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2013年7月21日 (日)

「ねじれ解消」が争点か?

今日は、参議院選挙の投票日であるが、その争点は「衆参のねじれ解消」とマスコミは報道している。解消すれば、政権は安定するというのだが、果たしてそれが本当の争点であろうか?

私は、政治の安定が経済成長の大前提であると主張してきた。それは、ベトナムでもラオス・カンボジアでもミャンマーでもそうである。

ここで注目するのは、「政治の安定」と「政権の安定」は少し意味が違うということである。反対意見があり、いろいろな論争がある。しかし、いわゆる統治機構が確固としていれば、収まるところに収まる。これは、大多数の民意を反映した結論である。これは、政治が安定していることを意味している。時間はかかるかもしれないが、それは民主主義には必要な過程とみなされる。

これに対して「政権の安定」となると、いわゆる独裁政権、たとえば北朝鮮でも政権は安定しているとみなされる。しかし国際社会から見て、また国内の国民生活の状況を考えれば、北朝鮮が政治的に安定しているとは客観的に言えない。

政治の体制と権力は、相互に影響を及ぼすと思われる。体制が権力を規定するが、権力のあり方が体制の変革を促す。そして体制や権力の基盤と変革の源泉は国民である。

日本は、民主主義が機能しており、政治的に安定していると考えて良い。政権が不安定なのは、政権を担当する政治家の責任が重大であり、選挙民=国民の良識、またはその裏返しの不見識の反映である。

より正確に言えば、政治体制の安定化が最重要・最優先であり、政治権力は適度に不安定が望ましいと言えるのかもしれない。常識的に考えて、安定した政治権力は腐敗する。

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