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2013年6月30日 (日)

NHK大河ドラマ『八重の桜』:会津藩の人々に涙する・・・

福島県いわき市の大和田さん。ベトナム経済交流に関係する人々の中で、大和田さんは著名である。大和田さんのベトナムに対する貢献は絶大なものがある。

かなり以前、いわき市で開催された「ベトナム投資セミナー」で講演した時、同じ福島県の会津若松市のお話を大和田さんから伺った。薩摩(鹿児島県)とは、現在でも違和感があると言う。

6月30日(日)放映のNHK大河ドラマ『八重の桜』を見ていると、どうしても会津藩に共感してしまう。大きな時代の潮流を考えれば、徳川幕府の崩壊とその後の明治政府の成立は、日本の近代化にとって不可欠であったと思われる。新撰組や会津藩は、その意味で歴史の進歩に対する「反動派」であり、時代の大きな流れを理解できなかったと冷静には考えられないこともない。

しかしながら、会津藩の人々の心意気・気概・信念・決意に私は共感を覚える。日本人としての心情に共感できる。経済利益や自己保身を目的としない信念や心意気。これに共感しない人間を私は信用できない。この「信用できない」とは言い過ぎかもしれないが、そういう心情を理解できる人々と交際できれば、私は何よりも嬉しい。

経済利益や自己保身(=ご都合主義)を最優先する社会が、現代日本の資本主義社会であるとすれば、それは日本人としての精神的な根幹を忘れているように思われる。

上記の会津の戦いを見ていると、日本人としての誇り・精神・気概があれば、何者も恐れることはないと思われる。こういった教育が愛国心を養成することになるのだろうが、それは科学的・客観的・論理的な裏付けがなければ、偏狭な国粋主義・民族主義になる。

このように考えれば、日本人が世界から尊敬されるために何が必要か?これが愛国教育である。独善的な愛国心をもった日本人では、世界から尊敬されるはずがない。「さすがに日本人は違う」。少なくとも私は、このようにベトナムなどアジア諸国を含む世界から評価される日本人になりたいと思っている。

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2013年6月29日 (土)

「河内ワイン」をベトナム人に贈る

ベトナムの首都ハノイを漢字で書けば、河内。

他方、日本で河内(カワチ)と言えば、大阪の南部。日本映画『悪名』の「八尾の朝吉」親分は故・勝新太郎の当たり役だった。

現在も「河内音頭」は全国的に有名であるし、ベトナムのハノイで河内音頭を踊ろうという試みも何度か実施されている。私のゼミでも、かつてベトナム人学生と踊ったことがある。

この名前を冠した「河内ワイン」が発売されている。
http://www.kawachi-wine.co.jp/

この「河内ワイン」、ベトナム流に読み替えれば「ハノイ=ワイン」。ベトナム人の知人に贈呈すると、しばらくして意味を理解して大いに感激してくれた。

ハノイでワイン製造は聞いたことがないが、河内ワインとハノイ=ワイン。この両者を結びつける連携やコラボは出来ないのであろうか?

次回、ハノイを訪問する時、このワインをお土産にして、ビジネスに結びつかないかを検索してみたい。

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2013年6月28日 (金)

「敵ながらアッパレ!」の精神は日本で消滅したか?

日本の伝統的な文化とみなされる「武士道」には、これまでの小説や書籍や映画を私が見る限り、「敵ながらアッパレ」の精神が含まれていると理解している。

最近、古賀誠さん(自民党元幹事長)が、思想信条は異なる日本共産党の機関誌『赤旗』に、日本国憲法を擁護するために自らの記事の掲載を承諾された。私は古賀さんを人間として大好きになった。その勇気気概を高く評価したい。おそらく彼は「敵ながらアッパレ」と日本共産党を評価したのであろう。

日本の愛国者が、当面の領土問題で敵対する中国・韓国・ロシアを敵視することは当然である。しかし中国・韓国・ロシアにも愛国者は存在し、その立場は同じ愛国者として理解しなければならない。

自国を愛する心情は各国で共通である。この共通点である相互の愛国心の存在を前提にして、見解・意見の相違点を率直に対等に主張して「敵ながらアッパレ」と思わせたら交渉は「勝ち」である。

日本人固有の精神が「武士道」とすれば、以上のような考えがあってもよいと思うのだが、それは現在どこにあるのか?

