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2013年8月21日 (水)

ロンタン新国際空港の建設中止?:続報

運輸省は昨日(8月18日)、ロンタン(ロンタイン:Long Thanh)新国際空港の建設は有効であると政府に対する報告書を発表した。

現行のタンソンニャット(Tan Son Nhat)国際空港における前・航空管理責任者のサン氏、同じく前パイロットのツアン氏は、ドンナイ省のロンタン国際空港の建設に代わってホーチミン市のタンソンニャット国際空港の拡張を首相に求めた。彼らは、ロンタン空港に対する投資金額80億ドルは、国家の経済状況から見て巨額であると説明した。

それに対して運輸省の予測によれば、タンソンニャット空港を利用する旅客数は、2013年に1,900万人であり、2018年から2020年には2,000万人から2,500万人に達する。

ロンタンの立地は、旅行者とホーチミン市への輸送の需要を満たしている。ロンタン空港の敷地は5,000㏊あり、毎年8,000万人から1億人の旅客を受け入れることができる近代的な新国際空港の建設に十分であると運輸省は指摘する。さらにロンタン空港は2020年までの年間2,500万人旅客数を収容できるし、タンソンニャット空港の負担を軽減することができる。

この主張に対して上記の2人は、タンソンニャット空港の拡張で国際旅客数の増加に対応できるので、巨額の資金支出は不必要であると述べている。

また、ベトナム紙トイチェ(若者;Tuoi Tre・・・日本の『毎日新聞』と提携)は、タンソンニャット空港の北側に予定されているゴルフ場を空港拡張に利用することが現実的であるという2人の指摘を引用した。この拡張が実現すれば、北側が国際線ターミナルとなり、南側が国内線を取り扱うことになる。

日本空港コンサルタンツ(JAC・・・http://www.jacinc.jp/)は、ロンタン空港プロジェクトのコンサル会社であり、その建設費用を78億ドルと推計している。その内の7億3,000万ドルは土地収用と1,500軒の住居移転に使用される。

前述の2人は、新空港とタンソンニャット空港の国内線の転換は「大きな誤り」と述べる。旅客や荷物の移動の不便のためである。「ロンアン国際空港に到着して国内線に乗り換えるためにタンソンニャット空港行きのバスに外国人旅行者はだれも乗りたくない」。

ただしトイチェ紙によれば、2年前に2人は提案しており、それは運輸省によって考慮されているとベトナム民間航空局長のタイン氏が指摘した。「これらの問題を運輸省は国会討論で報告した。また、2013年7月にハノイで開催されたロンアン国際空港開発セミナーでも説明された。セミナーに2人は招待されたが、出席しなかった」。

セミナーでは、ベトナム空港会社(ACV)会長のフン氏が、ロンアン新空港の建設スピードを上げなければ、2020年までにタンソンニャット空港はオーバーロードすると述べた。国際空港の建設に約10年が必要であり、建設決定は遅すぎると指摘した。

ロンタン新空港の建設資金は多様な資金源から調達される。第1フェーズの2014年から2020年の推定資金56億ドルは、その53%が政府とODA借款によって賄われ、残りは民間部門である。

注:以上、Viet Nam News, 19 August, 2013 の記事から引用した。

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