テト:新年おめでとうございます
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本年の旧正月(テト)は1月31日。そのための準備が進んでいる。ベトナムでは1月1日は休日だが、その翌日から仕事である。それに対して今年の旧正月は1月28日から休暇が始まり、ほぼ1週間の休みとなる。その準備はすでに始まっている。写真上は、桃の花。マンションの入り口に飾るための搬入である。写真下のようにキンカンもテトには不可欠である。お金持ちになるようにという祈願が込められている。確かに黄金色はお金持ちの象徴のように思われる。
新築3ヶ月のハノイ旧市街の中級ホテルでも春らしい飾り付けでお客を迎える(写真下)。ベトナムの新年を迎える演出は見る人の気分を楽しくする。
現在、ベトナム経済成長が全体として「踊り場」の段階で低迷する中で、株価は上昇傾向を示し、「赤字」企業は延命策を必死に考えている。今後、TPP加盟交渉が妥結すれば、農業や縫製業、皮革=履き物業は業績を向上させる。その後に「裾野産業」が次第に成長し、輸入代替品としての原材料部品の製造が軌道に乗る。
ハノイ市内の主要道路のLED照明もベトナムのテト気分を盛り上げる。2014年の新年(テト)を直前にして、このようなベトナム経済の新展開を期待したい。
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タイムズシティの「売り」は、多様なレストラン街とショッピング街と、ベトナム初の本格的な水族館である。入場料は大人1人で12万ドン(約600円)。ロイヤルシティに比べて庶民的・日常的な店舗が多いと思われる。ベトナム中流から富裕層のニューファミリーのお買い物と思われる・・・。信じられない日本人も多いと思われるが、ここまでベトナム消費水準は進んでいる。なお背景は、開店予定のお店である。
日本の水族館、これまで来日したベトナム人を案内した須磨、大阪海遊館に比較してどうか。少し提案をすれば、次のようである。(1)水族館には何らかのテーマが必要である。たとえばベトナム周辺の淡水魚や海水魚を集めたらどうか。ペンギンがいるのは興味深いが、何か違和感があった。(2)水族館には専門家=学芸員が必要である。館内に専門家がいて、より詳しい説明をしてくれる。こういう体制がなければ、それは単なる「見世物」であろう。(3)最近の水族館で定番「イルカショー」は、ハーロン湾近くの水族館で開催されていると聞いているが、これをハノイ市内でできれば最高だったのに・・・。
それにしても、親子連れや若いカップルが平日の昼間にもかかわらず、かなり来場していた。ベトナムの発展を実感できる場所として、またハノイの観光地の選択肢が増えたという意味で、日本人観光客にお勧めしたい。
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ビンコムグループの会長は、1,000億円近い株式資産を所有する資産家である。同グループは、ハノイで巨大な不動産開発を次々に実現している。すでに紹介したビンコム=メガマートの「ロイヤルシティ」、そして今回訪問した「タイムズシティ」である。このタイムズ=シティの住宅各戸の出入りでは「指紋認証」を導入しており、従来の鍵は不要になっている。このシステムを導入している日本のマンションはあるのだろうか? その安全性の適否はともかく、ベトナムの先進性・先駆性には驚かされる。注:これは、新しいもの好きのベトナム人にとって魅力的であり、購買意欲を刺激するであろう。
写真上は、ベトナムとは思われない光景であろう。2LDKで70㎡ほどの分譲価格が日本円で1,500万円。それと同じ部屋の賃貸となると毎月400米ドルほどだそうである。ハノイ都心から少し遠いのが難点だが、それだけ開放感があり、空気もきれいである。
これらのアパートの棟は、巨大な地下駐車場で連結されている。この駐車場(写真上)の多数のバイクは、なるほどベトナムらしい。なお、ここは「ミンカイ」地区。どちらかと言えば、ハノイの一般市民は住みたくない場所である。だから地価も安く、分譲価格や家賃も安い。
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カンボジアの首都プノンペンからハノイに移動した。ベトナムのビザ(査証)不要の期間は2週間。ベトナムからカンボジアに出国して、再びベトナムに戻ってきた。これで再び2週間はビザ不要でベトナムに滞在できる。
ベトナムのコーヒーチェーン店で先駆的に成功した「チュン=グエン=コーヒー」は、その後に「G7マート」というコンビニ店を全国に展開。現在は、日本のミニストップと提携しコンビニ経営のノウハウを学んでいる。またG7ブランドの即席コーヒーは全国で購入できる。このチュングエンコーヒーが、ベトナム最高級コーヒーを発売している。ハノイでもホーチミン市でもダナンでも見かけるのだが、その値段が驚愕。75ドルである。225グラムのコーヒー豆が日本円で約8千円というのだから、普通では・・・。まさに幻のコーヒーである。
ハノイの空港免税店で他店では75ドルが、1店だけ70ドルという店を発見した。ここで思い切って購入を決めた。木製を模した箱を開けると、葉っぱが1枚。これは、コーヒーの木の葉なんだろうと想像はできる。残念ながら箱の中の解説書はベトナム語のみ。
そして肝心の味はどうか。甘い香りと甘い味。これまでのベトナムコーヒーの印象とは一線を画している。それにしても何で値段が高いのか。
