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2013年8月31日 (土)

ホーチミン市の夜景

ホーチミン市に高層ビルが林立し始めた。そして、その夜景もなかなかである。

P1070172高層ビルが建設され、さらに地下鉄が開通する。こうなれば、いよいよホーチミン市も近代都市の仲間入りである。

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ただし、それは外観である。ベトナムの実際の経済政策・企業経営の近代化はどうか。

これに気がついているベトナム人が多数いれば、おそらくベトナムの持続的な経済発展は可能であろう。外観の発展にとらわれて、近代化に向けた改革を忘れると、そこで成長は中断するであろう。

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2013年8月30日 (金)

ダナンの「ブン=チャー」でホテル決定

ベトナムのフォー(お米の麺のうどん)は有名で、日本のベトナム料理店や即席ラーメンでも食べることができる。しかし、もう一つの特にハノイの庶民の味、ブンチャーは日本で未だ十分に知られていない。

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それが、ハノイ以外でダナンでも食べることができた。スープの味も合格だし、悪くないのだが、やはり私はハノイのフエ通りの店のブンチャーが一番だと思う。

私は9月からダナン滞在を予定しているが、このブンチャーをみて、その近くのホテルに宿泊を決めた。

ハノイのベトナム人の別荘を借りないかという提案もあったが、ダナン大学から遠いのと、自炊をするのが大変である。毎月200ドルほどで家政婦(メイド)を雇えるというのだが、それも逆に気を遣ってしまう。

仕事以外の生活では、できるだけ気を遣わないのが精神的に最良である。それだけ家族に迷惑を掛けているのだが、どこかで何かで恩返しをと思っている。

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2013年8月29日 (木)

ダナンのゴルフ練習場

今回、ダナン大学での仕事の準備のためにダナンを訪問している。仕事ばかりでは死んでしまうから、ゴルフ練習場の下見をした。
P1070326足で踏むとボールが1個転がり出てくる。また鏡が親切に付いているのだが、それを見ながらスイングするわけでもなく、素振りや静止時のフォームの確認ということなのであろう。

この練習場の料金表は次の通りである。なお、ベトナム通貨ドンの0を3つ取って、5倍すれば日本円になる。

・1ヶ月フリー:06:00~22:00⇒1,000,000ドン(約5,000円)
・平日
 100球:06:00~16:00⇒80,000ドン(約400円)
  50球:   同上     ⇒50,000ドン
 100球:16:00~22:00⇒110,000ドン
  50球:   同上     ⇒70,000ドン
・祝祭日
 100球:06:00~22:00⇒130,000ドン
  50球:   同上     ⇒80,000ドン

祝祭日の50球が、平日の一番安い時間帯の100球に相当する。良く出来た料金体系であると思う。1回に200球を打つとして、週に2回以上来れば1ヶ月フリーの元が取れる。ただし、ここまで来るタクシー代が往復で約1,000円ほど。タクシー代を考えると1回の球数を増やせば良いということか・・・。P1070328このゴルフ場の右手にロッテマートがある。また施設は、シャワーやロッカーも完備しており、冷たいおしぼり(しかもライムの香り付き)をさりげなく出してくれたりする。

ここで、しばらく「修行」して、ダナンの海岸に面したダナンゴルフクラブやモントゴメリーゴルフクラブに挑戦することを目標にしたい。



 

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2013年8月28日 (水)

兵庫県立大学大学院「海外フィールドスタディ」の準備

兵庫県立大学大学院・経営研究科の梅野教授と秋山准教授が、初めてダナンにお越しになった。9月末から実施されるダナン大学との「海外フィールドスタディ」の打ち合わせのためである。私も少しお手伝いした。

梅野先生は、神戸大学大学院で私の5年後輩であったが、冬休みにスキーを教えて貰ったことが印象深い。梅野先生は小樽商科大学の出身でスキーの技量は1級であったと思う。さらにドラムも演奏され、博士号の学位も取得されている。まさに尊敬できる後輩である。P1070353
              写真:梅野教授(左)とナム学長(右) 

同時期に、関西外国語大学の学生グループが学生交流のためにダナン大学を訪問していたし、市内のホテルでは拓殖大学の学生グループにも会った。

このようにダナン大学は、なかなかの人気である。それには理由がいくつかある。その最大の理由は、ダナン大学総長のナム先生が、大阪府立大学大学院の留学経験があり、日本語が堪能ということである。

また、ハイ国際協力部長は愛媛大学大学院に留学されている。学長と国際協力部長の双方が日本語堪能というベトナムの大学は希有である。

これを機会に、ダナンの魅力を多数の日本の若い人々に知ってもらいたいと思う。

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2013年8月27日 (火)

ビンズン省の新都心:東急電鉄の開発現場

ビンズン省にはシンガポールベトナム工業団地(VSIP)があり、これまで数回訪問したことがある。そのビンズン省が広大な敷地に新都市を建設しようとしている。ホーチミン市のベンタイン市場から約40㎞である。 

新しい市役所や市民ホールを建設中(写真下)であるが、その中の住宅地域の開発に東急電鉄が参画している。

P1070250広大な敷地に順次、アパートや住宅を建設していくのだが、おそらく当初の不便は多々あるのだろうと思う。しかし長期的に見て、成功するだろうと思われる。人口増加の中で、大都市ホーチミン市の周辺都市が成長しないはずがない。P1070275

写真上は、東急電鉄のアパートのモデルルームである。斬新なデザインは、ベトナム人から注目されて不思議でない。残念ながら日曜日の訪問でドアが閉まっていたが、ここに最初から住むのではなく、おそらく投資目的の購入が多いのだと想像される。当初の安い時期に購入し、それを転売または賃貸する。
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このような開発現場を私はカンボジアのプノンペンで見た。本ブログでも紹介したカンコーシティである。韓国資本の建設であったが、そこでもカンボジア人の富裕層が主に外国人向けの賃貸住宅にするために投資していた。

この観点から言えば、上記のビンズン省の開発で外国人が居住することがありうるかどうか。しかし日本企業の本格的なベトナム人向けの住宅販売であるから、そのメンテナンスも日本流であろう。それが魅力=強気になるのだが、管理費の不払いや公共心の欠如の問題が発生しうる。これらのリスクをどうするか?