たとえば韓国映画を見ると、北朝鮮について、このような描写や表現が感じられる。韓国と北朝鮮の思想信条は異なり、部分的に軍事衝突もある。しかし同じ民族として韓国は北朝鮮に対して一定の敬意を払っていると思われる。これが「敵ながらアッパレ」の精神に似ている。

この精神はビジネスにおける競争企業に対しても妥当する。味方のみならず、敵=競争企業からも「アッパレ」なことは評価・学習・吸収する。

「愛国心」とは何か? 少なくとも仮想の「敵国」を単純に批判・非難することではないと思う。また、自らの想定する敵が「敵ながらアッパレ」と評価できるか否かで敵を判断するべきであろう。「アッパレ」と評価できない「敵」は、そもそも敵に値しない。その対応は無視が最適である。

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2013年6月27日 (木)

日本の留学生の採用について

来日中の外国人留学生を採用する。このことの現状を考えてみたい。

まず、問題をわかりやすくするために、日本人が外国大学に留学する場合を設定する。当初、その目的はより広い視野で勉強する、または外国語を勉強するためであって、就職のことまでは考えないであろう。

考えたとしても、自己の価値(労働力としての自分の価値)を高めて、より有利に就職するということであって、その企業が外国企業か日本企業かは予め決めていないのではないか?

日本の大学における留学生も上記と同様のように思われる。「よい企業があれば、日本で就職してもよい」。また「数年間は日本企業で働いて、その後は自国に帰りたい」。このような留学生が大多数のように思われる。

留学生は、日本の企業について情報を豊富にもっている。中小企業よりも大企業が従業員に対する待遇・福利厚生がよいことは既知である。中小企業にとって、日本人学生のみならず留学生の採用も困難な現状がある。

ただし中国人留学生のように絶対的な人数が増えれば、それに伴って多様な就職希望をもった留学生が増えるように思われる。ベトナム人など中国人以外の留学生の就職も、企業側の採用も依然として容易でない中で、その支援活動は重要である。

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2013年6月26日 (水)

「大阪国際経済振興センター」の仕事:大阪IBPCについて

私は、大阪IBPCベトナム相談員をしている。
参照 
http://www.ibpcosaka.or.jp/j/

これまでに何件かの相談を受けてきた企業の中には、ベトナム取引を実際に開始した実例もある。ぜひ、大阪府に限らず気楽にご相談をお願いいたします。

それと同時に私は、大阪IBPCの母体である一般財団法人・大阪国際経済振興センターの評議員を勤めている。仕事は、年に何回かの評議員会の議論に参加することである。もちろん無報酬である。

平成24年度の決算や活動に関する評議員会が先日開催された。同センターは、国際展示場「インテックス大阪」(http://www.intex-osaka.com/)の運営管理の委託先が大阪市の方針で公募となり、それを本年度も受託することができた。

展示場の運営ビジネスにおいては、顧客の依頼を引き出すという「受け身」の営業になりがちであるが、展示場が自らイベントを企画するという積極的な営業も可能であろう。

これは広告代理店の発想が求められる。いわゆる企画営業である。たとえば関西一円の酒造メーカーの国際展示会を企画する。必ず集客が見込めるということを説得して各メーカーに出展を求める。「待ち」から「攻め」に発想を転換する。

国際展示会場の運営ビジネスとして、こういった発想や手法は当然のことと思われる。公的な財団法人の評議員として、積極的に意見を述べることで自己の責任を果たしたいと思っている。

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2013年6月25日 (火)

従業員は創業社長の「分身」になれるか?

就職活動の最終面接で社長が登場することがある。この場合、社長の判断基準は何か?

特に創業社長であるなら、就職希望の彼または彼女が自分の「分身」になりうるかどうかではないか?

