« 論文の参考文献と引用文献 | トップページ | 政商ビジネスと民間ビジネスの併存するベトナム »

2014年3月15日 (土)

「日本機械工業連合会」大阪事務所の総務懇話会で講演

3月11日の表題の講演のテーマは、「最近のベトナム情勢:私的事例を中心にして」という内容であった。

私的事例」とは、私自身の体験した事例を紹介して、そこからベトナムのビジネスやベトナム人についての普遍的な印象を指摘するという意味である。

私の理解によれば、通常の「事例研究」とは、何らかの注目される話題のある企業を調査して、その「事例」を紹介することでビジネス上の教訓や「発見」を指摘するというものである。また「ケースメソッド」とは、事例を読んだ受講生に対して、ビジネスの具体的な問題を提示して、その回答を受講生の間で議論させる教育方法である。。

事例研究もケースメソッドも、単なる理論の学習や、そのための単なる例示ではなく、より詳細な事例が中心になったビジネスの研究・教育の方法である。

この事例が他企業の話ではなく、自分自身のビジネス体験であれば、どうなるか?そういう実験的な講演を今回は実施した。そこでの私の講演の反省点は次の通りである。

(1)それぞれの体験から私自身が得た一般論を明示的に提起しなければならない。そうでなければ、単なる体験談で終わってしまう。(2)私自身が気がつかなかった選択肢や教訓を受講生から発言させなければならない。ここで受講生は講演もしくは講義に積極的・能動的に参加することになる。(3)私自身の体験の背景を説明することで、ベトナム全体の現状が把握できなければならない。(4)全体の論点のバランスを考える。製造業・法律・金融・人材育成・政治経済などの話題が網羅的であることが望ましい。

1年間の大学からの「サバティカル」(有給休暇)の成果として、こういった講義を大学でやってみたいのだが、その教育的な効果はどうか?実験的な講演におつき合い下さった「総務懇話会」の皆さまに感謝を申し上げたい。

|

« 論文の参考文献と引用文献 | トップページ | 政商ビジネスと民間ビジネスの併存するベトナム »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/55355361

この記事へのトラックバック一覧です: 「日本機械工業連合会」大阪事務所の総務懇話会で講演:

« 論文の参考文献と引用文献 | トップページ | 政商ビジネスと民間ビジネスの併存するベトナム »