これが「実学」の教育と言えるのかもしれない。

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