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2013年8月 7日 (水)

「ご迷惑」で始まった日中関係

田中角栄元首相が、中国との国交回復(1972年)を推進・実行したことは歴史的な事実である。その科学的な検証は、日中関係の現在と将来を考える場合に重要である。

まず、科学的とは事実論理に基づいて考えるということである。これを否定してしまうと、その議論に普遍性はない。思い込みや願望になってしまう。思い込みや願望そして先入観は各人の自由であるが、少なくとも科学の進歩、人類の発展に貢献しない。・・・少し大げさであるが・・・

当時、田中首相は「多大なご迷惑」を掛けたと日中の過去を表現し、中国側は「ご迷惑」は中国語で極めて軽い表現ということで強く反発した。多数の中国人は、当時の周恩来首相を含めて納得しなかったが、当時の毛沢東・国家主席が、おそらく政治的な意図で了承し、国交は回復した。

P1040263

                (出所)NHK番組より撮影

日中関係は「ご迷惑」という日本の歴史認識から始まった。それに多数の中国の人々は不満であった。毛沢東の死後、その不満が継続・増幅したことは想像できる。

たとえば広島や長崎の人々に対して米国が、原爆投下で「ご迷惑」をかけたという表現を使用すれば、日本人の多くはどのような感情をもつか想像すればよい。

この8月の時期、戦争や歴史認識について再考する好機である。家族や友人・同僚と自由に話す機会があればよいのだが・・・。

参考:NHKスペシャル『周恩来の選択』。

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