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2013年11月 8日 (金)

ベトナムのオシャレなシャツ:UNICOL

9月初旬から11月末まで3ヶ月間の生活となれば、洗濯の都合などで衣料品が不足する。そこでダナンのショッピングセンターBigCでシャツを1枚買った。これベトナム製でブランドはUNICOL。日本の「ユニクロ」とイタリアの「ベネトン」を合わせたようなイメージである。Cimg1553イタリアのベネトンを想起する理由は、シャツの色彩の命名である。バナナイエロー、ココナツソルベ、パイナップルソルベなど、聞くだけで楽しい色が10色以上もそろえてある。綿60%、ポリエステル40%というのも暑いベトナムには向いていて洗濯も乾きやすい。価格は30万ドン弱(約1,500円)。

しかし不思議なことに、同じ建物の1階にUNICOLの専門店がある。ここでは、もちろん専門店だけあって品揃えは豊富だし、ネクタイなどと色のコーディネートができるようになっている。また綿100%のデザイン性の高い高級品もあるし、色のバリエーション数もさらに豊富である。しかし、同じ商品を価格2倍で買う人はいないだろう。Cimg1594UNICOLに対して大量発注することで、BigCは低価格で仕入れて安く販売できる。しかし通常、それはPB(プライベートブランド)として販売され、メーカーの名前は表示しない。それをやれば、上述のようにメーカーの販売専門店で売れなくなる。しかし、それをベトナムでやっている。 

この事情または背景は何か? 学生に対する試験問題のようである。いくつかの推理が可能であるが、その正解(=真相)は実際に聞いてみるしかない。しかし、この解答の中にベトナム流通業の特徴が秘められているかもしれない。 

私見では、UNICOLが自社商品の知名度をあげるためにBigCを活用している。そのためには、あえて自社ブランドでなければならない。PBのような異なったブランド名では宣伝にならない。他方、高級品を格安で販売できるメリットがBigCにもある。

また「UNICOL+BigC」の商品は格安品の位置づけで、それに飽き足らない顧客が専門店でより高級品を購入することが想定されている。そうでなければ、専門店の存在意味がない。これらは「仮説」である。機会を作って「検証」したい。

すでにベトナム製のシャツのブランド品としてはVIET TIEN(ベッティェン)が有名である。古くからの国営企業であり、海外ブランド製品の委託加工生産をしてきた。同社が、自社ブランドでベトナム製高級シャツを発売している。同社が、どちらかと言えば中高年齢層を対象にしているのに対して、より若い世代をUNICOLは顧客対象としている。

自社ブランドの生産と販売は、委託加工を甘受してきた縫製企業の悲願と言ってもよいであろう。UNICOLの設立の経緯を知りたいし、今後の健闘と発展に注目したい。

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