価格の高いコーヒーとして、ジャコウネコや象が食べた糞の中から取りだしたコーヒー豆が紹介されているが、このベトナムコーヒーは一体どうなっているのか。インターネットによれば、ベトナム伝説の「たぬきコーヒー」を模倣した味になっているらしい。
参照: コーヒー 動物の糞 ベトナム 検索
ベトナムのお土産として、その価値を理解してくれる人に対して適当であることは間違いない。なお、このコーヒーを販売しているベトナム人店員に「本当に美味しいのか?」と質問した。「美味しい。ベトナム最高だ!!」と必ず言うのだが、「こんな値段の高いコーヒーを本当に飲んだのか?」と次に質問すると「・・・・・・」。チュン=グエン=コーヒー店で一杯だけも飲めるようなので、ぜひ試してみられることを勧めたい。
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写真は、日本の「東横イン」の建設現場である。2015年に竣工予定。また既存の巨大ホテル・ナガは、新館を建設中であり、旧館と新館を地下で結ぶ計画だそうである。写真下の左側が建設中の東横インである。そのすぐ先に橋があって、ダイヤモンドアイランド。その向こうがメコン川である。
他方、世界的な日本料理のブームもあり、プノンペン市内でも日本料理店が増えている。ベトナムの日本料理店も同様であるが、日本人のみならず現地の人々が多数来店している。私の安ホテル(=欧米人のバックパッカーも宿泊しているが、清潔で安全。1泊28ドル)の近くの日本料理店「カンジ」に行ってみた。この店は、2年前には開店していなかった(写真下)。
この店、値段が高いのが特徴である。私は一番安い「チラシ寿司」を頼んだが、それとビールで2千円した。高級フランス料理店の雰囲気である。
このような高級店にカンボジア人が多数来る。この時の日本人は私一人。私自身、少し場違いな店に入ったと反省した。日本人のオーナーの感覚ではないと思われて店員に質問すると、オーナーはマレーシア人。
店内の雰囲気や高い天井の開放感などは最高であったが、料理それ自体は特に美味しいというわけではない。しかし、けっして美味しくないことはない。日本人のフランス料理店があるのだから、マレーシア人の日本料理店があっても不思議でない。日本料理の「国際化」を体験した。でも、日本人として日本の雰囲気を期待していると、少し違和感がある。この「違和感」の分析が重要なのだと思う。
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カンボジア訪問時には、バックナンバーまで購入していたカンボジアの経済・ビジネス専門の英文雑誌が2012年末に廃刊になった。写真下は最終号。2012年12月23日~31日号、通算で第149号。価格は2ドル半。廃刊になって1年が経過していた。それだけ私が、カンボジアから目を離していたということを意味する。この雑誌の出版社は、最初プノンペン=センターにあり、その後に親会社であるお米の精米販売をする「ゴールデン=ライス」社の建物の2階に移った。今回の廃刊は、書き手がいなくなったことが理由である。確かに、日々の経済とビジネスの動きを週刊で英語で書ける人は優秀であり、違う仕事に移ることも当然ありうる。
それだけカンボジアに人材が不足しているということであろうし、他方、経済が発展してきたことを意味する。想像であるが、かつての記者は、外国金融機関の経済ビジネスの「ニュースレター」などを執筆をしているのではないか。
この雑誌の記事は、何度も本ブログでは紹介してきたし、講義や研究発表時にも使用してきた。残念であるが、しかたがない。これまで、ありがとう・・・・・・。なお、それに代わる英文雑誌として、Cambodian Business Reviewがある(価格は3ドル)。もちろん今回、これを書店で買った。
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以前から私は指摘しているが、ベトナム全土で一気にコンビニなどチェーンストアを展開するためには、ガソリンスタンドと提携すればよい。また、過半数以上のガソリンスタンドの「元締め」である国営石油会社ペトロベトナム社傘下の「ペトロリメックス社」も、それを望んでいることを確認している。このような「ガソリンスタンド」と「コンビニ」併設の実例が、写真のようにカンボジアに広く展開されている(注:日本にも一部のガソリンスタンドにコンビニが併設されている)。ガソリンスタンドとコンビニ店の組み合わせは、カンボジアでは多様である。上記は「スター」、下記は「キウイマート」。そのほかにフランス系ガソリンスタンドTOTALと組んだ「ボンジュール」がある。
カンボジアのイメージとして「貧困国」という先入観は払拭しなければならない。このように首都プノンペンに限ってであるが、このようなコンビニの展開はベトナムでも見受けられない。
事実、1人当たりの国民所得は、ベトナム・ラオスに次いで1,000ドルを超えた。こうなれば、「中進国」の仲間入りである。だからこそ「民主化のコスト」という本ブログで紹介した問題も発生する。
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2年ほど前にカンボジアに来たとき、イオンモールが開店するということを聞いた。その敷地はロシア大使館の隣。外壁にはイオンモールのイメージ写真が描かれていた。この様子は、本ブログでも紹介した。それが現在は、写真下のようである。外壁は変わらないが、巨大な建物の大部分が姿を見せて、現在は内装工事という様子である。敷地は5ヘクタール。ベトナムの3ヘクタールよりも大きく、さらにメコン川に隣接した好立地である。本年6月に開店予定。おそらくプノンペン最大(=つまりカンボジア最大)のショッピングモールになるであろう。