次回、開発担当者に質問してみたい事柄である。

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2013年8月26日 (月)

ザップ将軍の誕生日

ボー=グエン=ザップ将軍は、ベトナムにおける「最後の英雄」と行っても良いであろう。故・ホー=チ=ミン主席とともに抗仏・抗米戦争を指導し、それらの軍事的な勝利は、まさに「英雄」と言える。

参照 たとえば、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%83%E3%83%97

そのザップ将軍が、8月25日に102歳の誕生日を迎えた。おそらく近い将来の彼の死は、大規模な国葬となるであろう。それは政治的には、ベトナムが結束し、自国の歴史を振り返る好機になると思われる。

英雄は、死しても影響を及ぼすから英雄である。なお彼は「赤いナポレオン」と呼ばれているそうである。この命名が適当かどうかは判断できない。

ただし、斬新・独創的な「ゲリラ戦」の戦略・考案を想起すれば、おそらく彼が企業経営者であったとしても、卓越した能力を発揮したに違いない。

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2013年8月25日 (日)

ホーチミン市の「イオン」を見に行く

日本最大手のスーパーマーケット(より正確にはGMS)のイオンがホーチミン市に近々に開業する。その現場を見に行くことにした。

タンビン工業団地(この中にエースコックベトナムの本社・工場もある)の入り口を入って直進。運転手と一緒に少し探し回って、ようやく発見。ちょうどその時、写真のようにタンソンニャット空港から航空機が離陸するところであった。P1070192_6

市内からは遠方であるが、大規模な住宅開発がイオンの隣で進んでおり、そこに住宅ができあがり、いわゆるニューファミリーが住み始めると、顧客の増大が十分に見込まれるであろう。P1070203シネマも併設されており、ベトナム展開が先行するロッテマートと業態が似ている。しかし、日本のスーパーマーケットの業態を韓国が模倣したのであるから、ベトナム後発のイオンであっても、そのノウハウの蓄積はロッテよりも大きいことを期待したい。

現在、外資系の流通企業で言えば、BIG Cが一般のベトナム人顧客には人気がある。また全国展開を着々と進めている。私見では、イオンは「日本色」を前面に打ち出せるかどうかが勝敗の決め手であると思う。同じ中国製でも、日本仕様の品質を強調する。

また、価格に敏感なベトナム人消費者にどれだけの低価格の商品を品質を維持して提供できるかも注目である。果たして地元の有力小売業であるCOOPマートやCITYマートと競争できるのであろうか?

先行する外資系、根強い人気の国内系という激しい競争においてイオンの健闘を期待したい。

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2013年8月24日 (土)

170円の昼ご飯

ホーチミン市郊外の工業団地に視察に行く途中、時間があったので昼食を取ることにした。運転手と2人で道路沿いの食堂に入った。

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自分で好きな総菜を選ぶ。豚肉系の煮物、卵と豚肉、揚げ豆腐の中にミンチ肉、それに甘酸っぱいスープ。ベトナムご飯には野菜も乗っている。これが35,000ドンだから、約170円ほど。お腹いっぱいになって、味も悪くない。

かつてベトナムやラオスで、こういった食事が私の日常であったが、最近は時間に余裕がなくなり、また贅沢になって、こういった店に足を運ばなくなった。ベトナム庶民の味を忘れてはならない。

お腹の方は問題なかったが、おそらく日本人の中では問題のある人も出てくるだろうと思う。しかしよく見れば、いずれの料理も熱を通している。基本的に心配ない。

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2013年8月23日 (金)

これは嬉しいビール飲み放題

ホーチミン市で日本人観光客の買い物通りは、グエン=フエ通りであろう。そこに開業して15年以上になるドイツビールの店がある。

カウンターに座って気が向けは従業員と話し込んだり、椅子に座って雑誌やメールをチェックしたりもできる。そして何と言っても、本格的なドイツの「生ビール」が飲める。さすがにドイツビールだけあって、コク・苦み・香りなどが十分にあって、一般に「軽い」ベトナムビールの「口直し」にはぴったりである。

数年前から気になることは、喫煙者がいることだ。ビールやそれに負けない美味しいソーセージなどの味が変わってしまう。この事情は日本でも同様である。こういう喫煙者に対して私は通常、かなり我慢・自制している。
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それはさておき、私は「FREE FLOW」の意味がわからず、ビールのブランド名と思っていたが、これは「飲み放題」である。

日本と違って、笑顔の従業員が次から次にビールをもって来てくれる。これは嬉しい。特に「おつまみ」を注文する必要もなく、突き出しのピーナッツを肴にしてドイツビールを満喫できる。料金は25万ドン。日本円で1,250円。ベトナムにしては高いのだが、価値は十分にある。

ビール好きには、お勧めである。実は、この店は1998年にホーチミン在住の電気商事の今村さんに紹介していただいた。お元気にされているのかとフト思った。思い出のある店で、思い出を肴に飲める。これも私にとってベトナムの魅力である。

