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2012年10月 8日 (月)

名古屋に出張:中部大学校友会での座談会

名古屋の中部大学は、国際関係学部を含む7学部があり、国際的な人材の輩出には熱心な大学である。

この大学を支援する企業や卒業生の組織の会報にベトナム・ラオス・カンボジア・ミャンマーの情報を提供するという趣旨で10月8日に座談会が設定された。

名古屋からベトナムに進出されている丸菱工業株式会社川村嘉希・代表取締役のお話が興味深かった。
参照 http://www.marubishi-industry.co.jp/ja/company/about.html

「ベトナム人は勤勉だ」とか「ベトナム人は器用」いうのだが、その「勤勉」や「器用」とは日本人の感覚と異なっているという指摘があった。

たとえば操業開始の当初、作業工程表があるのに、それを守らないで勝手に仕事を従業員が進めたりする。その理由は、その方が仕事がやりやすいから。仕事熱心なのであるが、行程表には日本で蓄積されたノウハウが詰まっている。それを勝手に自分中心に変更されると製品に不都合がでる。

もちろん現在は改善されているのだが、こういった日本の常識が通用しない出来事がこれまでに多々あったということである。

また退社率=離職率を下げるために、換言すれば、従業員の長期雇用のために、一定以上の勤続年数に達した人たちを優遇する政策も採用しているそうである。たとえば5年以上勤務すれば、プレゼントがもらえるといったことである。

日本の会社でも、勤続20年で海外旅行券をもらえるというような社内の福利厚生の制度があるが、ベトナムでもそういったインセンティブは有効に機能するそうである。ただし、日本のこの種の福利厚生費は削減されているのが現状であると思う。それがベトナムでは有効である点に注目したい。

経営者は従業員のために精一杯のことをしているという姿勢を見せれば、その熱意や気持ちはベトナム人に伝わると思われる。それは世界共通だと思うし、特にベトナム進出の日本企業について言えば、日本とベトナムの間に基本的な友好信頼関係が醸成されているからである。

人間関係・信頼関係を重視することは、ビジネス成功の要点であると川村社長から改めてご教示いただいた。貴重な名古屋出張であった。機会を頂戴した中部大学の皆様に感謝を申しあげたい。

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