市内には、これも巨大な看板が何カ所かにあり、イオンモールの開店を周知している。そして驚いたことに、イオンの自社開発商品(PB)であるトップバリューの「アンテナ店」がすでに開店していた。こんなことはベトナムでなかったように思われる。
イオンマート開店前に、すでにロッテマートやビックC・メトロという外資系小売り店が進出しているベトナムでは、それらの調査によって消費動向が事前に把握できていたのであろう。それに対してカンボジアでは、情報不足のために「アンテナ店」を出店したのではないかと想像される。他方、プノンペン在住の日本人に少しでも早く日本の製品を届けようという意味もあるのかもしれない。
店内はコンビニのように整然とトップバリュー製品が並べられている。運転手のトーチさんのお土産として、「おかき」や「ツナ缶」などを買った。写真下はトイレットペーパー。入り口の左脇に置かれている。日本よりも値段が2倍ほど高いことは間違いない。
このカンボジアのイオンモールは、敷地面積に余裕があるので、周辺に別の店舗の出店も予想される。おそらく巨大な「イオンモールシティ」が完成し、大成功は間違いない。しかし従来のラッキー=スーパーマーケット(香港系)などは、イギリス製品の特価販売を現地の新聞で宣伝していた。今からイオンを意識しているように思われる。多様な民族の混血となっているカンボジア人、そして純粋なクメール族の消費志向は、キン族が過半数を占めるベトナム人とは少し違うのではないか?・・・これは仮説である。
イオンモールの消費動向をベトナム・カンボジアそして中国と比較すれば、それらの国々の国民性や経済動向を現場から的確に把握・分析できるであろう。何だか「研究者魂」が湧き起こってくるではないか!!
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昨年4月からゴルフを始めた。現在は140台。ドライバーで会心の当たりは10%くらいだと思う。今回の出張では、ゴルフクラブを持参してダナンで1回練習した。プノンペンの練習場は、市内の「ダイアモンド=アイランド」の「エリート=ゴルフクラブ」である。時間無制限、打球も無制限で10ドル。写真上(2階からの撮影)のようにメコン川に向かってボールを打つ。その開放感は最高!!また担当者に依頼すれば、人力でボールをセットしてくれる。人件費の安いカンボジアならではである。写真下は、カンボジア人の「お坊ちゃま」。子ども用のクラブを持っている。
この日は土曜日の午前中であったが、日本人1人、欧米人数人、そのほかはカンボジア人であった。約2時間、200球の練習である。冷たい氷水、それに冷たいおしぼり。サービスは満点である。
ハノイでコースに出ることになっている。目標は130台。「多くのことは経験を通してこそ成長・発展する」。ゴルフもその一つであると思う。また、これは私が追究する「実学」でもある。
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いしょホーチミン市からカンボジアの首都プノンペンに移動した。入国査証なしでベトナム滞在できる期間は2週間までなので、それ以上の期間ベトナムに滞在する場合、一度、ベトナム出国しなければならない。そこで1年半ぶりにプノンペンを訪問することにした。カンボジア株式市場がもっと活発化していたら訪問の機会が増えたと思うのだが、またベトナムの仕事が多忙なこともあり、カンボジアはご無沙汰であった。
親しいタクシー運転手のトーチさんが空港で待ってくれていた。彼に預けた携帯電話は事前に充電もしてくれていた。空港からホテルの道中の店でSIMカードに10ドルほどチャージすれば、すぐに電話が使用可能。1年半のブランクを感じさせない。
プノンペンの訪問目的は、昨年12月からの「労働争議」の顛末を確認するためであった。ご多忙中であったが、カンボジアJETROの道法(ドウホウ)所長、それに投資アドバイザーの伊藤さんからお話を伺うことができた。2年ほど前の訪問ではアットウッドの建物内に事務所があったが、現在はプノンペンタワーに移転している。
お二人は、「労働争議のためにカンボジアの日系企業が操業停止」という趣旨のマスコミの報道は「不正確」であると強調された。ベトナム国境のバベットの台湾企業から火が付いた騒動争議が、プノンペン市内の縫製業に波及した。日系企業は、その混乱に自社の労働者が巻き込まれないように、日本人経営者の自主判断で操業停止したということが正確な表現である。日系企業の中で労働争議は発生していない。
長引く争議を回避するためにGMAC(ジーマック:カンボジア縫製協会)は主要な労働組合6団体に対して、操業停止に伴う損害賠償の請求を裁判所に提訴した。それが争議継続を抑制する効果があり、さらに政府が段階的に賃金の引き上げを約束した。その結果、カンボジアの労働争議は現在、まったく沈静化した。
しかし依然として、空港から市内に向かう縫製工場の入り口には警察官がいたし、おそらく政府機関と思われる敷地内には鋭利な刃のついた鉄条網のバリケードが多数置かれていた。トーチさんの話しでは、争議中は交通渋滞が激しく仕事にならなかったそうだ。ソウルオリンピックが開催された80年代末から90年代にかけて韓国でも労働争議が頻発して賃金が上昇したが、それを「民主化のコスト」と韓国人の中では一般に呼ばれていた。そのコスト負担は、民主主義国家であるカンボジアに進出した企業も甘受しなければならない。他方、ベトナムでは、こういったコストを政府が管理しているように思われる。