創業時、自分が全部の仕事をしてきた。会社の規模が大きくなれば、また大きくしようとすれば、自分一人の力では限界がある。本当は、社長自身が全部やりたいのだが、それは身体的にも時間的にも不可能である。そこで他人を雇用することになる。

人間には様々な要素が有り、画一的ではない。創業社長がもっている様々な要素を代表するような従業員がいれば、その会社の活動は、社長を中心にして活発化・活性化するであろう。

伸びる中小企業とは、こういう特徴が従業員の採用にあるように思われる。

しかし現実、なかなか適当な従業員が集まらない。創業社長の不満は高まり、「ワンマン社長」などと批判・非難される。本当は、だれも「ワンマン社長」になりたくないのだ。会社の成長と発展のために、そうならざるをえない状況もある。

中小企業の経営者、特に創業経営者は、僭越ながら以上のことを自戒・自省されることを勧めたい。他方、就職活動中の学生には、以上を参考にして志望の動機を熱意をもって語れば良い。伸びる会社。会社と一緒に自分も成長する。これが最もやり甲斐のある人生だと思う。

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2013年6月24日 (月)

ベトナムの国防教育

手前味噌で恐縮であるが、日本ベトナム経済交流センターのHPの中にある「ベトナム大学生通信」が面白い。 http://www.j-veec.or.jp/daigakusei/1034.html

ベトナムの現役大学生が寄稿してくれているのであるが、この中で大学の「国防教育」について紹介がある。それを以下に引用する。

ベトナム教育は通常の科目の他に、国防教育という特別な科目があります。勉強や遊びしか知らない学生に軍人の生活を体験するチャンスを与える科目です。この科目は中学から習うことになっていますが、中学生と高校生は学期中に2,3日だけ習うだけで良いのですが、一方、大学生は1ヶ月です。

国防教育の授業に参加するのはまるで部隊に入るようです。まず、学生は外界との接点のない国防教育センターに入らなければなりません。その1ヶ月間は国防教育センターに宿泊することもできます。厳しく軍連(=軍事教練)される日々がそこから始まります。

ホーチミン市国家大学の国防教育センター

ホーチミン市国家大学・国防教育センター

ベトナムほど自ら戦争したくない国はないと思われるのだが、国防教育は厳しく実施されている。それは侵略を受けた歴史がそうさせるのだと思う。それでは日本はどうか? 日本に「国防教育」は必要か?

自らの意見を述べ、異なった意見も聞きながら、自らの考えを深める。こういった議論の積み重ねが国民の歴史認識を深化させる。それぞれの国民の「認識」は強制・指定されるものではなく、また多数決で決定される問題でもないと思う。国民の間で広く醸成・共有される認識であると私は思う。

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2013年6月23日 (日)

2つの「国際教育文化交流協会」:神戸ジョブフェアの開催

日本において「国際教育文化交流協会」と言えば、以下2つの団体がある。このことは、検索サイトに入力すれば直ちにわかる。

1.特定非営利活動法人:Society International Education and Cultural Exchange:SIENCEhttp://sience.or.jp/

2.一般財団法人:International Socitety of Education and Cultural Exchange Inc. Foundation:ISECEhttp://www.isece.jp/association.html

私は、上記1のSIENCEの田中代表とは10年以上のおつき合いがある。その関係もあり、6月22日(土)に神戸で開催された留学生「神戸ジョブフェア」でベトナム投資やベトナム留学生の採用に関する講師を務めた。

このセミナーは現在も進行中である。以下を参照して頂きたい。
参照 「2013_5_21.pdf」をダウンロード


私の講義前には、在大阪ベトナム総領事館のサウ首席領事からご挨拶を賜った。私の講義の要点は、優秀な人材は国籍を問わずに採用する。ある意味で当然であるが、なかなか大部分の日本企業には難しいことであると思われる。

それにしても同名の団体が2つあるというのは、少しばかり混乱する。

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2013年6月22日 (土)

ヨネヤ VS ダルマ:串カツ大阪戦争

大阪と言えば、たこ焼き、それに串カツ。それが的確かどうか私は判断できないが、いずれも私の好物であることには間違いない。

串カツは、私の大学生時代から、阪急地下街のヨネヤの常連であった。現在のオーナーのお父さんはすでに亡くなっているが、写真が趣味で、よく店内に風景写真が額入りで掲示されていた。当然、ソースの2度付けは厳禁。

これに対して最近、新世界の老舗串カツ店のダルマが多店舗展開を開始したようである。私は最近、心斎橋店を初めて訪問した。

両店は、大阪の老舗であることは共通しているが、店作りのコンセプトが少し違う。ダルマでは立ち飲みがない。ふらっと1人で飲んで食べるには立ち飲みがふさわしいと私は思う。この点ではヨネヤに軍配を上げたい。

