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2013年2月28日 (木)

ベトナム・ビンディン省にタイが石油精製所を建設した理由

このブログでも紹介したベトナム中部ビンディン省クイニョン市に、タイのPTTグループが石油精製所の建設を発表した化学工業日報』2013年1月16日)。この当時、あの「砂地」のニョンホイ経済特区に石油コンビナートが建設されることが、どうも信じられなかった。

その理由が、つい先日2013年2月23日(土)開催された「ミャンマー視察調査報告会」の報告準備をしていて、やっと納得できた。

ベトナムのクイニョン市から「南部経済回廊」がラオスに向かって建設されていることは、昨年8月に同市を訪問したときに聞いていた。しかし、それがタイのバンコックを通ってミャンマーのダウェイ港にまで連結されるのである。

タイが開発整備に力を入れているダウェイ港とベトナムのクイニョン港にタイが「布石」すれば、インドシナ半島の東西の両端の中央にバンコックが位置することになる。これは、物流ネットワークを考えれば、非常に賢明である。ダウェイは重工業を中心にした経済特区であるし、クイニョンは石油化学工業。中東からの原油を考えれば、この両者が反対でもよかったと思うが、いずれにせよ、工業製品を陸路で輸送できる。ミャンマー・タイ・ラオス・ベトナムの生産分業が「南部経済回廊」の1本によって完結する。

私は、ニョンホイ経済特区が砂地の軟弱地盤であると批判的に紹介したが、ともかく広大な土地代は安価であるし、さらに50m以上の基礎を打ち込めば、建設費は高くなるが、その決断さえできれば問題ない。

ビジネスは慎重だけでなく、決断ということを学んだ。しかしその決断の結果はどうか。この場合、すでに矢は放たれているのであるから、何が何でも成功するのみであろう。

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2013年2月27日 (水)

ダナン大学で日本企業の採用試験を実施

一般社団法人・日本ベトナム経済交流センターは、会員企業のための活動が主要な仕事である。すでに紹介しているように今回のベトナム訪問は、機械技術系の優秀なベトナム人大学生の採用をお手伝いすることである。

国立ダナン大学では、写真のように卒業予定の4年生48名が集まった。ベトナム語に翻訳した力学=物理学の基本的な採用試験問題について、満点が1名、次点が6名であった。他方、白紙に近い答案の学生もいた。当然のことながら、通説になっている「優秀なベトナム人」というのは一般論であって、実際の人間はさまざまである。

P1060043

試験成績が優秀であっても、実際のビジネスでリーダーシップを発揮してくれるかどうかは、また別の問題である。それは、大学と企業の間でウロウロしている私にとって痛感の事である。これらを次回の第2次試験となる面接で確認したい。

ダナン大学は、学生サービス向上のために就職先が増えることに大歓迎である。今後も、日本企業に対する採用、ベトナムの大学に対する就職の双方について支援ができればと思う。

面接を経て仮採用が決まれば、奨学金を渡してベトナムで日本語を勉強してもらうことになる。最低でもN3(日常会話)の日本語能力が必要である。これが、ベトナム人学生にとって日本で働くための最終ハードルになる予定である。

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2013年2月26日 (火)

ベトナム人について以前から理解できないこと

写真を注意深く見て欲しい。これはハノイのノイバイ空港からハノイ市内に向かう道路を走るバイクである。その背景は、日本のODAによって、大成建設とベトナム国営企業が建設中の「第2空港ターミナル」の現場となっている。P1050878
このバイクの2人は、靴下を履いていない。裸足にサンダルである。しかし寒いのでウィンドブレーカーを着用している。 

ハノイのベトナム人は「寒い寒い」といって冬を過ごすことがあるが、そんな人に限って足は裸足である。日本から電気毛布をお土産に持って行ったことがあるが、その時も彼は裸足であった。

どうして靴下を履かないのか? 足先を暖めると身体が暖まると思うのだが、そうではないのか? 体質?、無知?、習慣?、貧困? この理由が依然として不明である。

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2013年2月25日 (月)