労働市場で労使の交渉を通して」市場メカニズム」を機能させるカンボジア、それに対して労働市場を政府が管理するベトナムというように対照的に区別できる。どちらのシステムが効率的・合理的・生産的か。これは政治体制の選択問題である。同時に、経済発展の段階により適合的なシステムはどちらかといる問題であるように思われる。
なお、昨年の総選挙の結果に不満をもつ野党が、労働争議の裏で手引きしているという「陰謀説」がある。また私のカンボジア訪問の直前にベトナムのズン首相がプノンペンを訪問し、フンセン首相などと会談している。目的はポルポト政権をプノンペン市内からベトナムが撃退(1979年1月7日)して35周年ということである。中国・タイ・米国に対抗してベトナムもカンボジアで存在感を示さなければならない・・・これは私の邪推である。
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乗車したタクシーが交通違反、その日の夜に写真のような交通事故を目撃した。この日は、こういう巡り合わせの日である。場所は、ほとんどの日本人観光客が買い物に訪れるドンコイ通り、バスが後方確認しないでハンドルを左に切って出発。後ろからのタクシーにぶつかった。タクシー運転手は、かなり激しい口調で抗議していた。
当然のことながら、後続の自動車やバイクが大渋滞である。事故現場を維持するためか、バスも自動車も動かない。日本と同様に警察(=公安)の現場検証があるのかと思うのだが、そこまで私に時間の余裕はなかった。観光客が増えると、こういった大型バスも増加。市内の交通問題は深刻化するであろう。
2018年。日本が支援する公共交通手段、地下鉄の開通が待たれる。
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イオンモールからタクシーで帰宅途中、地図の大きな看板を見つけたので、運転手に「止まって」と言った。そこが偶然、駐停車禁止の場所で、「運悪く」??公安(交通警察)に見つかった。写真上は、その地図である。赤い部分がイオンマート。その全体は「セラドン=シティ」という住宅開発地域。ベトナム民間銀行最大手サコムバンク系列の「サコムリアル」などが開発し、現在も分譲中である。イオンモール内で質問したが、65㎡の部屋で900万円ほどである。「サイゴン南」の同等のマンションなら、10年ほど前に500万円で買えた。
運転手と一緒に私も公安に謝ったし、「公安のエライ人、知ってんねんで!!」という啖呵を切ることも考えたが、そういう「切り札」は簡単に使わないのが当然だ。また、その効果も不明。結局、市内中心部にある次の訪問先の約束の時間に間に合わなかった。
気の毒なのは運転手。運転免許証に「キズ」が付いて、罰金は20万ドン(日本円で千円少し)。公安は交通規則のファイルを持参していて、それを見せながら、運転手を納得させる。この罰金は結局、私が下車時に運転手に渡した。当然、運転手は感謝、感謝。「何て親切・・・お人良しな日本人」と思われたことだと思う。
これは、払う必要のないお金である。しかし、こういうことが「日本人=良い人」ということに通じるのではないか。皆さんなら、どうしますか?
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ベトナムでは寿司が大人気である。ホーチミン市で最も活気のある店は「SUSHI BAR:寿司バー」とも言われている。イオンモール内のイオンでも寿司が販売されている。驚くべきことに開店直後に行列ができる。写真は、開店直後の午前10時過ぎである。この寿司の製造販売は、「築地 中村水産 さかなやの鮨」。ともかく価格が安い。「にぎり寿司16貫」で500円少し。これは「出血サービス」らしい。また写真下の細巻きは200円ほど。
専門店街でも日本料理店が多数である。イオンモールに来れば、日本食の食べ歩きができる。日本人のみならず、日本食好きのベトナム人もリピーターになるであろう。
写真上は、1階のフードコートの日本料理店である。平日の昼食時でも空席はないのだから、土日は大変な混雑であろう。果たして日本で、このような集客力のあるショッピングモールは何店あるだろうか。順調なスタートを切ったベトナムのイオンモール。おそらく先行するロッテマートを席巻するのではないか。いよいよベトナムに「本物」の登場である。
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店内1階では開店記念のイベントとして「ようこそ日本」が開催されている。ステージで日本の風景を紹介したり、イオンの買い物に応じてドラえもんのシールやハンカチがもらえる。写真は開店直後の午前10時。さすがにお客は少ない。しかし「金魚すくい」や「コマ回し」「剣玉」が実演されていて、まさに全面的に日本を演出している。
写真の彼は大学生。友人達と遊びに来た。ドラえもんのシールや写真をもらって嬉しそう。「日本が好き」という感情が伝わってくる。
吹き抜けの空間はベトナムのショッピングセンターでは定番となっている。写真上の1階では、イオンカードの登録をしている。私も申し込んだが、カード発行まで2週間ほどかかるようである。引換証をくれて取りに来なければならない。特典は日本とほぼ同様である。(続く)