ダルマもソースの2度付けは厳禁であるが、問題はソースの味である。微妙にダルマは何かひと味が異なっている。ヨネヤが普通の味とするなら、この味は、また味わいたい魅力がある。

ヨネヤでは、それぞれの季節に応じた食材が用意されている。今なら、鮎や鱧。また三味豚は忘れがたい美味しさ。ダルマにも、こういった季節限定品があるのかどうか? 両店の食べ比べは、大阪観光の目的にもなりうるほどに楽しい課題である。私は、勝敗の結論を未だに出し難い。

こういった競争関係が、大阪の食文化を活性化することを期待したい。

 

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2013年6月21日 (金)

「ゴルフ=ロボット」の開発を期待したい

4月からゴルフを始めて、いろいろな発見があり、多大な勉強になっている。

1.ゴルフと企業経営には共通点が多い。
2.理論と実践は異なる。
3.多様な身体能力に応じたゴルフの方法がある。
4.親睦を深める最善のスポーツの一つである。
5.微細な運動能力が必要なので精神集中が要点である。
6.奥深いスポーツで長く楽しめる。
7.上達を期待するなら基本が重要である。

さて、ここで気がついた提案であるが、日本のロボット技術を結集して、ゴルフ=ロボットを製作してみてはどうか? 距離はもちろん地面の傾斜や芝生の状態、風力や湿度・気温などのデータを計算し、最適なクラブを選択して、最適な方向・打点でスイングする。

このようなアイデアは寡聞であるが、おそらく誰かが考えて、おそらく開発を進めているのではないか? スポーツの中でゴルフは静止したボールが対象である。それだからこそロボットにとって最も相手しやすいのではないか?

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2013年6月20日 (木)

ベトナム南部ダラットのイチゴ

ベトナムで野菜の産地といえば、南部ダラットである。写真はダラット産のイチゴであるが、1キロで10ドルほどである。

Vnその中には不良品も含まれており、おそらく日本では商品価値がない。しかし「イチゴ=ムース」などの原料にはなる。

日本のイチゴがベトナムに輸出できれば、それだけでも価値がある。すでに数年前にJETROでは青森産のリンゴのベトナム販売を実験して大好評であったが、値段が高いという評価であった。

しかし「値段が高い」という評価は時代とともに変化する。「時期尚早」ということは、近い将来に「時が来る」ことを意味する。ベトナム農産物市場に向けて今が準備の時である。



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2013年6月19日 (水)

ジャパネットたかた:その販売革新性を再認識

ケーブルテレビでは、ジャパネットたかたの専属チャネルがある。一日中、商品宣伝をしているのであるが、その出演者が自社の社員であることが凄い。

また高田社長が自らトップセールスする。また売り方は、「よくご検討下さい」が決まり文句で控えめであるし、商品説明は非常に詳細である。以前は、都合の悪いことは言わないのかと「突っ込み」を入れたくなることもあったが、最近は、そういった潜在的な疑問にも答えてくれる。たとえば電気調理器「ザイグル」など、電気代がかかると想像するのだが、そのデータも教えてくれる。

家電量販店を訪問して、これほど商品説明を聞くことはありえない。まず店員が見つからない。見つかっても忙しそう。会話は簡単。

ジャパネットたかたの商品価格は、送料が含まれていないので、それを加えると量販店の価格と同じくらいである。しかし分割手数料が不要というのが良い。

ジャパネットの番組で商品の説明を聞いて、その後に量販店に足を運んで実物や値段を確認する。さらにインターネットで最低価格をチェックする。そして分割にしてジャパネットで買う。これはジャパネットたかたの一つの利用方法である。

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2013年6月18日 (火)

ベトナム航空:ダナンとシェムリアップを連結

ダナンは、私が最も好きなベトナムの都市である。1994年の初訪問以来、その着実な発展を嬉しく思ってきた。

ベトナム航空の関係者によれば、ダナンとカンボジアのシェムリアップ(=アンコールワット)の間の定期運航が近々に開始される予定である。

私は、ダナンが何度も訪問したい世界のリゾート都市(ハワイ島、バリ島、プーケット島など・・・)になり得ると考えている。単なる海岸の保養リゾート地ではなく、周辺に世界遺産であるフエ・ホイアン・ミーソンという歴史的な文化もある。

