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2013年12月10日 (火)

ベトナム3か月間:ズンクワット石油精製所を訪問

ベトナムでは原油が採油できるのに、それをシンガポールに輸出して精製し、ガソリンを輸入する。これでは、慢性的な貿易赤字の解消の足を引っ張る。

そこでベトナムに石油精製所を建設し、自国の原油を自国で精製する。この期待を背負って、クワンガイ省のズンクワットに石油精製所が建設された。正式の英語名は次のとおりである。PETROVIETNAM、BINH SON REFINING & PETROCHEMICAL Co., LTD. DUNG QUAT REFINERYCimg3041入り口ではセキュリティチェックが厳しく、外国人ならパスポートを預けて、そのコピーまで撮られる。また持ち込み手荷物の申請と検査がある。商談客は多く、次から次に背広姿のビジネス人が敷地内の各所に散らばっているようであった。Cimg3042この石油精製所は当初、ベトナム中部の開発を促進するために政府が、物流コストなどの経済性を無視して立地を決定したと言われて、多数の外国民間企業が投資を断念した経緯がある。現在、ベトナム国営石油会社ペトロベトナム社の直轄会社となっている。http://www.bsr.com.vn/home/Cimg3072現在、ダナン市内から国道1号線を南下してクァンナム省を通過して2時間少しで製油所に到着。その間、海岸線には「リゾート」と書かれた「廃墟」が点在していた。河口に近い海岸は水が濁るのでリゾートに適さないと聞いたことがある。長い海岸線を有するベトナムであるが、この観点で本当にリゾートに適した海岸が何カ所あるのか?こういった検証が必要であると思われた。

副社長のTran Ngoc Nguyen氏は、ダナン工科大学を卒業してフランス留学し、石油化学の修士号を取得している。若手の優秀な経営者という印象をもった。Cimg3054グエン副社長は、人材育成の重要性を十分に認識しており、生産性向上のために日本からの技術指導がほしいと言われていた。彼のような若手の優秀な経営者が、そのように言っても、実際のビジネスが遅々として進展しない経験を私は別の国営企業で何年か前に経験した。国営企業の伝統的・慣行的な組織の壁は厚いと思われるのだが、果たして今回はどうか?

なお、私を副社長まで入り口から案内したベトナム人スタッフですら、すでに私が訪問したタインホア省・ギソンビンディン省・ニョンホイで石油精製プロジェクトが進行中であることを知っていた。これらを競争相手として同社は強く意識していると推察される。

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