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ダナンからホーチミン市に移動した。早速1月11日に開店したイオンモールを見に行った。建設中の様子はすでに本ブログで紹介した。市内から離れていることが懸念材料と思われたが、それは杞憂であった。店舗前のバイクの駐車場が壮観である。セキュリティもしっかりしているようで、警備員が多数配置されている。
写真上のように地上4階の巨大ビルである。通常の1階は、グランドフロアとなっている。ベトナムのショッピングモールの中で最大の規模と言われている。私の直感では、ホーチミン市の「サイゴン南」のクレセントモールとロッテマートが合体したような規模である。
店内のスーパーマーケットの区画の最初は「イオンベーカリー」で「焼きたてパン」が提供されている。パンの香りでお客を店内に誘引する。平日午後2時頃で、これだけの客数は感嘆させられる。(続き)
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写真の地図はすでに紹介している。ダナン国際空港の展示物である。今回は、それに外国人が見入っていた。過去の中国地図によれば、南沙諸島と西沙諸島は中国の領土に含まれていないという内容の解説が、ベトナム語・英語・中国語で記載されている。
ここで感心することは、この掲示には事実を示すだけで何も主張が書かれていないことである。たとえば「南沙諸島と西沙諸島はベトナムのものだ!!」とスローガンを言ってしまうと、ダナン訪問の多数の中国人観光客を刺激することになる。さりげなく事実を示すから、出発時間をもてあます外国人観光客も関心を示す。まさにベトナムの自制的な巧みな自己主張である。
こういったことが、日本でもできないのか。成田・羽田・名古屋・関西・福岡など国際空港は多々あるが、上記のようなさりげない展示ができないのか。日本の領土に対する立場をさりげなく世界に発信できると思われる。これは、空港会社ではなく日本政府に対する提案である。
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ダナンで面白い所はありませんか? このような質問をして、ダナンに「ジュリアナ」のような店がありますよ・・・という情報が聞こえてきた。お店は写真上のようである。店名は「ニュー=フゥオン=ドン」。ダンスとディスコの店である。私には無縁の世界だが、観客として見るのは楽しい。
平日の早い時間(午後8時)で店内はガラガラであったが、巨大音響は実感できた。そしてトイレは以下のようであった。これは・・・。新鮮な驚き。日本でも、同じようなトイレがあるのだろうか? それでは女性用のトイレはどうなっているのか?? 好奇心は尽きない。
写真が「暗い」理由を言えば、私のカメラはフラッシュを使わない設定にしているからである。調査や取材でカメラを使用する時、フラッシュが光ると周囲の迷惑になったり、自分が目立ったりすることを避けるためである。また撮影後のデジタル画像の修正も可能だからである。
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これまでベトナムの日本料理店を何回も利用してきた。ただそれだけの私の勝手な観点から、成功している店の特徴を指摘してみたい。
1.地元の食材を利用する。日本やバンコクから輸入した日本の食材を利用する場合、他店と差別化できない。季節感あるベトナムの食材を利用し、それを「お勧め」にしている店は、ほとんど成功している。
2.ベトナムの食材に精通する。これは上記1に関係するが、日本の食材・食品輸入会社に依存しながらも、独自の食材を地元で探す。たとえば同じ「枝豆」であっても、冷凍よりベトナム産がひと味違って特徴がある。
3.店員が元気である。飲食店=サービス業において人材教育は日本でもベトナムでも重要である。一般論として、ベトナム人と良い関係を作れる日本人はビジネスで成功する。理由は簡単。ここは日本ではなくベトナムだからである。
4.新鮮な感動がある。いつも面白い話が聞ける。新しい一品が出てくる。新しいお客との出逢いがある。人間には変化を好まない部分があるが、それだからこそ、新鮮な「もの」や「こと」に感動するように思われる。
5.世界に通用する「最高」を目標にする。ベトナムという限られた条件の中でも最高・最善を絶えず追求する店は成功している。どうせベトナムだからと妥協したり、諦めたりしていると、その感情は店員や料理を通してお客に伝わる。途上国ベトナムには世界の人々がビジネスチャンスを求めて集まっている。この「舞台」を意識する。
6.顧客の最初は日本人、次にベトナム人富裕層、そして欧米人、そして最後は韓国人・中国人まで視野に入れる。上記5の結果、このような客層になるだろう。
以上、総じて「当たり前」のことかもしれない。その「当たり前」を実行できる店は成功する。
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ダナン人民委員会・外務局のヒューさんは、ダナンでビジネスする場合、必ず耳にする名前である。日本語が堪能であり、日本企業のダナン進出に多大に貢献してきた。昨年11月にダナン大学で開催された「日本ベトナム文化交流学会」で報告するヒューさん。
そのヒューさんや何人かの日本人が出資して、ダナン市内に「串焼・蕃二郎」という日本料理店が昨年に開店した。この「蕃二郎(ばん じろう)」という名前はホイアンにお墓がある日本人の名前に由来している。おそらく日本とベトナムの間で活躍した人物であるに違いない。彼の意思を継承する意味を込めて、それを店名にしたそうである。昨年11月末、昼間に行っても店は閉まっていた。しかし現在は開店。日本並みのサービス提供のためにベトナム人スタッフのOJTの時間が必要ということであった。