またマレーシア日産が進出をきめたように製造業も一定の発展を遂げている。そして東西経済回廊によってラオス・タイ・ミャンマーに陸路で連結される。

私見では、都市としての「深み」がなければ、リゾート地としての魅力は皮相的である。いろいろな人々がいて、いろいろな産業・店舗がある。だから何度も訪問したくなる。ダナンの発展を応援したい。

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2013年6月17日 (月)

CTグループのチュン会長

ビンディン省の投資セミナーには、CTグループのチュン会長が同行されていた。日本では知名度が低いビンディン省に強い味方が付いたという印象である。
参照 
www.ctgroupvietnam.com

CTグループは、ベトナムにおける日系中小企業をサポートするために「ワンタッチ」ソルーションパッケージを提供している。CTグループが、会社設立からベトナムでの生産・営業活動までの「フルサービス」を提供するという意味である。これは、チュン会長が日越友好協会の副会長(経済担当)という役職も兼務しているからである。

いわゆるベトナム進出の「ワンストップ」サービスであるが、それを「ワンタッチ」と言い換えるところがベトナム流である。何か変化させる。どこか工夫する。頭の良いベトナム人の独創性の発揮である。

CTグループは、ニャチャンにゴルフ場やリゾートホテルを経営しており、それも日系中小企業に提供するサービスと位置づけている。割引価格で利用できるなら、ベトナム進出でCTグループに相談するということは一考に値する。

もちろん、これは「オマケ」であって、同グループの主力事業は小売業である。日本商品のベトナム販売を考える場合、CTグループに「接触」することは価値がある。しかし、すべてをベトナム人に任せるには不安もある。また日本人だからと言っても、それだけで信用することもできない。複数のルートでの多面的な状況把握と経営判断が求められる。

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2013年6月16日 (日)

毎日放送ラジオ番組「ナイターのあともラジオと決めちゃいます?」

私が担当するラジオ番組「上田義朗のベトナム元気」は、昨年1年間は「番組」として日曜日の早朝に放送されたが、今年4月からは「ナイターのあともラジオと決めちゃいます?」という番組の中の「コーナー」として継続している。放送は約10分間。毎週水曜日の阪神タイガースの野球放送の後に放送されている。参照 http://www.mbs1179.com/ato/

私の相手役アナウンサーは、昨年は高井美紀さんであったが、今年4月からは石橋雅子さん。

石橋さんは、大学時代に「射撃部」に所属されていたということで、NHK大河ドラマ「八重の桜」の「綾瀬はるか」さんが想起される。確かに「キリッ」とされている。

この番組、放送の時間帯が異なるために、当然リスナー層も異なっていると思われる。阪神タイガーズの野球放送を聞いて、その後も続けてラジオを聞く人は? こんなことを考えながら、ベトナム情報をお伝えしています。

私のコーナーのスポンサーは、大和ハウス工業。NHKと違って民放はスポンサー企業がなければ、放送は打ち切りである。こういった緊張感の中で楽しく有意義な情報を提供したいと思っている。

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2013年6月15日 (土)

サイゴン・サイゴンで第2回「ベベの会」開催

ベトナムに関係する皆さん、ベトナムでお世話になった皆さんに呼びかけて、6月14日(金)に「ベトナム料理を食べながらベトナムを語る会」(略称:ベベの会)を開催した。第2回。場所は、以下の「サイゴン・サイゴン」である。http://tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27046916/

店内一杯の30名の方々が集合。ベトナム総領事館からは、帰任されるアイン首席領事、また新任のサウ首席領事の出席を賜った。

ここで嬉しかったことは、ラオスの「ビアラオ」が用意されていたことである。ベトナムの良さはラオスの良さがわかってこそ理解できる。ベトナムとラオスは政治的・経済的にも親密な関係である。ベトナム料理店にビアラオは、このような理屈づけができる。

ベトナムを共通の話題にして、大いに盛り上がる。すでに「異業種交流会」は多々あるが、それは「交流」それ自体を目的にしているように思われる。この「ベベの会」は「ベトナム」という基軸をもった交流である。

