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2013年2月28日 (木)

ベトナム・ビンディン省にタイが石油精製所を建設した理由

このブログでも紹介したベトナム中部ビンディン省クイニョン市に、タイのPTTグループが石油精製所の建設を発表した化学工業日報』2013年1月16日)。この当時、あの「砂地」のニョンホイ経済特区に石油コンビナートが建設されることが、どうも信じられなかった。

その理由が、つい先日2013年2月23日(土)開催された「ミャンマー視察調査報告会」の報告準備をしていて、やっと納得できた。

ベトナムのクイニョン市から「南部経済回廊」がラオスに向かって建設されていることは、昨年8月に同市を訪問したときに聞いていた。しかし、それがタイのバンコックを通ってミャンマーのダウェイ港にまで連結されるのである。

タイが開発整備に力を入れているダウェイ港とベトナムのクイニョン港にタイが「布石」すれば、インドシナ半島の東西の両端の中央にバンコックが位置することになる。これは、物流ネットワークを考えれば、非常に賢明である。ダウェイは重工業を中心にした経済特区であるし、クイニョンは石油化学工業。中東からの原油を考えれば、この両者が反対でもよかったと思うが、いずれにせよ、工業製品を陸路で輸送できる。ミャンマー・タイ・ラオス・ベトナムの生産分業が「南部経済回廊」の1本によって完結する。

私は、ニョンホイ経済特区が砂地の軟弱地盤であると批判的に紹介したが、ともかく広大な土地代は安価であるし、さらに50m以上の基礎を打ち込めば、建設費は高くなるが、その決断さえできれば問題ない。

ビジネスは慎重だけでなく、決断ということを学んだ。しかしその決断の結果はどうか。この場合、すでに矢は放たれているのであるから、何が何でも成功するのみであろう。

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