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2013年8月22日 (木)

新しいファミリーマート

サイゴンスカイガーデンは、ホーチミン市の日本人街の中心的な存在である。多数の日本人の長期滞在者が居住している。

5月31日にベトナムのパートナーとの提携を解消したファミリーマートは、これまでの数10店舗をパートナー側に委譲したが、サイゴンスカイガーデンの隣接する店舗だけは維持・運営している。

これまでの店舗と違って、木目を使った落ち着いた外観になっており、いかにも日本の店を強調している。さらに店内では、レジの隣で「おむすび」が作られていた。ファミリーマートのこだわりは健在である。
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ベトナムのパートナーは家族経営の物流会社であった。未上場企業であり、その財務内容や経営実態は不透明であったように思われる。またハノイの会社であり、ホーチミン市の事業展開に傾注していたファミリーマートと人的関係が疎遠になっていたのかもしれない。

ファミリーマートは1店舗からの出直しとなったが、これまでの情報・ノウハウの蓄積は今後の事業展開の「強み」である。新たなパートナーに恵まれれば、急速な事業展開が期待できると思われる。

顧客に目線を向けた商品とサービスの提供は、ベトナムの小売業の発展にとって不可欠であり、それをファミリーマートはベトナム全土に「拡散」してほしい。

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2013年8月21日 (水)

ロンタン新国際空港の建設中止?:続報

運輸省は昨日(8月18日)、ロンタン(ロンタイン:Long Thanh)新国際空港の建設は有効であると政府に対する報告書を発表した。

現行のタンソンニャット(Tan Son Nhat)国際空港における前・航空管理責任者のサン氏、同じく前パイロットのツアン氏は、ドンナイ省のロンタン国際空港の建設に代わってホーチミン市のタンソンニャット国際空港の拡張を首相に求めた。彼らは、ロンタン空港に対する投資金額80億ドルは、国家の経済状況から見て巨額であると説明した。

それに対して運輸省の予測によれば、タンソンニャット空港を利用する旅客数は、2013年に1,900万人であり、2018年から2020年には2,000万人から2,500万人に達する。

ロンタンの立地は、旅行者とホーチミン市への輸送の需要を満たしている。ロンタン空港の敷地は5,000㏊あり、毎年8,000万人から1億人の旅客を受け入れることができる近代的な新国際空港の建設に十分であると運輸省は指摘する。さらにロンタン空港は2020年までの年間2,500万人旅客数を収容できるし、タンソンニャット空港の負担を軽減することができる。

この主張に対して上記の2人は、タンソンニャット空港の拡張で国際旅客数の増加に対応できるので、巨額の資金支出は不必要であると述べている。

また、ベトナム紙トイチェ(若者;Tuoi Tre・・・日本の『毎日新聞』と提携)は、タンソンニャット空港の北側に予定されているゴルフ場を空港拡張に利用することが現実的であるという2人の指摘を引用した。この拡張が実現すれば、北側が国際線ターミナルとなり、南側が国内線を取り扱うことになる。

日本空港コンサルタンツ(JAC・・・http://www.jacinc.jp/)は、ロンタン空港プロジェクトのコンサル会社であり、その建設費用を78億ドルと推計している。その内の7億3,000万ドルは土地収用と1,500軒の住居移転に使用される。

前述の2人は、新空港とタンソンニャット空港の国内線の転換は「大きな誤り」と述べる。旅客や荷物の移動の不便のためである。「ロンアン国際空港に到着して国内線に乗り換えるためにタンソンニャット空港行きのバスに外国人旅行者はだれも乗りたくない」。

ただしトイチェ紙によれば、2年前に2人は提案しており、それは運輸省によって考慮されているとベトナム民間航空局長のタイン氏が指摘した。「これらの問題を運輸省は国会討論で報告した。また、2013年7月にハノイで開催されたロンアン国際空港開発セミナーでも説明された。セミナーに2人は招待されたが、出席しなかった」。

セミナーでは、ベトナム空港会社(ACV)会長のフン氏が、ロンアン新空港の建設スピードを上げなければ、2020年までにタンソンニャット空港はオーバーロードすると述べた。国際空港の建設に約10年が必要であり、建設決定は遅すぎると指摘した。

ロンタン新空港の建設資金は多様な資金源から調達される。第1フェーズの2014年から2020年の推定資金56億ドルは、その53%が政府とODA借款によって賄われ、残りは民間部門である。

注:以上、Viet Nam News, 19 August, 2013 の記事から引用した。

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2013年8月20日 (火)

ロンタン新国際空港の建設中止?

2011年6月に首相が承認したロンタン新国際空港(ホーチミン市郊外)の建設中断・中止が、最近のベトナム各紙で報道されたようである(注:このニュースは伝聞である)。

国家予算の支出を節約するという理由は、日本の新幹線の導入の延期と同じである。新国際空港の場合、国家予算の70~80%である。

私は数年前、新国際空港の需要予測に基づけば、新国際空港は必要ないという英文レポートを紹介したことがある。確か日本ベトナム経済交流センターが発行している月刊ニュース誌上であった。

その後、ロンタン新国際空港の建設が発表され、やや意外に思ったことが記憶にある。建設中断となれば、新国際空港の建設を見込んで不動産投資をした企業や人々は、大きな損失を被るであろう。

さらに大きな視点で考えれば、東南アジア諸国の「ハブ」空港にベトナムがなりうるかという問題である。バンコックやシンガポールが、すでに「ハブ」となっているが、それに代替または匹敵するようになるのであろうか? 

