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2013年9月 1日 (日)

ハノイのホテル:盗難事件の顛末

10年以上も定宿にしていたハノイのホテルで泥棒未遂事件があって、今回は、その正面に位置するホテルに宿泊した。これは、けっして「嫌み」をしたいからではなく、このホテル周辺に土地勘があり、生活に便利だからである。

今回の女性オーナーは、以前から私が前のホテルに宿泊していることを知っていて、大歓迎してくれた。朝食もミネラルウォーターのボトル2本も不要だと伝えると、30ドルを25ドルにしてくれた。前のホテルと同様に部屋は古いが、より広くてテレビも液晶。受付嬢の英語もより上手である。注:私は以前から、朝食は近くのフォーの店で食べる。

これなら早くにこのホテルにしておけばよかった。泥棒に感謝しなければならない。自分の部屋から、以前の思い出の詰まったホテルの部屋が見えるのが面白い。

これに対して私の携帯電話に前のホテルの女性オーナーから電話がかかってきた。電話番号を知っているところが凄いし、前のホテルに私が宿泊したことを見つけることも凄い。なかなかのビジネスウーマンである。

「ぜひホテルに来て欲しい」と言うので行ってみると、セキュリティのカメラが受付など何カ所について、テレビでモニターできるようになっていた。これで泥棒は安心というアピールである。さらに私のために特別に25ドルを20ドルにすると言う。

これまで何度も宿泊している固定客という立場で、いくら「安くしろ」と言っても、電気代や給料が高くなったとかの理由で安くしなかったのだが、何という変心であろうか。これも泥棒に感謝である。

ベトナム人の商慣習として、店の馴染みになると価格を下げない。場合によっては、お客が必ず買ってくれるのだから値段を高くするようなところがある。この論理は、競争が十分でない場合、確かに正しい。いわゆる独占・寡占企業の論理である。これに加えてベトナムの場合、人間関係の「甘え」がビジネスに出てくるのではないか?親しい関係だから高くてもよいだろう・・・。

今回の場合、宿泊ホテルを変えるという「競争原理」が働いて価格が安くなった。ベトナムビジネスは人間関係の構築が重要であるが、そこに競争を少し入れると、それが刺激になって有効にビジネスが進展する。この微妙な「さじ加減」が難しい。

次回のホテル、どこに宿泊すればよいのか?悩ましい問題である。

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