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2013年2月18日 (月)

ミャンマーの株式投資で儲ける?

ミャンマー株式市場は2015年を目標に日本の支援で開設準備が進んでいる。このことは、岩井コスモ証券の「週刊ベトナムレポート」で紹介した。
参照 http://www.iwaicosmo.co.jp/investment/report_vietnam/

ミャンマーには、すでに有限公開会社という会社形態があり、その株式の発行や売買が実施されている。その典型は、農業開発の国策民営会社MAPCO有限公開会社である。ミャンマーでは非公式市場において、同社の未上場株式が実際に売買されているのである。今から株式を取得すれば儲かると思うのは当然であるが、カントリーリスクはもちろん、そもそも株式市場が順調に開設されるかどうかというような究極のリスクが伴うことも上記のレポートで指摘した。

こういった手法やノウハウは、すでにベトナムで経験されている。おそらくベトナム株式投資を過熱化させた「ドラゴンファンド」に匹敵する投資信託が設定・発売されるであろう。

同じことがラオスやカンボジアの株式市場で発生しないと思われる理由は、その潜在的な経済成長規模が両国ともに小さいからである。そこで単純に人口=潜在的経済規模と考えれば、CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)における人口(2010年・世界銀行データ)は次の通りである。

C カンボジア:1,414万人・・・・50社
L ラオス:644万人・・・・・・・・・・23社
M ミャンマー:5,050万人・・・179社

V ベトナム:8,836万人・・・・313社(2013年現状)

ベトナム株式市場の開設は2000年。その13年後の現在のVNインデックスの総銘柄数が313社である。これをベトナムの人口に対応させる。現在の人口比率で予想銘柄数を計算すれば、上記のようになる。

CLMVの株式市場が同時に2000年に開設されたと仮定すれば、以上の社数になる。カンボジアやラオスの株式市場の銘柄数は3桁に達しない。これに対してミャンマーは179社である。ミャンマーの人口は一説では6,000万人を超えているので、そうすれば、200社を超えるであろう。

投資信託を設定する場合、カンボジアやラオスでは、市場全体の変化を代表するインデックス連動型が適当な銘柄数である。銘柄の選択余地が狭すぎる。これに対してミャンマーは、ベトナムと同様に投資運用者の銘柄選択と運用の手腕の見せ所がある考えられる。つまり、市場の平均上昇率よりも上回る、または市場の平均下落率よりも下回るような株式運用ができることを意味する。

このような観点から、カンボジアとラオスの銘柄をベトナムに含めて投資の選択対象とする投資信託メコンの恵み」は存在価値がある。これに対してミャンマーは単独での投資信託の設定が検討されてもよい。もちろん、ミャンマー+カンボジア+ラオスの投資信託があってもよい。さらにCLMVファンドも興味深い

以上、人口が経済規模に対応し、それが銘柄数=上場企業数にも対応すると極めて単純に考えている。また人口成長率も考慮していないし、株式市場の歴史や経済成長率などは無視している。

非常に大ざっぱな計算であるが、要するにミャンマー株式市場は、投資信託が設定されてよいほどにベトナムに準じて発展する可能性があるという主張である。

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