ダナンでミャンマーを考える

ハノイの気温が24日午後2時で21度。ホテルの部屋でエアコンは不要でした。

1998年のハノイ滞在当時、今頃の気候で昼に冷房を入れたり、明け方に暖房を入れたりしていたことを思い出しました。

ハノイからダナンに移動して、25日午後4時で28度。もうジャケットを着ると暑いです。

さて、ダナンのホテルでテレビを見ていると、米国のHBO放送が、ミャンマーのアウン=サン=スー=チー女史を主人公にしたドラマの予告をしていました。スー=チーさんを賛美する映画だと想像できますが、現在の政権を批判的に捉える暗示的な役割を果たしているようにも思います。

現在のミャンマー政権は、もはや軍事政権ではありませんが、旧軍事政権の影響が色濃く残っているとみなすことができるでしょう。

政治的安定がミャンマーの経済成長にとって最優先であることを考えれば、私見では、少しでも政府を刺激しないでほしいです。

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2013年2月24日 (日)

関西空港です

関空からベトナム出発です。ハノイ・ダナン・ホーチミン市をめぐる予定です。

京都の日本ベトナム経済交流センターの会員企業のために、各都市の工科大学の向上心のある優秀な新卒ベトナム人エンジニアの採用のお手伝いをすることが目的です。したがって自分の時間はあまりありません。

これから現地からレポートしたいと思います。

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2013年2月23日 (土)

ゾイ君の紹介

我が家のゾイ(GIOI)君を紹介する。年齢は9ヶ月。最近、宝塚市のドッグランを訪問。年上の犬に負けないほど元気に遊んだ。

P1050849

その純粋な目と、首をかしげて考える様子が魅力。犬種は、マルチーズとシーズーのミックスである。

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2013年2月22日 (金)

WTO加盟国ミャンマーの悩み

私は、ミャンマーがWTO未加盟と思っていたが、実際にはWTOの原加盟国である。

WTO加盟国においては、外国企業と自国企業の差別的な待遇は許されない。ベトナムの場合、2007年のWTO加盟によって外資系企業に対する優遇策が撤廃されたことから、それまで優遇策を受けてきた日系企業から不満が出たことは記憶に新しい。

ミャンマーがWTOの原則に従えば、外資系企業の優遇策を採用できないはずである。発展途上国に進出する外資企業は当然、優遇策を期待するのであるが、それがないとすれば、それはミャンマーの経済発展にとってWTO加盟国であることが障害になっている。

ミャンマーやWTOについて私は専門ではないが、ミャンマーにおける外資系企業の優遇策や、それとWTO加盟国としての要件について、もう少し調べてみたい。

社会主義国であるベトナムやラオスのWTO加盟に対しては厳しい条件を課し、これまでの軍事政権であったWTO加盟国ミャンマーに対しては甘い条件を許容するということであれば、WTOにおいてイデオロギー的な差別があると考えられる。

「イデオロギー的な差別」という指摘は、何を今更ということかもしれないが・・・。

ミャンマーは当面、2015年の「アセアン経済共同体」の成立に向けた産業発展と国際競争力に傾注している。そのことが、WTO加盟国としての法整備の方向性と一致しているとみなされる。

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2013年2月21日 (木)

ミャンマーの民主化と経済発展のジレンマ

2015年の「アセアン経済共同体」の成立に向けて、ミャンマーは経済改革・経済開放を懸命に進めている。これがミャンマーにとって当面の最優先課題であろう。

民主化を訴えてきた「国民民主連盟」も、こういった政策に反対できないと考えられる。国民の幸福のためには、民主化も必要であるが、経済的な繁栄も不可欠である。そして経済的な自立、換言すれば、国家の自立・独立も重要な要件である。

「アセアン経済共同体」の中で中国のみならず、アセアン諸国の製品が無関税で輸入されれば、ミャンマー経済の自主性・自立性が喪失してしまう。政治的な民主化を達成しても、経済的な自立性が喪失しては「国民民主連盟」も不本意ではないか?

現在の政府には、軍事政権時代の影響が残され、完全な民主的政府でないことは事実である。また、経済的には旧軍事政権からの「財閥」が大きな影響力をもっている。これらを徹底的に一掃して、完全な民主主義国家を確立するという方針も可能であるが、そうなれば、経済成長はどうなるのか? 経済的な自立さらに国家の独立はどうなるのか?

おそらく「国民民主連盟」の内部でも、徹底した民主化路線を求める意見と、現在の政権を容認しながら勢力を拡大する意見が分かれているのではないか? 国民の支持を得るのは、後者であると思うのだが、果たしてどうか? 

