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2012年10月14日 (日)

集団&&&第2回公演「歩く、空想タイムライン」を見た

かつて「労演」で劇団民芸や文学座などの演劇を見てきた。故・滝沢修の「セールスマンの死」は今でも目に浮かぶようである。

最近は、中空よおい氏の脚本の舞台作品を見る機会がある。それ以外、なかなか観賞の時間がない。

中空氏は、本年2012年の第4回泉鏡花記念金沢戯曲大賞を受賞しており、若手脚本家として注目されているらしい。この大賞記念の公演が、金沢市で11月17日と18日に開催される。http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11020/bungaku/gikyoku/gikyoku.html

その中空氏の最新作である「歩く、空想タイムライン」を大阪・日本橋のインディペンデントシアターで見た。

内容の評価基準が、いわゆる「新劇」とは異なっていると想像されるので、簡単な評価はできないように思われた。ちょうど同じ経済学でも、精緻な数式を多用する経済モデル分析を理解できない経済学者がいることと同様であろう。

しかしながら、この作品を通して、現実から遊離した独自の世界、独創的な世界の存在が舞台上に出現したように感じることができた。

ノーベル賞を受賞した山中教授ではないが、研究者の世界でも研究の独創性・独自性は重要な評価基準である。それと同様に演劇や芸術でも、その独創性・独自性が不可欠であろう。この意味で、中空氏の作品には、その不可欠な要素が含まれていることは素人の私でも理解できた。

こういった独創性・独自性は、経営学で言えば差別化された新製品の提供にも不可欠であるが、企業経営においては、それを顧客が広く認知・共感することがより重要である。そうでなければ簡単に言って「売れない」のである。

ビートたけし氏は映画『アキレスと亀』で売れない画家を描いていたが、芸術家の世界では「売れない」ことが普通になっているようにも思われる。しかし、そういった人々がいるからこぞ、その国の芸術や文化が維持・発展していると考えられる。これは科学の世界でも同様である。だれもがノーベル賞を取れるわけではない。受賞者の山中教授が言われたように「皆さんのおかげ」なのである。

中空氏の今後の作品が、どのような発展をするのか? 注目したい。

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コメント

ビートたけし、で私もブログを書きました。仰るとおりだと思います。また、来ます。

投稿: 芸能坩堝 | 2012年10月16日 (火) 16時46分

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