私見では、それよりも地方空港の国際空港化がベトナムでは望ましい。ダナン国際空港がそうであったし、フエの空港改修工事もそれが目的であると思われる。

今後のベトナム経済発展の重要な牽引力に国際観光がある。外国人観光客の誘致が重要な成長戦略であることは、ベトナムも日本と同じである。

このためには、たとえば年内にダナンとシェムリアップ(カンボジアのアンコールワット遺跡)間をベトナム航空が運航開始予定ということに意義がある。

なお、Viet Nam News, August 19, 2013 が以上の情報を報道した。次回に、その記事を紹介する。

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2013年8月19日 (月)

本当のリスクは会社設立後に始まる

ベトナムで各方面に聞き取り調査をしている。ここで気がついた問題は、ベトナム進出後のリスク管理・リスク対策が重要ということである。そういった問題解決について現実に対応できる会社や機関があるのか?

(1)従業員の身元は本当に大丈夫か?・・・偽造した履歴書や証明書で入社する従業員がいる。それが発覚した場合(労災保険の申請時など)、会社側の責任が問われる。また、犯罪者が「猫をかぶって」働く場合もある。この対応をどうするか?・・・偽造書類の鑑定人が必要である。

(2)会社の就業規則をどのように決めるか?・・・日本とベトナムで事情が異なる。特に残業手当や休日出勤について正確な法律知識と従業員に対する説明が必要である。そうでないと労働争議の原因にもなる。

(3)会社の衛生安全規則や環境保護の規則をどのように定め、どのように順守するか?・・・特に環境対応は重要である。罰金が科せられたりする。

(4)労働者および労働組合との契約書・協定書をどうするか?・・・これも労働争議の原因になることがある。また社会保険の支払いも労働組合の有無で相違することがある。違法は、当局とのトラブル原因になる。

(5)個人所得税の計算方法はどうか?・・・将来の追徴金の支払いなどのリスクが発生する。

(6)給与の計算方法をどうするか?・・・公平で透明性がないと、これも労働争議などの要因になる。

(7)日本本社に送金する場合の書式はどうするか?・・・ベトナムでは簡単に海外送金できないので、十分な書式の準備が求められる。

(8)付加価値税や輸入税などの還付手続きをどうすればよいか?・・・その場合の実務的な留意点は何か?これを間違うと、追徴金など過大な損金が発生するリスクがある。

(9)債権の回収が出来ない場合、たとえば売り掛け金が入金されない場合、裁判所に訴える。それでも相手は払わない。その場合、どうすればよいか?泣き寝入りか?・・・この場合、その道の専門家がいるのだが、そういう人々に依頼できるか? これは最近始まった「債券買取ビジネス」ではなく、「債権回収ビジネス」である。

(10)労働争議の主要な原因は、賃金水準ではなく、人間関係と考えれば良い。この意味で優秀な中間管理職が必要である。その不足・不在の場合、上記のような問題を解決できる外部委託の専門家が必要である。

(11)このような問題に実践的に対応できる専門家とは、いわゆる「頭でっかち」の優秀なベトナム人の弁護士や税理士では必ずしもない。ましてや日本人ではないであろう。・・・ではどうすればよいか?

豊富な実務経験に裏打ちされた正確な知識を所有し、弁護士・税理士・政府高官・共産党幹部との人脈をもった人間性豊かなベトナム人が望ましい。こういうベトナム人がいれば、ベトナムビジネスは円滑に進む。

(12)そのようなベトナム人は存在するのか?・・・その代替案として、そういったベトナム人との人脈をもった日本人がいれば安心だ。それが私とは言わないが、日本ベトナム経済交流センターは、以上に対応できる歴史と人材・人脈を重ねてきている。
参照 http://www.j-veec.or.jp/

以上、少しばかりの宣伝を兼ねたベトナムビジネスの注意点である。あくまでも日本人はベトナムでは外国人である。現地の人々に対する心遣いがなければ、ベトナムビジネスの成功はありえないであろう。

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2013年8月18日 (日)

ビンディン省の石油精製プロジェクト前進

関空からホーチミン市の機内で読んだ Viet Nam News, August 16, 2013 によれば、タイの石油ガスのPTTグループによるビンディン省の石油精製プロジェクトが順調に進展している。

ビンディン省と言えば、ロック省知事が昨年と今年に来阪し、日本ベトナム経済交流センターが主催して投資セミナーを開催している。ロック知事からはセンター宛てに感謝状を頂戴した。その返礼でセンターからは森理事長を始め私を含めて10月に省都クイニョンを訪問する予定である。

総工費300億ドルに達する巨額費用の約40%はタイのグループが負担し、その残りは国際的な投資で賄う予定である。

この敷地が、ニョンホイ経済特区である。PTTの石油化学・精製事業の上級執行副社長のスクリット=スラボソフォン氏は、「この地域は完璧な立地である」と述べた。その理由は、ビンディン省当局からの大きな支援があり、また2,000㏊の敷地は完成し、立派なインフラがすでに埋め込まれている。

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私は、このニョンホイ経済特区は砂地であり、製造業などには不適ではないかと指摘したことがある。また固い岩盤の土地に比較して工場の基礎工事にコストがかかる。そこで農業や観光など「鳥取砂丘」をイメージした発展を本ブログで提案した。

しかしながら、石油精製は砂地は問題とならないようである。確かに中東諸国における砂漠の原油採掘の場面などを想起すれば、砂地は問題にならないのかもしれない。

タイの石油当局は、本プロジェクトに対する国際的なコンサルティング会社3社を発表した(8月15日)。マッキンゼー社がプロジェクトの戦略的管理、フォスター=ウィーラー社が技術コンサルティング、IHS社が輸出入支援である。この期間が、現在から来年5月までである。

巨額の投資金額であるから、タイ政府も本気で本プロジェクトに取り組んでいることがわかる。2014年5月には、本プロジェクトの正式な可否が判断されるのだと思われる。また、こういったコンサルティングを経ることで、国際的な投資を呼び込める。しかし後発の投資家は、それだけ価格の高い投資をすることになる。

この段階で慎重な日本企業が参加することもありうるし、また石油関連会社のビンディン省進出が検討されてもよい。ビンディン省は、一気にベトナム注目の地域に変貌するかもしれない。すでに関西と交流があるのだから、その優位性を関西企業は活用して当然であるが、果たしてどうか。

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2013年8月17日 (土)

さあ、ベトナムだ!!