 

 

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2013年2月20日 (水)

ミャンマー・ベトナム・ラオス現地報告会の開催

NPO法人・関西社会人大学院連合アジアビジネス研究センターが主催し、2012年度大阪市委託事業である「ミャンマー・ベトナム・ラオス現地調査報告会」が、2月23日(土)午後2時から、大阪駅前第2ビル4階で開催されます。

参照 http://www.kansai-auae.jp/top_npo/

申し込みは上記からできます。

ミャンマー・ベトナム・ラオスについて、絶対的・固定的な評価はありえません。それは、日本についても同様でしょう。ある国を一般的に規定することには慎重であるべきです。

このような意味で、上記3カ国について、参加者の皆さまからの意見や質問を受けながら、いろいろな視点からの特徴を語ることは、参加者それぞれの理解を深めることになると思います。

多数の方々のお越しをお待ち申し上げております。

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2013年2月19日 (火)

MBSラジオ「上田義朗のベトナム元気!」:ミャンマー編

このラジオ番組は、昨年4月から始まって1年になろうとする。感慨深いものがある。http://www.mbs1179.com/genki/

高井美紀アナウンサーの元気なリードのおかげで、緊張しながらも楽しい時間を過ごすことができている。また、インターネット経由でベトナムの人に聴いてもらえるのも嬉しい。

2月10日と17日の放送はミャンマー訪問の様子を伝えている。ベトナムとミャンマーの相違はなにか? いきなりの本題に回答するのは難しい。

しかし番組でリスナーの皆さんに伝えたかったことは、ベトナムからラオス・カンボジア・タイ・ミャンマーが中国の南側に位置して日本とインドを連結する役割をするということである。

そのために、これらメコン川流域5カ国の間に南部経済回廊、東西経済回廊といった道路のインフラが整備されている。さらに中国の雲南省・昆明とこれらの国々が南北経済回廊で結ばれる。

日本・中国・インドというアジアの大国の交流地域になるのが、これらの国々である。この観点から見れば、ベトナムは全体の一部でしかない。この全体とは、一番大きな枠組みで言えば、2015年に成立する「アセアン経済共同体」である。

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2013年2月18日 (月)

ミャンマーの株式投資で儲ける?

ミャンマー株式市場は2015年を目標に日本の支援で開設準備が進んでいる。このことは、岩井コスモ証券の「週刊ベトナムレポート」で紹介した。
参照 http://www.iwaicosmo.co.jp/investment/report_vietnam/

ミャンマーには、すでに有限公開会社という会社形態があり、その株式の発行や売買が実施されている。その典型は、農業開発の国策民営会社MAPCO有限公開会社である。ミャンマーでは非公式市場において、同社の未上場株式が実際に売買されているのである。今から株式を取得すれば儲かると思うのは当然であるが、カントリーリスクはもちろん、そもそも株式市場が順調に開設されるかどうかというような究極のリスクが伴うことも上記のレポートで指摘した。

こういった手法やノウハウは、すでにベトナムで経験されている。おそらくベトナム株式投資を過熱化させた「ドラゴンファンド」に匹敵する投資信託が設定・発売されるであろう。

同じことがラオスやカンボジアの株式市場で発生しないと思われる理由は、その潜在的な経済成長規模が両国ともに小さいからである。そこで単純に人口=潜在的経済規模と考えれば、CLMV(カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)における人口(2010年・世界銀行データ)は次の通りである。

C カンボジア:1,414万人・・・・50社
L ラオス:644万人・・・・・・・・・・23社
M ミャンマー:5,050万人・・・179社

V ベトナム:8,836万人・・・・313社(2013年現状)

ベトナム株式市場の開設は2000年。その13年後の現在のVNインデックスの総銘柄数が313社である。これをベトナムの人口に対応させる。現在の人口比率で予想銘柄数を計算すれば、上記のようになる。

CLMVの株式市場が同時に2000年に開設されたと仮定すれば、以上の社数になる。カンボジアやラオスの株式市場の銘柄数は3桁に達しない。これに対してミャンマーは179社である。ミャンマーの人口は一説では6,000万人を超えているので、そうすれば、200社を超えるであろう。

投資信託を設定する場合、カンボジアやラオスでは、市場全体の変化を代表するインデックス連動型が適当な銘柄数である。銘柄の選択余地が狭すぎる。これに対してミャンマーは、ベトナムと同様に投資運用者の銘柄選択と運用の手腕の見せ所がある考えられる。つまり、市場の平均上昇率よりも上回る、または市場の平均下落率よりも下回るような株式運用ができることを意味する。