今日は「地元ダナンで取れたカツオがオススメ」というので、それを最初に注文。「ばりばりキャベツ」、「串焼き盛り合わせ」、もちろん当然のように「生ビール」2杯、さらに「焼酎1杯」。そして締めは「鶏スープ」。これで、お会計は日本円で2,000円でおつりが来る。日本並の品質と味でこの値段は安い。この中では「鶏スープ」の濃厚な味は新鮮であった。次回はラーメンで注文してみたいと思ったが、現在、商品を開発研究中なのだそうだ。開店して3ヶ月というだけあって、現在進行形でお店が発展・成長していくところが楽しい。お客としても、その成長に少しでも貢献できるところが嬉しい。
たとえば「お酒の肴に何があれがよいか?」と問われて、「酢の物」と返事したが、次回はどうなっているか?また、ダナンに設立した日本の豚肉加工工場で生産されたハムやソーセージの販売も予定されている。これも楽しみである。
これまでダナンの日本料理店では、「花鳥風月」、「北国」、「いろはにほへと」、それにフードコート内の「築地」などにお世話になってきたが、最新開店の「蕃二郎」を歓迎したい。参照:http://www.banjiro.net
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大企業の元経営者の方にお目にかかる機会が昨年末にあった。そこで印象に残った言葉が、次の指摘である。
「父親が私に言っていましてね。大きな道を歩みなさいと。大きな道には、いろいろな人が歩いているので、そういう現状も認めないとダメなんですよ」。
「大きな道」とは「大道」ということで、よく言われる「王道」や「覇道」とも異なった概念であるように思われた。非常に新鮮な言葉である。「幅広い道」や「長い道」とも意味が違うようだ。
この「大道」に対立する言葉は「脇道」であろうか? また、「いろいろな人が歩いている」という表現は「多数派」とか「主流派」というような意味でもないと私は理解した。
人間として生きていく上で「大きな道」を歩む。抽象的であるからこそ、意味深く考えさせられる。さすがに成功した企業経営者の言葉には含蓄がある。私の「座右の銘」にしたい。
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ベトナム現地法人ロータス投資運用会社は、ベトナムの法人税減税について、顧客向けのレポートにおいて次のような見解を述べている。
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2014年1月1日より、一般企業の法人税が25%から22%に、2016年1月1日より20%まで引き下げられます。すでに年間売上高が200億ドン未満の企業の法人税は2013年7月1日から20%になっています。これらの減税により、黒字企業の税引き後利益は改善されますが、一方、短期的に国家財政にネガティブな営業を与えると考えられます。ただし長期的に見れば、減税分が事業活動に再投資されたり、債務を縮小させたりすることによって企業の税引き前利益の改善をもたらし、国家財政に貢献すると思われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以上の指摘のほかに、外国企業の進出(=直接投資)促進のために、ベトナムの国家としての国際的な魅力を高めるための法人減税を実施するという意義が存在している。しかし私見では、あくまでも法人税減税の真意は、前回に紹介したように、ベトナム企業存続のための「苦肉の策」であると考えられる。
いわゆるベトナム戦争を通して国家の政治的な独立を国民の多大の犠牲によって獲得したベトナム政府また多数のベトナム人が、外国企業に経済的に従属することを好ましいと考えているはずはない。しかし経済成長を最優先するためには、やはり外国直接投資(FDI)の増大を甘受しなければならない。このように考えれば、やや乱暴に言えばFDIの促進策についても「苦肉の策」である。
このような考え方がベトナム政府内に潜在的または意識的に存在しているからこそ、WTO加盟国としてベトナムでは法的・制度的・公式的に自国企業と外国企業は平等・無差別でなければならないが、その制度の実際の運用において差別が存在していると考えられる。たとえば税務当局の徴税がベトナム人には甘く、外国人には過度に厳格であったり、自然環境保護規制がベトナム企業には甘く、外国企業には厳格であったりする。一般の裁判においても同様かもしれない。それは、必ずしも「袖の下」の有無や多寡だけの問題ではないと思われる。
本来はあってはならない国内外企業の不公平が実在する理由は、それを実施する担当者に何らかの「正当性」が存在しているからだと思われる。たとえば子どもに対する体罰は許されないが、それが根絶されない理由は、体罰を実施する教師に「子どもの成長のための教育」という正当性が存在しているからであると考えられる。同様の意味で、ベトナムの外国人・外国企業に対する差別が正当化される論理は「国家の経済的な独立性」ではないか。
国家財政にネガティブな影響を与え、さらに国家の経済的な独立性を侵害する懸念があるFDIを促進する法人税の減税は、ベトナムにとって二重の「苦肉の策」である。しかし「苦肉の策」は、それが「合理的な選択」であるとみなすこともできる。経済成長を最優先の政治目標にする限り、法人税の減税は、ベトナム経済の成長にとって選択可能で有効な政策の一つであると指摘されうる。