関西空港の「さくらラウンジ」。ベトナム航空のゴールドカードのおかげである。しかし今年は長期滞在になるので、頻繁に航空機に乗らない。おそらく来年は、ゴールドから格下げになるに違いない。

いずれにせよ、ビジネスクラスのラウンジで朝食。ビール。ワインも飲んで今やご機嫌である。

今回は、ホーチミン市~ダナン~ハノイと移動する。ハノイまでゴルフバックを持参する。それぞれ仕事があるのだが、やや疲れているので、余り頑張らないでおこうと思う。

自国に帰るような気分。なお、ハノイのホテルは、泥棒事件のあったホテルは避けた。深夜の泥棒侵入の不気味さが「トラウマ」になっているのである。

次回から、ベトナム報告を連載したい。

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2013年8月16日 (金)

猛暑の日々の過ごし方

この時期、日本からベトナムに行けば、ベトナムが涼しく感じられる。ベトナムの暑さの頂点は6月くらいらしい。「らしい」というのは、6月に長く滞在した経験がないからである。

十分に時間があるとすれば、日本で最も効果的な避暑方法は「行水」である。家のお風呂でよいので、低温で長時間つかる。適度に「追い炊き」や「温水」を追加し、また「冷水」を入れる。このような温度の変化を楽しみながら、防水DVDプレーヤーや本や雑誌を読む。

防水のPCがあれば、こういう状態で仕事もできる。さらにビールや冷酒、焼酎のロックなども持ち込む。酒類は健康に悪いのだが、リラックス効果は抜群である。そして何と言っても、裸だからリラックスもできる。

これらは、猛暑の中での最大の楽しみになっている。ただし「十分に時間がある」ことが前提条件である。なかなか機会がない。

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2013年8月15日 (木)

終戦記念日に考えたこと

終戦記念の戦没者慰霊式典は、いつからどのような経緯で始まったのであろうか? 第二次世界大戦で日本は、米国を始めとする連合国に敗戦した。普通に考えて敗戦は、早く忘れてしまいたい出来事である。 

その式典を毎年開催するということは、その敗戦を忘れないためである。負けたことを忘れないようにするということは、その敗戦に伴う多大の犠牲者に対して深い反省を全国民が共有するということであろう。まさに慰霊である。 

そうでなければ、臥薪嘗胆ではないが、今度は「勝つ」という意識を再確認するということである。このような意義を終戦記念日に見いだす人は皆無または少数と思われる。しかし「勝つ」までは思わないにしても、「敗戦」の意識を払拭したいという気持ちを新たにする人々が存在しても不思議でない。 

このような延長上に憲法改正や歴史認識の問題があるのかもしれない。「敗戦の日」を機会に反省するのではなく、早く「敗戦」を忘れたい。負けるより勝つ方が良いに決まっている。人間として自然の感情である。

しかし人間の評価基準として、反省しない人々が立派であるとはけっして言えないと私は思う。

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2013年8月14日 (水)

東京出張

お盆休みだと言うのに東京出張。仕事だから当然と割り切る。

東京駅や品川駅は家族連れで賑わっているが、地下鉄は普通よりも空いている。少し違った東京の雰囲気である。

それにしても仕事や情報は東京に集中しているような気がする。本社機能の東京移転が指摘されて久しいが、それが一段落したとしても、次は外国の公的機関や企業が東京に集中することになる。

大阪=関西の外国企業の誘致、さらに経済的な発展という観点から見て、東京にはない独自のビジネス情報の発信が不可欠であると思う。

ここで言う「ビジネス情報」とは、要するに「商売のネタ」・「金儲けの可能性」ということである。そういった情報集積ができるかどうか? 大阪=関西の復権・再起・改革の要点であると思う。

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2013年8月13日 (火)

お肉とワインのお店「昌平」:お勧めの店

箕面(みのお)市に住んでいて、雰囲気のよいレストランが少ない。ファミリーレストランやラーメン店、回転寿司などは激戦区だと思うが、ゆっくり大人が時間を過ごすことができる空間がほしかった。 

阪急電鉄箕面線の桜井駅から徒歩10秒。駅の左手に「昌平」という「お肉とワイン」のレストランが数ヶ月前にオープンした。以前から気になっていたのだが、ようやく訪問の念願達成である。

連絡先:072-747-7575 (水曜日:定休日)
住所:箕面市桜井2-1-21 桜井駅前すぐ。

130812_184701ステーキレストランと言えば、目の前の鉄板でジュウジュウと焼いてくれるという先入観があるが、ここは「お肉とワイン」の店。そういった「臭い」がない。メイン料理は和牛であるが、「ステーキ会席料理」といった感じで、小粋なお総菜やスープを含めた多彩な味を楽しめる。また、器にもこだわりを十分に感じることができた。