このような観点から、カンボジアとラオスの銘柄をベトナムに含めて投資の選択対象とする投資信託メコンの恵み」は存在価値がある。これに対してミャンマーは単独での投資信託の設定が検討されてもよい。もちろん、ミャンマー+カンボジア+ラオスの投資信託があってもよい。さらにCLMVファンドも興味深い

以上、人口が経済規模に対応し、それが銘柄数=上場企業数にも対応すると極めて単純に考えている。また人口成長率も考慮していないし、株式市場の歴史や経済成長率などは無視している。

非常に大ざっぱな計算であるが、要するにミャンマー株式市場は、投資信託が設定されてよいほどにベトナムに準じて発展する可能性があるという主張である。

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2013年2月17日 (日)

ヤンゴン点描(12・完):大型ショッピングセンター

ヤンゴン市内には、前日に紹介したショッピングセンターより以上の大型店がある。P1050535

この店舗、映画館も併設されているが、ベトナムのロッテマート、もちろん日本のイオンモールに比較すれば、顧客の動線や店舗配置が複雑であり、改善の余地は十分にある。改善の余地というよりも、改善するべきである。P1050527この店舗も撮影禁止なのだが、思わずシャッターを切ってしまった。このようなショッピングセンター内の撮影禁止の理由は、すでに指摘したように店舗の模倣を防ぐためが理由である。P1050522かつて日本のダイエー店舗を韓国のEマート関係者が盗み撮りし、その写真に基づいて日本のホテルで店舗設計図を描いた。その不明な部分は翌日にさらに店舗訪問したという話は有名であるが、もう20年以上前のことである。店舗撮影の禁止は「知的財産権」を保護するためであると思われるが、日本のショッピングセンターから見て、このミャンマーの店舗から学ぶことはないように思われる。ということは、保護すべきものはない・・・ということは、写真撮影の禁止の理由は、見られて恥ずかしいからか・・・。P1050529写真上は、緑のロンジー(巻きスカート)と白のワイシャツという制服の高校生である。現金を引き出そうとしているのか、または好奇心で見ているだけか不明だが、その様子は学生らしい微笑ましさであった。

ミャンマーにもATMはあるのだ!!!ガイドさんによれば、国際的なクレジットカードなどがあれば、ミャンマー通貨チャットのキャッシングができるそうである。

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2013年2月16日 (土)

ヤンゴン点描(11):ショッピングセンター

ヤンゴン市内のオシャレなショッピングセンターを訪問した。日本食品も購入できる。また駐車場が十分に準備されている。P1050486

このショッピングセンター、日本のスーパーをモデルにしていないだけに何か個性がある。また、おそらく日本人を含む外国人が主要な顧客と思われるが、おそらくミャンマー人富裕層の顧客も多いであろう。P1050493

日本や「日本を模倣した」韓国のスーパーに似ている。この経営者は中国系のミャンマー人と言われている。P1050509本当は写真撮影は禁止なのだが、ごめんなさい。禁止の理由は、価格設置や店舗レイアウト・品揃えが機密事項だからと想像されるが、日本人の私から見れば、改善すべき点はあるが、学ぶべき点は多くない。

たとえば、このスーパーの建物であるが、1階が貸店舗となっており、レストランなどが入居している。スーパーは2階である。通常、スーパーが1階で、貸店舗が2階ではないか。写真のような立派なエスカレーターが必要かどうか? そもそもショッピングカートを1階まで持ってくる必要がないのではないか? 顧客を回遊させる仕組みがもっと工夫されてもよいのではないか? これらについて検討の余地はある。

ぜひミャンマー・ヤンゴン訪問時には、このスーパーの見学・買い物を勧めたい。

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2013年2月15日 (金)

ヤンゴン点描(10):ミンガラドンゴルフ場

以下、ミンガラドンゴルフ場の風景。1年間の個人メンバーフィーは2,200,000チャット。キャディは3,500チャットである。P1050767この日は土曜日であったが、プレーしているのは韓国人ということであった。

P1050772

ベトナムでは日本とほぼ同じプレー価格であるが、ここミャンマーでゴルフをしないのは、もったいないと思われる環境である。

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2013年2月14日 (木)