この会の発起人は、初代のジェトロ・ハノイの所長の朝倉俊雄さんである。ベトナムから帰任され神戸ジェトロ所長の時代に始まった。長い中断があり、昨年から再開することにした。朝倉さんのご子息もジェトロで活躍されている。こういう歴史をもった会であることを参加の皆さんに説明させていただく時間がなかった。ここに記して、ご挨拶としたい。

なお次回、私も参加したいという方、ここで案内いたします。

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2013年6月14日 (金)

ベトナム国会の信任投票

ベトナム国会で閣僚や政府首脳の信任投票が6月10日に実施された(『新聞各紙』2013年6月11日)。それについてコメントしたい。

1.高信任・信任・低信任・・・「不信任」の選択がないところがベトナムらしい。過度な対立を回避するために調和を尊重するベトナム人の気質を反映している。

2.ズン首相の評価・・・低い信任が3分の1と言っても、首相が内閣の責任者と考えれば、これは内閣支持率と同義とみなすことができるだろう。内閣支持率が60%あれば、日本であれば好成績である。

3.個人の人気投票よりも政策批判の意味が強い・・・ベトナムの高金利はインフレ対策のためであるが、それに対して民間企業からの批判は強い。それば、国家銀行(中央銀行)総裁が最も低信認であったことで示される。このような意味で、上記2で指摘したように、内閣に対する評価の一部がズン首相の低評価に影響を及ぼしたと思われる。この信認投票は、政策☑の意味があり、必ずしも個人の人気投票ではないと思われる。

4.ズン首相の支持者の意見・・・ズン首相に対する批判としては、造船会社ビナシンの不良債権を先導したというような個人的批判が強い。しかし反面、ズン首相の実務能力・判断力の高さは余人をもって代え難いという評価がある。ただしズン首相は軍隊出身であるから、短期的な戦略または戦術が得意であり、長期的な視野の戦略策定は弱いという評価もある。

5.ベトナムの民主主義・・・同じ社会主義を標榜する中国人に対してベトナム人の誇りは「経済では中国に負けているが、政治では中国よりも民主主義がある、言論の自由がある」というものである。この国会の信認投票の実施は、ベトナム流の民主主義の前進を意味している。

6.ベトナム民主主義の進展の背景・・・もちろん多党制の導入や、さらなる言論の自由の保証といった課題は残されているが、それは段階を踏んで検討されるべき課題と認識されていると思われる。その根拠は、「経済成長のための前提は政治的安定である」ということが、国民に広く認識されているからである。今の政治的混乱は、東シナ海の領海問題をかかえている「中国を利する」だけという認識もあるだろう。少なくともベトナム共産党や一般国民は、さらなる民主主義の進展が必要であることは認識している。しかしそれは漸進的であり、急激な変化を望まないということでは多数が一致しているとみなされる。このことは、今回の信任投票において「不信任」という選択肢がなかったことの趣旨と同様である。徐々に変化・改革が進む。これが「ベトナム流」である。

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2013年6月13日 (木)

ビンディン省の投資セミナー開催:意気に感じる

ベトナム中部のビンディン省のロック委員長(=知事)を代表とする投資誘致団が、昨年に続いて大阪に来られた。日本ベトナム経済交流センターを始め、堺市国際交流協会などが「受け皿」となり、大阪で投資誘致セミナーが開催された。

私は6月13日のセミナーで発言し、訪問団の帰国前日6月15日のビンディン省主催の夕食会に出席した。ビンディン省に私は昨年8月に訪問したが、そのことをロック委員長は覚えて頂いており恐縮であった。

ビンディン省の省都クイニョンの港は、「南部経済回廊」の東端の「入り口」になっており、それはラオス高原地帯を通り、カンボジア・タイ(バンコック)を経てミャンマーのダウェイに達する。ビンディン省が発展するために、この国道19号線(ベトナム国内)は戦略的に重要である。

ビンディン省からの投資誘致の魅力紹介はミクロ的であったが、以上のようなマクロ的な魅力について強調してもよいと思われた。

さて、この機会に私は、ベトナムそしてビンディン省を応援する決意を強めた。なぜなら次のような質疑応答が上記のセミナーであったからだ。

・上田:「当面の有望産業として水産業(マグロ・サバ・イカ・エビ・伊勢エビ・カニ・ツバメの巣)が指摘されています。そこで日本の水産加工会社が直接投資したとしても、もし中国との領海紛争があれば、大きなリスクとなります。この問題をどのように考えていますか?」。