店長の昌平さんは、北新地でも修行されており、その雰囲気を箕面に持ってきて頂いた。これは快挙である。わざわざ北新地に行かなくても、落ち着いた高級感をお手頃の値段で楽しむことができる。

店内は7名から8名が座れるカウンター席になっている。予約するとよいが、ちょっと立ち寄るという感覚も悪くない。店長の昌平さんとバイトさんの楽しい会話も期待できる。

なお、少し注文を付ければ、野菜サラダの充実と最後の仕上げの珈琲。この2つはコース料理にはあってもよい。また、お肉の量についても選択肢があっても良いだろう。和牛で元気を出したいというニーズもあるはずである。

地元のおしゃれな高級店として今後も、応援したい店である。梅田から電車に乗って桜井駅まで来て頂く。それだけの価値があるかどうか。昌平の勝負どころである。

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2013年8月12日 (月)

モーリス=ザイトリン元教授

CATVのヒストリーチャンネルで以前に録画した番組を見ている。ベトナム戦争に関する番組「アメリカを変えた2日間~ベトナム戦争 元兵士と学生たちの証言~」ロバート・ケナー・フィルムズ(アメリカ、2005年)。

元ウィスコンシン大学教授のモーリス=ザイトリンが出演している。ベトナム戦争におけるナパーム弾の使用やそれを製造するダウ=ケミカル社に批判的な学生の「ベトナム反戦運動」について証言している。彼の名前は非常に懐かしい。

私の大学院時代、彼の論文に刺激・啓発されて論文を書いたことがある。「企業の所有と支配」の問題は、個々の企業の問題ではなく、企業間関係または企業間ネットワークの観点から把握するべきであると彼は主張していた。私は経営学を背景にしているが、彼は社会学。彼の主張は新鮮で説得的であった。

論文執筆時の若い頃、彼に会いたいと思っていたのだが、まさかベトナムというキーワードで、テレビの中でザイトリン教授に面会できるとは・・・・・・。今からでも会ってみたい人物である。

なお、これと同様の記事を以前にも買いたことを思い出した。この時期、戦争を振り返ると、そういうことも起こりうるかも・・・。

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2013年8月11日 (日)

堺市の「ベトナム進出セミナー」の開催(2/完):感激の出会い

弊社(合同会社TET)が受託した堺市からの事業は、市内企業の海外展開促進を支援することであり、厚生労働省の「緊急雇用創出基金」に基づいている。

この基金は、失業者を雇用することが条件になっており、弊社は初めて社会保険制度を適用した従業員を雇用する。

今回の堺市の仕事を契機にして、弊社の発展が計画できるようにしたい。まさに大学教授として「実学」の推進・実行の国内研修である。

さて昨日の堺市の「ベトナム進出セミナー」後に懇親会が開催された。そこで非常に嬉しかったことがあった。

昨年からの私のラジオ番組「上田義朗のベトナム元気!」(MBS毎日放送)をスマホで聞いて頂いており、ベトナム訪問前には再び聞いていますという方に対面した。「あ~、先生に会えるとは・・・」と感激した言葉を頂いたことに私も感激した。ひょっとして高井美紀アナウンサーのファンでは?と思ったが、やっぱり私のファンなのだ!! 参照 http://www.mbs1179.com/genki/

朝のNHKテレビ連続番組「あまちゃん」ではないが、「おらもスターになりてぇ・・・」という気持ちが少し理解できた。しかし私は、自分の好きに生きたいというのが本心で、〇〇〇になりたいという希望はない。たとえば大学の仕事なら、学部長や学長になりたいとか、×××学会の会長になりたいと思うのだろうが、そういう「夢想」を私はとっくに卒業している。だから自分で会社も設立したのだ。

お金が欲しい」という気持ちはあるが、それは自分のためでなく、みんなの為に使うからである。現状で1人を救えるなら、お金があれば、100人を救えるかもしれない。これは本心である。

自分の人生。少なくとも自分で設計したい。それが自由な国、日本の特権であることを信じたい。

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2013年8月10日 (土)

堺市の「ベトナム進出セミナー」の開催(1)

堺市と言えば、9月に市長選挙が実施される。そこでは「大阪都構想」の是非が争点となり、現職市長は反対。「日本維新の会」の候補は賛成。現職市長が勝利するようなら、「大阪都構想」は大きく後退し、前回の衆議院選挙で躍進した「日本維新の会」の党勢も衰退すると見られる。このような意味で、堺市は今後、全国的に注目されると思われる。

この堺市で「ベトナム進出セミナー」が8月9日(金)に堺商工会議所で開催された。その目次は以下の通りである。

1.主催者挨拶: 堺国際ビジネス推進協議会 会長 城岡陽志

2.講演(1): 「『ベトナムで儲かる会社』になるために:スムーズなベトナム進出に向けて」、スパイダー・イニシアティブ株式会社 取締役 東 忠男

3.講演(2): 「海外進出後の課題とその対策」、住友商事株式会社 海外工業団地部、藤林 聡

4.ベトナム経済交流ミッションのご案内

5.懇親会

私そして弊社(合同会社TET)は、上記4の「ベトナム経済交流ミッション」における「商談会」に責任をもっている。また、そのためにミッション参加企業に事前に聞き取り調査を実施し、それぞれのニーズにきめ細かく対応することになっている。

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2013年8月 9日 (金)

堺市の「堺伝統産業館」を訪問・見学

堺市からの業務を受託してから、堺市に関する情報収集に努力している。最も効率的な方法は、現地訪問に限る。先日、堺伝統産業館を訪問した。
参照 
http://www.sakaidensan.jp/

