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2013年1月11日 (金)

「ミャンマー講座」始まる:鈴木満氏

2012年度大阪市委託事業である「ミャンマー講座」が、関西社会人大学院連合の主催で始まった。http://www.kansai-auae.jp/top_npo/

第1回は、鈴木満氏(大紘貿易株式会社・代表取締役)のご講義であった。ご自身の30年間のビルマそしてミャンマーとの関わりを中心にした具体的・体験的なご講義であった。

政権の変遷が、社会主義のネーウィン時代から始まり、タンシェ、モンエ、キンニョンと続き、キンニョン失脚後にシュエモンが加わり、3者体制が確立。これら3者は、ある種の財閥グループを形成しており、現在のテインセイン大統領の背後に3者の勢力は温存されていると指摘された。

また、ミャンマーの外国為替の実際のシステムについても十分に理解できた。為替には政府が定めた正規レート(6~20チャット)と実勢レート(コマーシャルレート)があり、実勢レートには、公式市場(政府認可の為替業者の市場)と非公式市場(「ホンジー」と呼ばれる非公認為替取引)に区分される。

通常は、空港や銀行などの政府公認の公式市場で通貨交換すればよい。節税対策のために「ホンジー」が温存されている。また、かつての米ドル「兌換券」は取引で見かけない。現在は「行方不明」の状態である。

そのほか、ミャンマーに対する情報が豊富に満載された講義であった。講義の出席者は40名ほど。その後の懇親会には10数名が参加したが、この懇親会の情報も貴重であった。

私見では、今回の講師の鈴木さんは、ミャンマーの「辞書」「辞典」のような人であった。受講生が質問すれば、ミャンマー30年間のご経験に基づいて何でも答えて頂ける。しかし「教科書」を期待した受講生には不満であったかもしれない。

こういった「教科書」のような役割こそが、私の使命であると自覚した。私は、本講座の最終回(1月25日・金)の担当である。今から講義準備を進めたい。

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