ヤンゴン点描(9):巨大仏像と社会安定システム

仏教国ミャンマーを訪問して、やはりお寺の見学を欠くことができない。

P1050433まるで耐震建築のための補強材ような目障りな鉄骨が気になるが、その巨大さは、奈良の大仏も凌ぐのではないか。その目は図のように長いまつ毛が魅力である。

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大学生が地方に旅行する時、お寺に少し寄進すれば、お寺に無料で宿泊させてもらえるそうである。また、野良犬・捨て犬の保護もお寺が担当している。この信心深いところが、ミャンマー人の気質の基礎となっているようである。また社会安定の基礎的制度と考えて良いであろう。

付記:ベトナムでは同様の役割をベトナム共産党の組織が果たしていると思われる。貧困層や身体障害者などの支援を担当する。それだからこそベトナム社会は安定している。共産党内部の汚職・腐敗や特権的地位が批判されることがあるが、本当に党全体がそうであれば、おそらく国民は容認しないであろう。

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2013年2月13日 (水)

スターバックスのベトナム出店

2月2日(土)、ヤンゴンから関空までの間、ホーチミン市に立ち寄った。わずか4時間ほどの滞在であった。

車窓の中からスターバックスの店舗が見えた。開店したばかりと言うことであった。いよいよ小売業に米国資本が本格的に進出である。

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コーヒー店のチェーンストアと言えば、ベトナム資本のチュン=グエン=コーヒー、その後のハイランド=コーヒーである。前者は大衆向き、後者は富裕層向きで成功している。

これらの国内資本と外国資本の競争が始まる。チェーンストアでは立地が重要であるから、その点では国内資本が優位性をもっている。また、ベトナム人の「愛国心」は地元資本を支持するかもしれない。そして何よりも、その味である。ベトナム人の反応はどうか。店舗見学が楽しみである。

:ベトナム総領事館のテト(旧正月)のパーティーで、チュン=グエン=コーヒーのヴゥ社長が、スターバックスのコーヒーについて、次のように述べたという話が聞こえた。「これはコーヒーと呼んでいるが、コーヒーに似たものなんだよね・・・」。

ベトナムの濃いコーヒーを飲み慣れていると、アメリカのコーヒーなんて、へェ?となるだろう。なお、ついでに言うと、ラオスで「濃いコーヒー」は禁句なので注意して下さい。

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2013年2月12日 (火)

テトのお祝い:「知ってるビジネス」(2)

2月10日(日)、テトの本番には兵庫県神戸市の長田区にある「日本ベトナム友好協会・兵庫県連合会」の新年会に出席した。

私の卒業大学が神戸大学であるし、職場の流通科学大学が兵庫県・神戸市西区であるから、これまでに兵庫県連合会の皆さんに何度かお世話になっている。かつての会長の則武先生は、大学生当時に講義を受けたことがあるし、現在の会長の藤田先生は、学部・研究科は経済学と経営学という違いはあるものの、同期生である。

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今回の新年会には、私のゼミ生でラオス清掃ボランティア活動を始めた大須賀くんも会員になったということで出席していた。10年ぶりかの再会である。彼が始めたボランティア活動は、2003年に神戸新聞や毎日新聞でも報道された。

ここでも多数の方々と知り合いになった。「知ってるビジネス」の出発点に立ったというわけである。それをビジネスとして、どのように具現化するか?

それぞれの「知ってる人々」の利益になることを考える。どうすれば、喜んでもらえるか? 相互の利益につながるか? ビジネスとしての勝算はあるか? そして何よりも、一緒に仕事をして楽しいか?

こういった問いかけのない「知ってるビジネス」は、「知ってる」だけで終わる。要するに「ビジネスの構想力」の有無が「知ってるビジネス」の成功と失敗を分ける。

ビジネスの構想力提案力が「知ってるビジネス」の要点である。「知ってる」ことは楽しいが、多くの場合、それだけである。

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2013年2月11日 (月)

テトのお祝い:「知ってるビジネス」(1)

2月8日(金)、大阪府堺市の在大阪ベトナム総領事館では新年パーティーが開催された。ティーン総領事は、ご自身が1階の入り口まで迎えに出るという熱心さであった。堺市長や市議会議長も本人が出席。何人かの方々とご挨拶をした。