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館内では、堺の物産が展示即売されている。私は、少し決断して「包丁」を妻のために買った。写真の3本、いずれも1万円前後の値段であるが、手入れをすれば、一生使用できる品質である。なお、野菜などの渋みが黒く粘着するのだが、それは「さび」ではないと言うことであった。注:2階は「包丁」専門のコーナーになっている。

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私は、犯罪に使用される可能性はないか質問したが、そういう場合、おそらく高級品は使用しないでしょうという回答であった。確かにそうであろう。

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写真上は、トラ焼き。これは、阪神ファンのお土産にしたい。おそらく甲子園では販売されていると思う。でも、トラを焼いてはダメかもしれない。反対に巨人ファンが食べたりしたり・・・。

伝統・歴史のある堺市は、なかなか奥深く魅力的である。自宅の「書庫」にある名著『へうげもの』を再読してみよう。

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2013年8月 8日 (木)

大学ゼミの「飲み会」

現在、勤務先の流通科学大学から「国内研修」の機会を1年間頂戴している。これは、講義をしないで、研究や自己研修に専念できる時間である。

情報や知識を放出する場が講義であるとすれば、それを充電する時間も必要である。それがなければ、毎年のマンネリした講義の繰り返しになるであろう。

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ここで「迷惑」するのは、ゼミの学生である。研究指導を直接受けられなくなる。そこで近況など情報交換するために月曜日にゼミの飲み会を開催した。

「ゼミの指導がなかったので、それを好機に私は〇〇〇をしました」。「不満を言うのではなく、何でも前向きにプラス思考で考える」。これは、私の自分勝手な言い訳とみなされてもしかたがないが、本音でもある。

このような発想で私は今までやってきたし、それは同時にビジネスの基本でもあると思う。常時、前向きプラス思考。あきらめずに目的を追求する。

若い人々との交流は楽しい。還暦に近づく私から見れば、みんな、将来は無限のようである。大いに刺激・啓発を受けた。

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2013年8月 7日 (水)

「ご迷惑」で始まった日中関係

田中角栄元首相が、中国との国交回復(1972年)を推進・実行したことは歴史的な事実である。その科学的な検証は、日中関係の現在と将来を考える場合に重要である。

まず、科学的とは事実論理に基づいて考えるということである。これを否定してしまうと、その議論に普遍性はない。思い込みや願望になってしまう。思い込みや願望そして先入観は各人の自由であるが、少なくとも科学の進歩、人類の発展に貢献しない。・・・少し大げさであるが・・・

当時、田中首相は「多大なご迷惑」を掛けたと日中の過去を表現し、中国側は「ご迷惑」は中国語で極めて軽い表現ということで強く反発した。多数の中国人は、当時の周恩来首相を含めて納得しなかったが、当時の毛沢東・国家主席が、おそらく政治的な意図で了承し、国交は回復した。

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                (出所)NHK番組より撮影

日中関係は「ご迷惑」という日本の歴史認識から始まった。それに多数の中国の人々は不満であった。毛沢東の死後、その不満が継続・増幅したことは想像できる。

たとえば広島や長崎の人々に対して米国が、原爆投下で「ご迷惑」をかけたという表現を使用すれば、日本人の多くはどのような感情をもつか想像すればよい。

この8月の時期、戦争や歴史認識について再考する好機である。家族や友人・同僚と自由に話す機会があればよいのだが・・・。

参考:NHKスペシャル『周恩来の選択』。

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2013年8月 6日 (火)

「第9回関西かごしまファンデー」に行ってきた

8月4日(日)、ご縁があって、京セラドーム大阪で「第9回関西かごしまファンデー」に参加した。主催は、関西鹿児島県人会総連合会である。

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その動員力と活気に圧倒された。おそらく4万人に近い人々が集まっている。

鹿児島といえば、明治維新そして戊辰戦争が想起される。鹿児島県人の「結束力」の原動力もしくは起源であるように思われた。

これほどの集客力をもった県人会があるのかどうか? いずれにせよ、鹿児島の活力を再認識できた。

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2013年8月 5日 (月)

貧困層=低所得国とのビジネスのあり方

発展途上国もしくは低所得国においてビジネスをする場合、利益を上げるためにどうすれば良いか? または、どのような考え方を採用するべきであるか? より具体的に言えば、ベトナムで儲けるために、どのような考え方をすれば良いか?

そのことを身近に考えるために、貧困層を対象としたビジネスを類推(=アナロジー)として考える。

いわゆる貧困層は、その生活の保護や支援の対象であって、ビジネスの対象とはならない。この考え方に従えば、ベトナムなど途上国は支援の対象であって、ビジネスの対象とならない。しかし実際、ベトナムにおける日本企業のビジネスは活発である。そうであるなら、貧困層を対象としたビジネスも成立する。

このように考えると、富裕層(注:国家でいれば先進国の米国や欧州諸国)を対象としたビジネスと、貧困層(注:前述のように発展途上国)を対象としたビジネスは相違している。

この両者におけるビジネスの相違は何か? 今後の課題であるが、ここで言えることは、貧困層を相手にしたビジネスで巨額の利益を獲得することは常識的に難しいが、しかし、創意と工夫によって利益は出る。ベトナムビジネスの成功の秘訣は、この創意工夫に依存すると思われる。

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2013年8月 4日 (日)

留学生の論文添削をどうするか?

大学教授の仕事の重要な部分として、ゼミ=研究演習の学生に対する論文指導がある。論文には卒業論文・修士論文・博士論文の3種類があるが、上位になるほど内容の品質が問われる。

ここでの問題は、特に留学生の日本語の論文について、どの程度まで指導すればよいのか? 研究論文であるから、その評価基準の本質は、その内容の緻密性・独創性などであるが、留学生の場合、特に日本語の良否が評価にどの程度まで反映されるべきか?