・ロック委員長:「私達は東シナ海における漁業の発展を考えています。漁船を増やし、漁獲高を増やすことが自国の海域を守ることにもなります。私達は中国を恐れていません。怖くない。様々な分野で団結して自国を守る決意です。」

普通に考えて、武器をもたない民間のベトナム人漁船を中国の巡視船が「銃撃」することはありえないであろう。武力に武力で対峙するのではなく、普通に漁業を継続する。このベトナムの気概や勇気が注目・評価される。

「武力に武力で対抗する」のは、仮想敵国としての相手国を恐れているからではないか? そうであるとすれば、日本国憲法における「戦力は保持しない」という文言は、本来は、いかなる武力にも屈することがない日本人の強い気概を示している。

どのような国をも恐れない勇気と誇りをもった日本。ベトナムの投資セミナーであったが、このようなことを考えさせられるロック委員長の発言であった。武力=戦力を持たないことこそが日本人の矜持(=誇り)とみなされるのではないか。それだからこそ、世界から日本は尊敬されるのではないか?

さすがに米国に勝利したベトナムである。その心意気に感服した。ますますベトナムが好きになった。

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2013年6月12日 (水)

故・西村昌也先生の葬儀告別式

考古学者・歴史学者である西村昌也先生が、6月9日にバイク事故でハノイで亡くなられた。小松みゆきさんから、葬儀告別式の連絡を頂戴した。西村先生の奥様、範子さんが書かれたものである。

 

6月13日 場所 国防省葬儀場(Nha Tang Le Bo Quoc Phong)
                5 Tran Thanh Tong, Hanoi

 

焼香 午後12時10分から13時10分
読経 午後13時10分から13時45分

 

その後、ハノイ市郊外のキムラン社(=集落のこと)の墓地に埋葬(土葬)する予定です。キムラン社は、バッチャン村の南にあり、西村が博物館を建てたところです。

 

私は西村先生と面識はなかったように思うのだが、奥様の範子さんとは何度かお話したことがある。心から、ご冥福をお祈りしたい。それと同時に、ベトナムのバイク事故が身近な危機として感じられた。

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2013年6月 5日 (水)

ベトナムと日本の深い谷間(4)

単純に言おう。貧乏な人とお金持ちの人。それぞれ人間として人権は平等であり、人間として差別があってならない。

しかし貧乏な人は、同情や支援の対象になるだろうが、お金持ちの人と一緒にお金持ちになれるのだろうか?

お金持ち=日本。貧乏な人=ベトナム。このように考えると、ベトナムで日本が利益を上げることについて困難が想像できる。

かつて『戦争と人間』(五味川純平原作、山本薩夫監督)で、伍代家のお滝さんが俊介に言って聞かせた。「お金持ちは貧乏な人の味方にけっしてなれません・・・」。果たしてそうか?

同じ人間としての共感はあるにせよ、両者の貧富の格差は深い。人間として交際はできても、ビジネスではどうか? 

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2013年6月 4日 (火)

ベトナムと日本の深い谷間(3)

私はライオンズクラブ(http://www.lionsclubs.org/JA/)の会員であるが、その活動も各国で相違がある。それぞれの国の実情に応じた多様性があって当然である。また同じ日本でも、地域によって地区によって活動は様々である。

それぞれの組織の伝統・慣行を尊重しながらも、全体の組織の統一性を維持する。さらに環境の変化に応じた改革がなければ、一般に組織は持続できない。

ライオンズクラブは、非営利の国際ボランティア団体であるが、グローバル企業、国境を超えたビジネスを指向する企業の場合も同様に、こういった組織原則は妥当するであろう。

表題の「深い谷間」とは、上記の文脈で言えば、ベトナムの日本の間の「伝統」や「慣行」の相違のことである。これは「統一性」を維持する場合の障害になる。また「改革」を進める場合の最大の抵抗要因であろう。

この「深い谷間」を理解するという問題は、多様な組織を維持する場合の要点であると思われるが、その正解が確定できない永遠の問題とも見なされる。

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2013年6月 3日 (月)