20130208_184508

こういうパーティーや懇親会・異業種交流会に出席して、知り合いを増やすことは良いことである。ベトナムでも日本でも「知ってるビジネス」が、仕事の手始めの時期には有効である。いろいろな人々と知り合うことによって、ビジネスの最初の手がかりをつかむ。しかし「知ってるビジネス」の効果は、そこで終了である。その後は具体的なビジネスに入る。

「知ってるビジネス」をビジネスと勘違いしている人は、役割が基本的に終えているのに、勘違いしてビジネスの継続を期待する人がいる。つまり、はっきり言えば、お金を欲しがる。

この「知ってるビジネス」は、具体的に言えば、「私は総領事を知っている」「私は首相を知っている」・・・という類いの話である。換言すれば「紹介ビジネス」とも言えるであろう。若い時代の私なら、それだけで「すごい人だ」と感心したのだが、今は「だから、どうしたの?」という気持ちになる。「知ってる」だけで利益が出るなら、ビジネスに苦労はない。

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2013年2月10日 (日)

謹賀新年

謹賀新年

Chucmungnammoi2013
Chuc Mung Nam Moi:祝・新年

ベトナムはもちろん中国・韓国も民族大移動。今年はヘビ年ですが、上のイラストは、まるで「ツチノコ」・・・。今年は気分を前向きにしながら行動を追いつかせるようにしたいです。

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2013年2月 9日 (土)

ヤンゴン点描(8):ミンガラドン工業団地

14年前に訪問したミンガラドン工業団地をどうしても見たかったので、予約なしで行ってみることにした。

P1050708

門衛所の指示で、敷地内の写真を撮らないという約束で団地内を自動車で見学した。これは約束であって、自動車に守衛が同乗するわけではない。しかし、やはり約束を守るのが、信頼してくれたミャンマー人に対する礼儀である。

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かつて見学した「味の素」の工場は現在もあったが、人の気配は感じられなかった。この「味の素」の撤退が、同工業団地を開発した三井物産の撤退をも誘発したと思われる。

なお、ミャンマー人は、化学調味料について良い印象は持っていないように思われるが、それは政府のプロパガンダの影響なのかもしれない。

ミンガラドン工業団地には、まだまだ敷地に余裕はある。空港にも近く、ゴルフ場も隣接している。市内からの道路アクセスも悪くない。日本企業が進出する場合、日本のODAによって開発される「ティラワ経済特区」と比較されて当然と思われた。

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2013年2月 8日 (金)

ヤンゴン点描(7):風景

フジレストランで昼食後に、すぐ隣の米国大使館からスーチー宅まで徒歩を勧めたい。以下の風景に出逢うことができる。

P1050587なお、広大な敷地の米国大使館の写真撮影は厳禁である。門衛所で撮影写真は削除されてパスポートがコピーされる。P1050586_2建物が外から見ることができるように開放的なフェンスになっている。これでは、おそらく侵入者が身を隠すことができない。この開放感が、ついつい写真を撮る気持ちにさせてしまう。写真下の左側に見えるフェンスの奥が米国大使館である。

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2013年2月 7日 (木)

ヤンゴン点描(6):ホッ!とする花

ベトナム・ラオス・カンボジアで見慣れた花がミャンマーにも咲いている。

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ホッ!とする風景である。現在のミャンマー、本当は乾期だそうだが、異常気象で雨が降ったりしていたが、この日は好天であった。

P1050597

ヤンゴン市内には樹木が多い。この緑が、街全体に落ち着き・風格を与えている。

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2013年2月 6日 (水)

ミャンマーはWTO加盟国・・・加盟はラオスが最後

アジア経済研究所の研究員である山田さんはラオス政治の専門家。ラオスや日本で何度かお目にかかったことがある。

山田さんから、すでにミャンマーはWTO加盟国というご指摘を頂戴した。まさに、その通りである。

昨年にラオスがWTO加盟を果たして、アセアン諸国すべてがWTO加盟国となった。ベトナムやラオスがWTO加盟に至るまで苦労していることを知っている者として、経済的に劣ったミャンマーの次の課題は、WTO加盟とばかり思っていた。

これは私の先入観に基づく誤りであった。しかしながら、現状のミャンマーがWTO加盟国に適合した法整備が進んでいるとは思われないのだが、これも私の先入観もしくは偏見であろうか。

今回のミャンマーでは日本大使館を訪問したが、ミャンマー政府は2015年の「アセアン経済共同体」の成立に向けた対応に最大に注力しているという説明があった。その努力が、結局はWTO加盟国としての法整備にもなっていると考えるべきなのであろう。

