« さあ、ベトナムだ!! | トップページ | 本当のリスクは会社設立後に始まる »

2013年8月18日 (日)

ビンディン省の石油精製プロジェクト前進

関空からホーチミン市の機内で読んだ Viet Nam News, August 16, 2013 によれば、タイの石油ガスのPTTグループによるビンディン省の石油精製プロジェクトが順調に進展している。

ビンディン省と言えば、ロック省知事が昨年と今年に来阪し、日本ベトナム経済交流センターが主催して投資セミナーを開催している。ロック知事からはセンター宛てに感謝状を頂戴した。その返礼でセンターからは森理事長を始め私を含めて10月に省都クイニョンを訪問する予定である。

総工費300億ドルに達する巨額費用の約40%はタイのグループが負担し、その残りは国際的な投資で賄う予定である。

この敷地が、ニョンホイ経済特区である。PTTの石油化学・精製事業の上級執行副社長のスクリット=スラボソフォン氏は、「この地域は完璧な立地である」と述べた。その理由は、ビンディン省当局からの大きな支援があり、また2,000㏊の敷地は完成し、立派なインフラがすでに埋め込まれている。

P1030283_2

私は、このニョンホイ経済特区は砂地であり、製造業などには不適ではないかと指摘したことがある。また固い岩盤の土地に比較して工場の基礎工事にコストがかかる。そこで農業や観光など「鳥取砂丘」をイメージした発展を本ブログで提案した。

しかしながら、石油精製は砂地は問題とならないようである。確かに中東諸国における砂漠の原油採掘の場面などを想起すれば、砂地は問題にならないのかもしれない。

タイの石油当局は、本プロジェクトに対する国際的なコンサルティング会社3社を発表した(8月15日)。マッキンゼー社がプロジェクトの戦略的管理、フォスター=ウィーラー社が技術コンサルティング、IHS社が輸出入支援である。この期間が、現在から来年5月までである。

巨額の投資金額であるから、タイ政府も本気で本プロジェクトに取り組んでいることがわかる。2014年5月には、本プロジェクトの正式な可否が判断されるのだと思われる。また、こういったコンサルティングを経ることで、国際的な投資を呼び込める。しかし後発の投資家は、それだけ価格の高い投資をすることになる。

この段階で慎重な日本企業が参加することもありうるし、また石油関連会社のビンディン省進出が検討されてもよい。ビンディン省は、一気にベトナム注目の地域に変貌するかもしれない。すでに関西と交流があるのだから、その優位性を関西企業は活用して当然であるが、果たしてどうか。

|

« さあ、ベトナムだ!! | トップページ | 本当のリスクは会社設立後に始まる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/52925827

この記事へのトラックバック一覧です: ビンディン省の石油精製プロジェクト前進:

« さあ、ベトナムだ!! | トップページ | 本当のリスクは会社設立後に始まる »