たとえば私の英語論文が、英語著書の中に収録されたことがある。その編著者の米国人の先生からは、ほんの少しのコメントだけを頂戴した。おそらく完璧な英語ではなかったと思うのだが、私なりに英語の水準を高めるために第3者チェックを受けたことを思い出す。

同様に、日本語で論文を書く留学生は、研究内容の評価を受ける以前に、日本語の表現について事前にチェックされていることが望ましい。つまり、いわゆる日本語の「ネイティブ=チェック」を受けることが、論文提出の条件とされるべきではないかと思われる。

このようなチェックを誰がするのか?大学を退職した名誉教授・教授が、学生・大学院生のために仕事をすればよいし、そのことで大学を退職しても、最先端の研究を間接的であるが、吸収することができる。また結果として、現職教授の教育指導の負担を軽減することになる。

こういうシステムを採用するべきであるし、それが効率的な知識・人材活用の方法であると思う。

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2013年8月 3日 (土)

岩井コスモ証券(株)「メコンの恵み」募集終了

これまでに何度か紹介してきた岩井コスモ証券(株)が販売する「メコンの恵み」の新規購入が、7月19日(金)をもって中止された。

http://www.iwaicosmo.co.jp/info/detail.php?type=net&id=92

この事情を私は説明できないが、これから「メコンの時代」という時に残念なことである。なぜ説明できないかと言えば、それは、安藤美姫の子どもの父親を本人が説明できない理由と同じである???

私は、この投資信託のベトナムでの運用を担当しているロータス投資運用会社の株主であり、同時に顧問でもある。今後のロータス投資運用会社の企業経営をどうするのか?

私の秘策はあるのだが、それは今後、適時に紹介したい。いよいよ「企業経営」の出番である。それまでは「ファンド運用」が主役であった。

「メコンの恵み」について私の愛着は深い。まるで自分の子供のようである。しかし感情とビジネスは無関係である。この意味で、まさに「ビジネスは非情」である。

これまでお世話になった岩井コスモ証券(株)、さらに日本の運用会社であったプラザ=アセット(株)に感謝を申しあげたい。

既存の投資家の皆さんを最優先に対応することは当然である。日本の金融庁の現在の規制方針の観点から、それは不可侵の大原則である。

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2013年8月 2日 (金)

仕事を委譲すること

結局、会社=組織とは、自分の仕事を他人に委譲することであると思う。自分だけでは、時間も体力も不足するからである。

ある親しいビジネス人から聞いた。

「55歳を過ぎてパソコンの前に座って仕事をしていてはダメだ。パソコンの仕事は委譲すれば良い。」

もちろん大学教授や作家など「もの書き」には妥当しないが、たとえば大学教授の中でも特に理工系の研究室では、准教授・講師・助手・助教・大学院生が、教授の論文の分担執筆するのは当然なのかもしれない。

いずれにせよ、自分の仕事を委譲しなければ、大量・多重の仕事の処理ができないことは間違いない。結局、これがビジネスの本質ではないか。

どんなビジネスでも、最初は1人で始まっているはずである。1人から始まったビジネスが、その後は組織として「ねずみ算」のように拡大する。その拡大の限界は、競争市場の限界ということであろう。

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2013年8月 1日 (木)

一般財団法人・大阪湾ベイエリア開発推進機構の講演(2・完)

講演後に、次のような趣旨の2」つの質問があった。

1.外国進出企業の成功事例と失敗事例の分岐となる要因は何か?

簡単に言えば、進出国のパートナーの善悪に依存するであろう。信用できると思うパートナーに裏切られたりする。このパートナーは必ずしも外国人ではなく、日本人である場合もある。日本人が日本人に裏切られる。悲しいことだが、そういう事例もある。結局、ビジネスは人間と人間の「営み」である。ビジネス成功のためには、その持続的な信頼関係の維持がポイントであろう。

また、成功事例からの教訓も時代とともに変化する。たとえばベトナムでは現在、M&A案件の情報が活発に発信されている。外国企業のベトナム進出形態は100%外資がよいと言われてきたが、現在は合弁形態での「戦略的連携」というような事例もある。

また中国で起こったトラブルは、ベトナムでも発生するであろうし、ベトナムと同じことはカンボジア・ラオスそしてミャンマーでもありうる。こういった先発国からの教訓を学ぶことは、ビジネス成功のために貢献する。

2.対日投資のための有効な施策や可能性はないか?

ダナンではカジノが開設され、多数の中国人がダナン訪問するという講義中の指摘に対して、「大阪ベイエリアにカジノ導入は?」という趣旨の質問だと思われる。

この「大阪湾ベイエリア」講演会の出席者は、公務員の方々と民間企業の方々が半分半分であった。ここで公務員の方々は、地元企業の海外進出によって「産業の空洞化」が加速されることを懸念している。雇用・税収が失われることは自治体にとって好ましいことではない。

さて、外国企業を日本に誘致するということで言えば、今回の講演の話題になったベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマーの企業は、そう簡単に日本に来てくれそうにない。日本は先進国・高コスト国という印象・先入観があり、対日投資について心理的なハードルは高い。

これらの国々からの留学生が増加し、日本の情報が各国で普及し、いわゆる「自国と日本の懸け橋」になる人材が増加すれば、おそらく今日の中国企業のように対日投資は増加するであろう。日本に対する「憧れ」の段階では、対日投資までには至らないであろう。具体的なビジネスがあり、それを牽引・担当する人材があってこその海外進出である。

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