ベトナムと日本の深い谷間(2)

外国というと、それだけで母国・日本との間に実質的・心理的に障壁または谷間がある。

4月からゴルフを始めて初めて理解できたことだが、150ヤードほどのショートホールでも、目の前に池や谷が横たわっていると緊張感が高まる。これは、おそらく筋肉や集中力に影響を及ぼす。要するに練習不足なのだが、この緊張感を自分自身で克服できなければ上達しない。

さらにティーグラウンドからグリーンまで実際にはカートで移動する。非現実的ではあるが徒歩で谷を乗り越え池を渡るとなれば、それは大変な苦労である。普通は通路があるので楽なのだが、それでもキャディバッグを背負って徒歩で道を歩くとなると、それはそれで労苦である。

ただし「池ポチャ」や左右に曲がってOBとなっても、それだけの打数を加算すれば、グリーンまで進める。ゲームまたは試合を途中放棄しない限り、「失格」ということはない。初心者はスコアは高くなるが、やる気さえあれば、最後までコースを回ることができる。

このように考えれば、海外ビジネスもゴルフと同様である。お金はかかっても、やる気さえあれば、海外ビジネスは可能であると思う。

練習場でのレッスンプロでゴルフの基礎を学ぶ。今ではグリーンまでの道路が整備されている。そこで「カート」の役割を果たすコンサルティング会社を使う。ただし企業経営は自己責任だから、ゴルフも同様で「代打」は許されない。

表題の「深い谷間」とは、以上のような意味である。この谷間の克服をどうするか?スコアを下げるためにどうするか?では、効率的な練習は何か? いつのタイミングでコースにでるのか? こんなことを考えながら、ベトナムのビジネスを検討してみたい。

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2013年6月 2日 (日)

ベトナムと日本の深い谷間(1)

日本企業が、日本と同水準の「コンプライアンス」体制をもったベトナム企業と取引(=ビジネス)したい。安全重視・保守的な日本企業が最初に考えても不思議でない。

しかし、それをベトナムで望むことは最初から無理なことが想像できるから、コンプライアンスの社内体制といった形式よりも、経営者個人の信用を考える。信頼できるベトナム人経営者との出逢いを求める。

自分または自社で探すことは時間とコストが膨大なので、一般には信頼できる日本人または日本企業に相談し、そういったベトナム企業の紹介を依頼する。ここにコンサルティング会社(コンサル会社と以下で略記)または仲介者の存在意味がある。

このコンサル会社または仲介者は、その代価として紹介手数料を受領するのだが、その責任の範囲はどこまでか? 紹介されたベトナム企業またはベトナム人が「悪者」であったら、どうするのか?

ここでの「悪者」とは、ビジネスでの「嘘」があり、不誠実な対応を取ることを想定してほしい。より具体的には、支払いが滞ったり、言い訳と責任回避を常にする企業経営者である。

日本でなら、こういう企業や人物は「悪名」が高く、存続それ自体が不可能なのだが、ベトナムでは、その見極めができない。そのためにコンサル会社や仲介者に依頼しているのに、そのコンサル会社や仲介者が騙されたり、または「悪者」とグルになったりする。

それでは、どうすればよいか? こういう問題を少し考えてみたい。

 

 

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2013年6月 1日 (土)

株式投資の考え方:原点に返る

最近、ベトナム株式の見通しについて話す機会があった。

経済成長とともに株価は上昇する。これは、世界の歴史が証明している。

この「証明している」という指摘は、「私の知る限り」という前提が付くのだが、長期的な株式投資の視点をもてば、ベトナムを始めとするラオスやカンボジアのような新興市場の株式は成長するであろうことは間違いない。

すでに本ブログで紹介したが、日本の株価暴落率の中で上位に属する「スターリン暴落」(1953年)は、今から見れば、微少な変動に過ぎない。当時から見て、現在の株価は着実に成長している。その間の「バブル崩壊」を考慮しても、成長していることは間違いない。

経済成長とともに株価は成長する。このような長期的な視点に立てば、ベトナムなど新興市場の株式投資は、成熟国家における投機市場となっている日本や米国に比較して、着実に成長が見込める安定市場であると思われる。

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