なお今回、児童労働(15歳未満)ではないかと思われるような工場の風景を見た。カンボジアではILO(国際労働機関)が規制を徹底し、通常の労働現場で児童労働は根絶されたと聞いている。ミャンマーでは、こういった問題も残されているのではないか。

ミャンマーについて私は素人同然であるが、今後も徐々にでも勉強していこうと思う。

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2013年2月 5日 (火)

ヤンゴン点描(5):アウンサン=スー=チー宅

ヤンゴン市内でスー=チー宅は観光名所になっている。ガイドさんによれば、この前で集合写真を撮るのが恒例になっている。

日本料理店フジレストラン、それに隣接する米国大使館を左側に見て、道路の反対側には韓国大使館。ガソリンスタンドを超えるとスー=チー宅である。これで徒歩10分間ほどである。

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写真の人物は、同行の宇野さん。敷地内の中の様子を見ようとしているのだが、マジックミラーになっていて、外からは鏡になっている。ただしカメラレンズを近づけると写真撮影できる。

なお、この門構えからわかるように、スー=チー宅というよりも、NLD(国民民主連盟)の党本部となっている。

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2013年2月 4日 (月)

ヤンゴン点描(4):ミャンマー料理

ミャンマー料理を何度か食べたが、要するに「カレー」である。インド料理ほど辛くないので日本人にとっては悪くない。

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この定食は、鶏肉と豚肉を選択できてで8,000チャット(約800円)である。果物のデザートも付く。スープは鶏肉と豚肉に合わせて2種類ある。

このレストランは、「さくらタワー」最上階の高級店である。おそらく屋台の地元店での価格は格安なのであろうが、ちょっと試してみる時間の余裕がない。

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2013年2月 3日 (日)

ヤンゴン点描(3):マルハン銀行

ヤンゴンの日本大使館を左に見て進むと、マルハン銀行が同じ左側に見える。

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業務は未だ始まっていないはずであるが、立派な建物が用意されている。

カンボジア・プノンペンのマルハン銀行に私は何度か訪問したが、全部で30行ほどあるカンボジアの銀行の中で、同行の預金量の順位は真ん中くらいである。なかなか健闘しているのである。

私の知る限り、現地の富裕層向けの「プライベートバンク」として質の高いサービスを提供するという経営方針であった。おそらくミャンマーでも同様の経営方針ではないかと想像される。次回、ぜひお話を伺いたいと思っている。

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2013年2月 2日 (土)

ヤンゴン点描(2):「叱る」と「怒る」は違う

今回のミャンマーの訪問で面談した方々は10名を超える。その中で表題のような指摘が、ミャンマー人の人材育成に関する話題の中で耳に残っている。日本で話題の「体罰」に関係するからである。

P1050325_2 写真はヤンゴン市のトレーダーズホテル。こんな偉容でも4星ホテルであるが、おそらくプールがないからか?・・・1998年と2001年に私は同ホテルに宿泊したが、今回は異常な高値で宿泊断念。ヤンゴン市内のホテル不足は深刻である。

「叱る」は、相手に対する教育的な指導の意味であるが、「怒る」は、指導者の感情の表出にすぎない。

ただし教えを受ける側から言えば、「叱られた」と「怒られた」は区別なく利用されている場合も多い。その理由は、指導者側が両者の区別を明示しないからだと思う。

私の経験では、「静かにしなさい」と大声で「怒り」ながら、その後に「なぁ~んちゃって」と、もはや死語になった言葉を発したりする。学生は「キョトン」とした顔をするが、少なくとも先生は「怒っている」のではないことを理解する。

このような工夫をすれば、教えられる側でも「叱る」と「怒る」の区別ができる。

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2013年2月 1日 (金)

ヤンゴン点描(1):どこかで見た風景

ヤンゴンの以下の風景は、5年以上も前に訪問したインド南部の大都市ムンバイを想起させる。

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この建物は、ヤンゴン市役所である。ミャンマーがインドと同じ英国植民地であったことが実感できる。

現在でも、400本近いミャンマーの法律が英国法に基づいているそうである。その改定をミャンマー政府は急いでいる。

フランスの植民地であったベトナム・ラオス・カンボジアとは違ったミャンマーの雰囲気は、こういう建物から感じ取ることができる。


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