以上、新年から実施された法人税の減税の背景について私見を述べた。それを要約すれば、次のようである。前回は、ベトナム経済の成長戦略を長期と短期に区分して説明し、その中から「苦肉の策」として法人税の減税が実施されたことを指摘した。今回は、その法人税の減税がFDIの促進策になりうると考えられるが、そもそもベトナムにとってFDIそれ自体が「苦肉の策」という性格をもっていることを考察した。
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かつて7%台の成長が当たり前であったベトナムの経済成長率も、昨年や今年の予想では5%台の低位に落ち込んでいる。その主要な理由は「インフレ抑制」のための「金融引き締め」政策である。また、安易に外国為替を「ドン安」に誘導して輸出を増やすことも、輸入品の価格上昇となるために「禁じ手」になっている。インフレ再発が懸念されるからである。
そこでベトナム政府は、経済構造の転換を本気で決意した。この「本気」の意味は「実行が伴う」ということである。その一つが「裾野産業」の育成である。これまで輸入品に依存してきた原材料部品を国内生産に転換することが目的である。それは、ベトナム製造業における技術力の底上げ、さらに慢性的な貿易赤字の解消に寄与する。
その具体的な現象が、日本に対する中小企業のベトナム誘致活動の積極化である。これは日本の中小企業にとっても「コスト削減」や「販路拡大」につながる好機とみなされる。さらに後継者不足で「廃業」を考えるような中小企業にとっても、ベトナムが最後の救世主になるかもしれない。
この「裾野産業」は「輸入代替品産業」と言い換えることもできる。それに加えて積極的に資源を重点配分する「産業政策」の策定もベトナムは昨年に終えている。情報筋によれば、その「行動計画」が昨年末までに策定され、本年は、その実施が進展する見込みである。
このような経済の構造改革や産業政策は長期的な政策である。この政策策定のために日本が主要な役割を果たしたのだが、その行動主体となる日本企業は意思決定が一般に遅いから、ベトナムが考える以上に政策実現には時間がかかる。
他方、ベトナムには時間がない。2015年に「アセアン経済共同体」が成立し、2018年からベトナムの域内関税が撤廃される。さらにTPPの加盟交渉妥結も終盤である。これらは、国際競争力をもったベトナム企業しか生き残れない状況が目前に迫っていることを意味している。
ベトナム経済の現状の特徴を以上のように概観できるとすれば、ベトナムにとって本年は待ったなしの「勝負の年」ということになる。長期的な構造改革の効果が表出するまで、政府はベトナム経済を維持・安定させなければならない。しかしベトナム企業は依然として10%に近い高金利の負債に苦しんでいるし、また銀行の不良債権の処理も重要課題である。
そこで限られた短期的な政策を駆使して、ベトナム企業の存続と成長を政府は企図しなければならない。その手段が法人税の減税である。ベトナム政府としては当然、国家財政を犠牲にしてまで減税したくない。しかし、それを実施しなければ、経済活動の主体である企業が生き残れない。2014年1月1日から施行された法人税の減税の特徴は、まさに「背水の陣」における「苦肉の策」と言えるかもしれない。(続く)
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ダナンに1月6日から戻ってきた。ダナン大学日本センターの設立準備、最終の打ち合わせが目的である。ダナン工科大学の学生募集が終わり、日本語コースの講義を始める直前である。設立運営のスポンサーとなって寄付金を賜る企業の方々もお越しになっており、その対応をしなければならない。
この季節、ダナンは非常に快適。日本で言えば、10月頃の青空が広がる爽やかな季節である。昨年のダナンは台風到来で悩まされたし、年末は寒かったということもダナンの知人から聞いたが、新年を迎えて暑くもなく寒くもない。日本の寒さに悩まされていた私にとって、まさに「天国」である。いろいろなストレスも解消できる。
約1か月ぶりにダナンに戻ったが、馴染みのコーヒー店では、私が注文する定番の「カフェ=サイゴン、コン=ドゥオン」(アイスコーヒーの砂糖なし)を覚えてくれていた。これは嬉しいのだが、そうでないとしても、外国人旅行者の孤独を感じることが新鮮である。
ハノイやホーチミン市に比較して自動車やバイクは多くないので、空気は汚染されていないし、両都市と同じものはほとんど何でも調達できる。これはロッテマート、BigC、METROといった大型ショッピングセンターのおかげである。
ダナンの魅力、もっともっと日本の人々に知ってもらいたいと思う。
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昨年から、いわゆる「地方都市」を訪問している。北部のハナム省、タインホア省、中部のビンディン省である。これらは知事に面会した。さらに北部ではニンビン省をチャンアン観光のために2回訪問したし、クワンガイ省のズンクワット石油精製所を訪問するためにダナンからクワンナム省を自動車で通過した。
これらの諸省は、ハノイから南方向であるが、ハノイから中国の広州や昆明を結ぶ道路を通過するバクニン省やタイグエン省、イエンバイ省などの諸省、そしてハイフォン市が加わることによって、全体として「北部経済圏」が形成されるように思われる。
他方、ホーチミン市を中心として、すでに多数の工業団地を有するドンナイ省やビンズン省を始め、南方のバリアブンタオ省までを含む「南部経済圏」が考えられる。それにはホーチミン市から南西方面のカントー市までが含まれることも考えられる。
