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2012年12月13日 (木)

TPP加盟交渉参加の是非について

衆議院総選挙の争点の一つに日本のTPP加盟交渉の参加の是非がある。

TPP加盟交渉については、岩井コスモ証券の「週刊ベトナムレポート」でベトナムの事情を紹介した。

参照 http://www.iwaicosmo.co.jp/investment/report_vietnam/

今日の新聞を読んでいると、日本の経済産業省では、交渉に参加しないという選択はありえないという見解のようである。確かに、上記のベトナムの事情から推察すると、TPP交渉の原則は各国が対等の立場で交渉するのであるから、日本がアジアの大国として参加しないという選択はないと思われる。

しかし、日本の場合、非同盟中立・全方位外交のベトナムと違って、日米同盟が存在している。その状況下でTPP交渉に参加すれば、米国の要求を拒否できないという懸念がある。

それだからこそ、経済産業省が官僚の観点から考えるように交渉参加それ自体は悪いことではないが、政治判断に基づいて参加それ自体に反対していると考えられる。

TPP加盟交渉の是非は、農業や医療保険などの個別分野の問題として議論されることが多いが、その本質的な問題は日米安保条約の存在に帰結する。

総選挙においては、こういう観点からの問題も検討課題であることを指摘しておきたい。

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