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2013年7月15日 (月)

ベトナムで最も不愉快な出来事に遭遇

14日の早朝3時過ぎから4時頃に私のホテルの部屋に泥棒が侵入。私は、まどろんでいた時間帯である。こそこそと何か動物のような気配を感じて、部屋の照明を付けて「コラ-!!」と大喝した。

それは、ホテルの従業員であった。私の財布を狙ったのだが、部屋を脱兎のように(・・・まさに駿足であった)飛び出したので、部屋の外に出ても「ドロボー(日本語)」と叫び、「警察:公安(コンアン)」と再び大喝。他の宿泊客のことなど気にならなかった。

すると階段に財布を放り投げて逃げ出した。その後、顔見知りの従業員だから、戻ってきて、床に頭を着けて「言わないでくれ:コン=ノイ」と懇願。私は「バカヤロー(日本語)」と大声で叫ぶ。さらに部屋に戻っても電話で「ごめんなさい:シン・ロイ」と何度も言う。「お母さんが病気で:メー・オム」とも言い訳する。

私は「コン=ノイ、コン=ノイ:言わない、言わない」と返事してベットに戻った。内側からの鍵を掛けていなかった私が悪かったと反省したが、その後はしっかり施錠した。この事件、その後の処理をどうするか?

当初、私は「レ=ミゼラブル」に出てくる神父のような、または仏心の気持ちになって、本当にお母さんが病気なら、100ドルほどあげてもよいかとも考えていた。何という「美談」、または「お人好しのバカ」か・・・。 「お母さんが病気」は、ベトナム人がよく使う言い訳である。これにはwww。

こういう場合、ハノイで困ったときは鈴木さんか小松さんの出番である。翌朝に鈴木さんに相談した。

やはりホテルのオ-ナーには言った方がよいとのことであった。後の宿泊者にも同じ窃盗事件が発生するかもしれないからだ。また、犯人が凶器をもっていなくてよかったとも言われた。確かにそうである。ブスッと刺されて・・・。記事は、次のような見出しかな??

「大学教授、ハノイのホテルで刺傷・・・マスコミや週刊誌が期待する男女関係のもつれではなく(念のため)・・・単なる物盗りの犯行」。

しかし当時、恐怖感はなかった。大きな声で犯人を圧倒していた雰囲気であった。私は上記のように「言わない」と明言したが、それは「公安」に対してであると自分を納得させて、ホテルオーナーに話そうとした。しかし14日が日曜日のためにオーナーを呼んでと言っているのに、チェックアウトの時刻までに来てくれない。

犯行の日、おそらく従業員は1人であり、宿泊客も1人であったのだと思う。そういう状況だから「魔が差す」のだ。

そこでホテルの受付嬢には、昨夜の泥棒事件を話した。そして今、ダナンに移動している。しかし、ベトナムは面白い。ベトナム人の受付嬢や従業員は、「オーナーに黙っているからという理由」で犯人からお金を貰う可能性もあるのだ。

この可能性はおそらく低いが、確かにありうる。従業員に厳しいオーナーの性格から考えて犯人は即座にクビであり、従業員としての保証金も返済されない。ホテルの備品などを持ち逃げすることもあるので、オーナーに対して従業員は就職時に保証金を払うのである。今も、この制度は残っていると思う。当然、犯人である彼の人生は狂う。

しかし冷静に考えてみて、最初は気の毒と思っていた私は次第に「怒り」が増幅してきた。このホテルは、ハノイの定宿としていて、老朽化が進んでいるが1泊25ドル。ゼミ学生や家族とも宿泊したことがある。便利な立地で多数の思い出が蓄積している。かつてはホンダベトナムの社長も宿泊していた・・・1994年当時である。こういう長く深い「思い出」に犯人は泥を塗った。

今後の経緯が明らかになってから、ホテル名の開示を考えることにする。ともかく、このホテルは家族のような感覚だから・・・。(しかし、このブログの読者はホテル名を特定できると思う。)長い時間を生きていると、いろいろなことが起きるものである。この件、続報したいと思う。

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