これに対して中部の発展は、ダナン市が中心にならなければならないのだが、そのほかの中核になりうる省はビンディン省ではないか? 省都クイニョンではクイニョン港が整備中であり、東西経済回廊の東の出口になりうるからである。また中部諸省を代表する地方大学としてクイニョン大学がある。果たして、こういった諸省が「中部経済圏」を形成するまでになるか否か。
このような「経済圏」を考えた場合、その発展は物流インフラの整備の進捗状況に依存すると考えられる。当面は高速道路などの建設が急務であるが、やや長期的には、地球環境に優しく大量で安価な交通輸送手段としての「鉄道」輸送は無視されえない。
こういったベトナム国内の「経済圏」が国境を超えると、ラオス・カンボジア・タイ・ミャンマーさらに中国南部を加えた「大メコン圏(=GMS)」の経済圏として把握することができる。
昨年からのベトナム地方都市の訪問によって、ベトナム国内で拡大・増殖中の「経済圏」の存在を実感することができた。
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ホーチミン市やハノイ、さらにダナンやニャチャンなどの観光を済ませたというベトナム観光のリピーターにクイニョンのアバニホテルを勧めたい。その最大の理由は、私の愛用してきたダナンのリゾートホテルの値段が高くなっているからである。すでに2回に渡って掲載したが、今回は室内の様子を紹介する。バスタブのある部屋は、シャワーだけの部屋よりも値段が20ドルほど高いのだが、この開放感が最高である。すべての部屋がオーシャンビューである。またベッドの上の「カヤ」も実際に使用しないにしても、その雰囲気が嬉しい。室内常設の冷蔵庫(ミニバー)のビールも3万ドン程度であり、割高感はない。
残念ながら現在のビンディン省にゴルフ場はないが、ベトナムのビンパールグループが、やはりリゾートホテルやケーブルカーの建設を計画し、観光地として徐々に整備されるであろう。空港からホテルまで遠いのが難点であるが、ベトナムの「隠れ家」としてお勧めしたい。
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韓国映画『折れた矢』を見た。参照 http://oretaya-movie.com/
いわゆる実際にあった「冤罪」事件を題材にしており、その告発と批判の姿勢は鋭い。しかし主人公(=男優)の人柄のせいか、それが重苦しくなく、多々のユーモアも交えて楽しめる映画になっている。韓国における検察と裁判所の「恥部」を明示した刺激的な内容である。
権力の存在は世界各国に共通しており、「権力の腐敗」が一般的傾向であるとすれば、日本やベトナムにおける裁判所の現状や問題点を想起させる。
OECD加盟国(=先進国)であり、国連事務総長の母国である韓国における裁判の現状が映画の通りであるとすれば、ベトナムの裁判の実態はもっと悲惨であると想像できる。検察と裁判所の癒着、裁判官の汚職、弁護士の信頼性などの問題点がもっと開示・検証されてよい。
特に日本企業が直接関係する経済問題(特に債務不払い問題)が、これまでのような「泣き寝入り」ではなく、裁判所での訴訟になる場合が今後増加すると予想される。それほどに進出日系企業が増加しているのである。
単なる法解釈ではなく、ベトナム裁判の実態や訴訟技術についての解明が今後の法律事務所には求められる。ベトナムの法廷にはベトナム独自の慣行や流儀がある。それは何か?その裏を突く方法はないのか? また裁判に依存しない解決方法は何か?これらがベトナムの要点だと思う。
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ベトナム首都ハノイの女性博物館を12月22日に訪問した。入場料は3万ドン。以前の古い建物の時に比べて明るい感じになり、また偶然に前を通りかかり、再訪することにした。2010年に改装されたそうである。
詳細は、http://hanoirekishi.web.fc2.com/joseihakubutukan.html
入り口に以下の掲示があった。この博物館が見学に値するという証明書である。「世界最大の旅行口コミサイト」と言われる「トリップ=アドバイザー」が認定している。ベトナム戦争時の女性の役割については、以下の展示写真が象徴的である。さらに銃後を守る女性(母や妻)の苦労を訴える展示写真もある。
ベトナム女性の「強さ」そして「優しさ」を誇り高く展示している同館は、訪れる女性に勇気を、また男性には女性に対する敬意を与えてくれるように思われた。ぜひ訪問を勧めたい。
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謹賀新年
本年もよろしくお願い申し上げます。
3月末まで私は大学からの「国内研修休暇」を継続中。それまでに日本と海外を巡って、新たな「実学」の境地を拓きたいと思います。
4月からは大学に戻り、ちょっと気の利いた講義をしたいと考えています。少なくとも実体験に裏付けされたビジネスの話ができると思っています。
本年も、よろしくお願い申し上げます。
注:なぜ頻繁に外国出張するにもかかわらず「国内研修」かと言えば、「外国研修」なら日本に原則として帰国できないからです。大学から支給される研修費は「外国研修」よりも少なくなりますが、それが「国内研修」を申請した理由です。ベトナムと日本を結びつけるビジネスと知見を実践・増強するためには、両国の往復が不可欠と自覚しております。
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