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2012年11月13日 (火)

ベトナムの人権問題:女子大生の逮捕

『朝日新聞』(2012年11月13日)は、「ベトナム女性大生釈放を」・「政府批判のビラまき逮捕」・「フェイスブックに応援の声続々」といった見出しで、ベトナムの人権問題を報道している。

ミャンマーの軍事政権が「民主化」を推進したように、「アラブの春」が訪れたように、ベトナム社会主義政権が「民主化」を進めるのか? 

こういった問題設定が可能であるが、私見では、それは皮相的・観念的な見解である。すでにベトナムは民主化を進めているし、その行程も検討していると思われる。未来永劫に「一党独裁」は考えられないし、多様な意見を反映する多党制も将来に容認せざるをえないであろう。

ただし今は、時期尚早であると私は見ている。経済成長することが大多数の人々の最優先の関心事だから、その世論を政府は反映させている。そのためには政治的安定が必要である。

この観点から、ベトナム政治の民主化、より具体的な当面の課題としての「言論の自由」や「集会結社の自由」は、政治的安定を考慮しながら徐々に進めることが望ましいと思われる。

「自由」と「安定」を両立させるためには、政府の「規制」が必要となる。野放図な自由な市場経済が、弱肉強食の世界であり、貧富の格差と社会不安を招くように、政治においても性急な自由化は混乱と不安をもたらす。

今回の報道にある女子大生の性格や思想を知らないが、少なくとも私の知る大学生の多数は愛国者であるし、それだからこそ政府を批判することもあるが、その行動には節度や良識があると思われる。

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