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2014年2月20日 (木)

映画「おとなのけんか」を見る

ジョディ=フォスターなどアカデミー賞受賞が主演している映画「おとなのけんか」を見た。
参照 http://bd-dvd.sonypictures.jp/otonanokenka/

この映画の中の「議論」の方法が非常に興味深い。何度か「あなたの意見は論点を外れている」と反論する場面がある。日本で一般には、発言者に遠慮して、こういった「鋭い反論」は言えない傾向がある。

ここで指摘したいことは、論点(=換言すれば論理展開)を常に明確にした議論の練習(=教育)が、これからのグローバル社会における日本では、より一層必要ということである。

今後の日本企業において「グローバル人材」が不可欠という認識は広く容認されているが、その具体的な方法は、英語力の養成という表面的な内容に矮小化されているのではないか?

私見では、論点の明確化緻密な論理展開の有無が「グローバル人材」の中核的な資質である。英語を含む外国語の表現力は、その次の課題である。もっとも、この観点から言えば、論理的な文体をもった英語を含む欧米語を勉強することは、曖昧さを含む日本語よりも論理力を学ぶことにもなるかもしれない。

(注):私見では、日本語それ自体が非論理的な言語ではない。その表現が多様なために日本語の使用時に非論理的な曖昧な文章になることが多々ある。事実、私自身が「何を言いたいのか不明確な日本語」を頻繁に論文などで使用し、それを英語にする場合に自らの日本語の未習熟を反省してきた。

おとなのけんか」を見ながら、現在の政治的な対立関係、日本と韓国・中国・ロシアなどの領土紛争、TPPを巡る日本と米国の議論などを想起した。しっかりした「おとなのけんか」をしてほしい。くれぐれも「子どものけんか」にならないように・・・。

ただし、この映画の「おとなのけんか」は、暴力を伴う単純な「子どものけんか」よりも無礼・深刻・陰湿・偽善という印象をもたされる。

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